「トレビの泉で二度目の恋を」

「Elsa & Fred」2014 USA
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妄想癖のあるエルサは、ある日隣に引っ越してきた頑固老人フレッドと出会う。長年連れ添った妻を亡くした彼の心は虚無感でいっぱい。そんなフレッドにエルサは誘いをかけ始める...

エルサに「ココ・シャネル/2008」「バーニー/みんなが愛した殺人者/2011」「LIFE!/2013」のシャーリー・マクレーン。
フレッドに「理想の恋人.com/2005」「ニュー・ワールド/2005」「インサイド・マン/2006」「イルマーレ/2006」「Dr.パルナサスの鏡/2009」「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「人生はビギナーズ/2010」「ドラゴン・タトゥーの女/2011」のクリストファー・プラマー。
フレッドの娘リディアに「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」のマーシャ・ゲイ・ハーデン。
エルサの息子レイモンドに「インフォーマント!/2009」のスコット・バクラ。
リディアの夫ジャックに「セックス・アンド・ザ・シティ/2008」のクリス・ノース。
フレッドの友人ジョンに「バージニア・ウルフなんかこわくない/1966」「2012/2009」のジョージ・シーガル。
ラヴァーンに「デジャヴ/2006」のエリカ・アレクサンダー。
管理人アルマンデに「メビウス/2013」のウェンデル・ピアース。
エルサの夫マックスに「ハンティング・パーティ/2007」「新しい人生のはじめかた/2008」のジェームズ・ブローリン。
フレッドの孫マイケルに「ムーンライズ・キングダム/2012」のジャレッド・ギルマン。
監督、脚本は「ヴェニスの商人 /2004」のマイケル・ラドフォード。

ポスターにある“IT'S NEVER TOO LATE”の文字を見て、今や死語かも知れないが、“老いらくの恋”という言葉があったのを思い出す。

フレッドの娘は非常におせっかい焼きで、まるで介護ヘルパーのような存在のラヴァーンを父親の家に同居させる。そして時々自分はもちろんフレッドの孫まで様子を見に来るのだ。“放っておいてくれ!”と言うフレッドを無視して…。
一方でエルサには二人の息子がいる。出来のよい長男レイモンドは一人暮らしの母親が気がかりで時々様子を見に来る。この息子があり得ないくらい優しくてびっくり。

ちょっとネタバレ…
エルサには持病があり通院している。フレッドは至って元気だが家にこもりつづけているのだ。今や世界中の感心ごと“老人問題”を優しくキュートに描いたナイスなドラマ。ニューオリンズが舞台というのも中々素敵だ。
夫とは女性問題で別れたとか...若い頃、ピカソに絵を描いてもらったことがあるとしきりに言っていたエルサ。ラストにエルサの絵が金庫からでてきて、あれだけは妄想じゃなかったのだと一安心した。

原タイトル“エルサ&フレッド”が、とてつもなく陳腐なタイトル「トレビの泉で二度目の恋を」になってしまうのが恐ろしく悲しい。トレビの泉はラスト近くに数分しか登場しないのに…。
公開されて2週めの平日の昼下がりだったかシアターはほぼ満席。昨今老人映画が多いが、この二人の組み合わせは最高齢!かも知れない。

エルサが大好きな映画フェデリコ・フェリーニの「甘い生活(La dolce vita)/1960」のヒロイン、アニタ・エクバーグが先月亡くなったニュースを思い出した。アニタ・エクバーグ&マルチェロ・マストロヤンニのトレビのシーンは映画の中の映画として登場する。そしてシアターにも飾ってあったが、昔の映画のポスターって“アート/絵画作品”なんだと感心する。
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シャーリー・マクレーン&クリストファー・プラマーのカップルは「あの日の指輪を待つきみへ/2007」でも共演している。映画を観てレビューも書いたのだが、なぜか?削除してしまって…。
こうして見るとクリストファー・プラマーはひっきりなしに映画に出演する現役俳優であることが分る。85歳の彼には“矍鑠/かくしゃく”と言う言葉がぴったり。
80歳のシャーリー・マクレーンも今だ現役。意地悪ばあさん役を演じると天下一品!の女優。本作ではちょっと可愛いばあさん役が似合っている。あの歳になっても夢見る乙女なんて信じられないが、「アパートの鍵貸します/1960」のシャーリー・マクレーンが演じると違和感ない。
そうそう、wowowで見た“アカデミー賞2015”にノミネートされた作品賞の案内役で元気に登場していた。

Bunkamura ル・シネマにて
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by margot2005 | 2015-02-28 23:11 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)
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