2015年 03月 25日
「博士と彼女のセオリー」
スティーヴン・ホーキングに「グッド・シェパード/2007」「美しすぎる母/2007」「ブーリン家の姉妹/2008」「レ・ミゼラブル/2012」のエディ・レッドメイン。
ジェーン・ホーキングに「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「テンペスト/2010」のフェリシティ・ジョーンズ。
ジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズに「ヴェニスの商人 /2004」「カサノバ/2005」のチャーリー・コックス。
デニス・シアマに「ニュー・ワールド/2005」「縞模様のパジャマの少年/2008」「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-/2010」「戦火の馬/2011」「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛/2011」「もうひとりのシェイクスピア/2011」のデヴィッド・シューリス。
ジェーンの母親ベリル・ワイルドに「ミス・ポター/2006」「オレンジと太陽/2010」「戦火の馬/2011」「アンナ・カレーニナ/2012」のエミリー・ワトソン。
スティーヴンの父親フランク・ホーキングに「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ある公爵夫人の生涯/2008」「ジェーン・エア/2011」「裏切りのサーカス/2011」のサイモン・マクバーニー。
看護士エレイン・メイソンにマキシン・ピーク。
監督は「キング 罪の王/2005」「マン・オン・ワイヤー/2008」「シャドー・ダンサー/2011」のジェームズ・マーシュ。
某新聞評に“ホーキング支えた愛の物語”とある。ALSに冒され車椅子に乗るホーキングと妻のジェーン…ドラマはホント一つの“Love Story”のごとくとても美しく描かれていて驚いた。そしてスティーヴン・ホーキングの研究を良く知らなくともドラマにすんなり入って行ける。
ジェーンは、持てる力の全てを身体の不自由な夫と幼い子供に捧げるがごとく行動する。彼女はバイタリティの固まり。この女性はホントにスゴい!なぁと感心する。25年の結婚生活で3人の子供を授かった夫婦。後に二人は離婚し、それぞれ再婚している。
看護士エレインと出会ったスティーヴンと、独身でミュージシャンのジョナサンと出会ったジェーン。まるで神のお告げのような、そしてとても都合の良いそれぞれの出会いは二人にとって幸せな出会いだったに違いない。
ラスト、女王陛下から大英帝国勲章を受けるため3人の子供たちと集まったスティーヴン&ジェーンのシーンが爽やかだった。
オスカー主演男優賞をゲットしたエディ・レッドメインが素晴らしい!授賞式で“Oh My God!”と非常に驚き、体中で喜びを表現していたエディの姿を思い出す。オスカー像を抱きしめながら、会場にいる妻に向かって“家族ができたよ!”なんて言いつつ、“毎日磨いて大事にしよう!”なんてことも言っていた。英国人のユーモアはやはり上手いなぁ!と感嘆する。
「グッド・シェパード」ではあまり印象が残らなかったが、ジュリアン・ムーアと共演した「美しすぎる母」の息子トニー役で強烈なイメージを残したエディ・レッドメイン。映画の内容もキャラクターも衝撃だったわけだが…。「ブーリン家の姉妹」ではメアリー・ブーリンの夫ウイリアム役が似合っていた。そしてケン・フォレットの小説“大聖堂”をTVドラマ化した「ダークエイジ・ロマン 大聖堂/2010」のエディも素敵だったのを思い出す。彼は古典もの似合う俳優だ。シアターの予告で観たエディ初のSFアドベンチャー「ジュピター/2015」が気になる。
ケンブリッジ大学のデニス・シアマ教授役のデヴィッド・シューリスや、ジェーンの母親を演じるエミリー・ワトソンなど脇を固める俳優たちも豪華。
監督のジェームズ・マーシュはこれまで観た映画とは全く違ったイメージの素晴らしいドラマを作ったものだ。
TOHOシネマズシャンテにて
ほんとうにすてきなラブストーリーでした。
深い愛情と信頼とで結ばれながらも、ふたりが前に進むためには必要な別れだった...
それが自然なこととして共感できました。
ラスト、勲章を受けたあとに子どもたちを見つめるふたりと
ふたりのこれまでの時間が走馬灯のように巻き戻るシーン、よかったですね。
じーんとしちゃいました。
エディはオスカーも納得のすばらしい演技でしたね。
観る前ラヴ・ストーリーとは想像していなかったので驚きと共にスゴく良かったです。
>ふたりが前に進むためには必要な別れだった...
それが自然なこととして共感できました...
私もそう思いましたね。愛しているが故の別れという事でしょうか?
エディの今後に期待したいです!!