「ラブストーリーズ エリナーの愛情」

「The Disappearance of Eleanor Rigby: Her」2013 USA
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ニューヨーク、マンハッタン。幼い息子を失ったエリナーは悲しみに耐えきれなくなり橋から身を投げる。命は助かったものの腕を骨折し病院へ収容される。退院の日迎えに来たのは愛する妹のケイティだった…

エリナー・リグビーに「ツリー・オブ・ライフ/2011」「英雄の証明/2011」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」のジェシカ・チャスティン。
コナー・ラドローに「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」のジェームズ・マカヴォイ。
フリードマン教授に「最後の初恋/2008」」ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「消されたヘッドライン/2009」「食べて、祈って、恋をして/2010」のヴィオラ・デイヴィス。
メアリー・リグビーに「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇/1995・甘い罠/2000」「愛、アムール/2012」のイザベル・ユペール。
ジュリアン・リグビーに「キング 罪の王/2005」「グッド・シェパード/2006」「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「バンテージ・ポイント/2008」「インクレディブル・ハルク/2008」「ロビン・フッド/2010」「最高の人生をあなたと/2011」「ニューヨーク 冬物語/2014」のウイリアム・ハート。
ケイティ・リグビーに「フェイス・オブ・ラブ/2013」のジェス・ワイクスラー。
スチュアートに「宇宙人ポール/2010」のビル・ヘイダー。
監督、脚本はネッド・ベンソン。

2013年製作ながらようやく公開された作品。ドラマはいたく感動するってほどでもなくまぁまぁの感じ。DVDスルーにならなかったのはジェームズ・マカヴォイの出演だろうか?主人公マカヴォイ&チャスティンの他に名優ウイリアム・ハートやフランス人女優イザベル・ユペール、そしてヴィオラ・デイヴィスと脇を固める俳優たちが豪華。
しかしこういった趣向の作品て初めて見た気がする。そういった意味ではとてもナイスな映画といえる。

まだ幼い子供を亡くし、喪失感に陥るエリナーの気持ちは痛いほど理解出来るが、皮肉っぽい言い方をすればエリナーは甘え過ぎ。そして彼女は恵まれ過ぎ。エリナーを見ていると彼女だけが悲しみの淵にいるように見える。コナーの悲しみも全く同じなのに…。男と女の感情の表し方にはかなりの違いがあるということを忘れてはならない。
エリナーは両親と妹に腫れ物のように扱われても悲しみを癒すことができない。多分、子供を失った人って永遠に悲しみから立ち直れないのではないか?と想像する。いずれにしてもコナーが可哀想でならなかった。

フランス人の妻と結婚した父親が好きだったThe Beatles。彼は娘にエリナーと名付ける。名字はリグビー。
The Beatlesの“Eleanor Rigby”の歌詞にでてくるキャラクターとは関係ないながらEleanor Rigbyは実在の人物。彼女の墓石はリヴァプールで確か見た記憶がある。
本作の中でもフリードマン教授が“All the lonely people Where do they all come from?”と口ずさむシーンが登場する。この名曲は私自身お気に入りBeatles Songの一つ。

観る前に原タイトルまで気にしなかったので、オープニングでタイトルが現れ、どういった展開になるのか?と興味津々になった。で、ラストを迎えて、この原タイトルって絶妙だなと感心した。邦題はとても陳腐。

二人が少し若い頃、最高に幸せだった時代の映像がドラマの中に挿まれる。それは見るからに幸せそうな二人で“Him”の上のポスターの写真はその時のもの。
なのでポスターに“今までで最もロマンティックな映画の一つ”と書かれた文字はどうかな?とも思った。2つのドラマ“Him”&“Her”とてもロマンティックとは言えない。
でも希望が見えるラストに安堵した。

シネマカリテにて
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by margot2005 | 2015-03-05 00:17 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)
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