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「ギリシャに消えた嘘」

「The Two Faces of January」2014 UK/フランス/USA
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1962年、ギリシャ。米国人青年ライダルはアテネでツアーガイドをしている。ある日、パルテノン神殿で優雅なアメリカ人紳士チェスターと彼の妻コレットと出会う。ライダルはゴージャスなアメリカ人夫婦に魅了され近づいて行く…

チェスターに「アラトリステ/2006」「ザ・ロード/2009」「危険なメソッド/2011」「偽りの人生/2012」「オン・ザ・ロード/2012」のヴィゴ・モーテンセン。
コレットに「マリー・アントワネット/2006」「メランコリア/2011」「オン・ザ・ロード」のキルステン・ダンスト。
ライダルに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」のオスカー・アイザック。
ローレンにデイジー・ビーヴァン。
監督、脚本は「ドライヴ/2011」「スノーホワイト/2012」「47RONIN/2013」の脚本家ホセイン・アミニ。
原作はパトリシア・ハイスミスの“殺意の迷宮”。

詐欺師であるチェスターは大勢の投資家から大金をせしめていた。ある時、愛するコレットと旅行中のアテネのホテルにいきなりやって来た男を図らずも殺してしまう。所持品を調べた所彼は探偵だった。やがてチェスターはライダルに救いを求める。チェスターとコレットには親子ほどの年齢差があり、二度目の結婚で若いコレットを自分のものにしたチェスターは、次第に深まるライダルとコレットの親密な関係に嫉妬心を募らせて行く。
嫉妬心むき出しのチェスターを演じるヴィゴの形相が凄みを帯びている。ひょうひょうとした感じのオスカー・アイザック演じるライダルと真逆の風情で見ていて面白い。ヴィゴ・モーテンセンは影のある、ちょっと過激な人物がとてつもなく似合う。

オフィシャル・サイトに“極上のクラシカル・サスペンス”&“ハリウッドの豪華キャストが魅せる、至高の心理作戦”とある。ドラマはエキゾティックな雰囲気で出演者たちも皆適役でありながら、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい/1960」や、マット・デイモンの「リプリー/1999」ほどの盛り上がりはなく、至高の心理作戦とまでは行かない少々地味な作品。どんでん返しとかありか?と期待したけど、悪は裁かれる...で終末を迎える。
個人的にはこういったクラシカルなドラマは好きなので映画を楽しんだのは言うまでもない。
小説は傑作らしいので機会があれば読んでみたい。
ジョン・マルコヴィッチ主演で「リプリー」の後日談を描いた「リプリーズ・ゲーム/2003」という映画もあり。

ヴィゴ・モーテンセン、キルステン・ダンスト、オスカー・アイザックと何れの俳優も60年代にマッチしている。ヴィゴの大ファンてほどではないが、マジで惹き付けられる俳優だ。オスカー・アイザックも好きだし、キルステン・ダンストは現代物よりクラシックな役柄がとても似合う女優。
渋谷のシアターでヴィゴ主演の「約束の地/2014」の予告を観た。来月公開予定で楽しみ。

昨今のギリシャはユーロ離脱とかで大変そうだが、60年代のギリシャは平和そうに映る。ギリシャを始め、マルタ、イスタンブール(トルコ)でロケされた景色が美しい。そしてコレットが纏う60年代のファッションが素敵だ。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2015-04-25 22:22 | UK | Trackback(4) | Comments(2)
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Tracked from ここなつ映画レビュー at 2015-04-27 12:35
タイトル : 「ギリシャに消えた嘘」
「古い」のと「古臭い」のとは違う。と、昔どこかで力説した気がする。そういう意味で言えば、確かに設定が1960年代のこの作品、もはや20世紀がクラッシックの範疇に入ってしまう事に驚愕しつつも「古い」のだろう。しかし、全く古臭くはない。パトリシア・ハイスミスの作品を観る(読む)なんて、一昔前の自分なら絶対にしなかっただろうなぁ〜。どうもオバサンっぽいような気がして。しかし、もはや誰が疑う事もないオバサンのカテゴリーに居る今、それ程抵抗なく鑑賞。っていうか、私は結構誤解していたのだが、パトリシア・ハイスミス...... more
Tracked from セレンディピティ ダイアリー at 2015-05-22 17:26
タイトル : 「ギリシャに消えた嘘」
ヴィゴ・モーテンセン主演、パトリシア・ハイスミスの「殺意の迷宮」を映画化したクラ... more
Tracked from いやいやえん at 2015-10-02 08:53
タイトル : ギリシャに消えた嘘
【概略】 1962年、ギリシャ。アテネでツアーガイドをして生計を立てている青年ライダルは、旅行で来たというチェスターとコレットの夫婦とパルテノン神殿で出会う。彼らのガイドを申し出たライダルだったが、その夜に宿泊するホテルに現れた探偵をチェスターが殺してしまう。混乱したまま死体の片付けを手伝ったライダルは、チェスターが投資家たちから高額の金をだまし取って逃走中の詐欺師であることを知る。 サスペンス 人を殺めた男。美しい妻。目撃した男。危険な秘密と欲望を内に秘めて逃亡する三人。罠か、そ...... more
Tracked from cinema-days .. at 2015-12-24 03:51
タイトル : 『ギリシャに消えた嘘』
ギリシャに消えた嘘 詐欺師の夫婦と、そうとは知らず彼らに 手を貸したアメリカ人青年の逃避行を描く... 【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞) 原題:The Two Faces of January(1月の二つの顔) 原作:パトリシア・ハイスミス 『殺意の迷宮』... more
Commented by セレンディピティ at 2015-05-22 17:25 x
こんにちは。
ハイスミス原作で、キャストに惹かれて見ましたが
クラシックテイストのおしゃれなサスペンスで、私はとっても堪能できました。
結末は少々拍子抜け...でしたが
チェスターとライダルの駆け引きはどうなることかと、最後までどきどきと引き込まれました。
Commented by margot2005 at 2015-05-23 20:09
セレンディピティ さん、こんばんは。

クラシックでオシャレな世界観がとても素敵なドラマでした。後から(時間がたってから)良さがわかる映画かも知れません。
ラストはかなりあっさりとしてましたが、出演陣が素晴らしい佳作だと思います。
オスカー・アイザックは個性的で良い俳優ですね。
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