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「エクソダス:神と王」

「Exodus: Gods and Kings」2014UK/USA/スペイン
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旧約聖書“出エジプト記”をモチーフに描いた大スペクタクル・ドラマ。

モーゼに「ニュー・ワールド/2005」「アイム・ノット・ゼア/2007」「ダークナイト/2008」「ダークナイト ライジング/2012」「アメリカン・ハッスル/2013」のクリスチャン・ベール.
ラムセスに「キンキー・ブーツ/2005」「アニマル・キングダム/2010」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」のジョエル・エドガートン。
ヘゲップ総督に「ニュー・ワールド」「ノウイング/2009」「アニマル・キングダム」「ダークナイト ライジング」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」「美しい絵の崩壊/2013 」のベン・メンデルソーン。
ラムセスの父親セティ王に「グッド・シェパード/2006」「セントアンナの奇跡/2008」「ジゴロ・イン・ニューヨーク/2013」のジョン・タートゥーロ。
ラムセスの母親トゥーヤに「バンテージ・ポイント/2008」「アバター/2009」「シャドー・チェイサー/2012」のシガニー・ウィーヴァー。
ラムセスの妻ネフェルタリに「ワールド・オブ・ライズ/2008」「彼女が消えた浜辺/2009」「チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~/2011」のゴルシフテ・ファラハニ。
モーゼの妻ツィポラにマリア・バルベルデ。
モーゼの継母ビティアに「シリアの花嫁/2004」「ミュンヘン/2005」「マリア/2006」「画家と庭師とカンパーニュ/2007」「扉をたたく人/2007」「リミッツ・オブ・コントロール/2009」「ミラル/2010」のヒアム・アッバス。
モーゼの義姉ミリアムにインディラ・ヴァルマ。
ヘブライ人の長老ヌンに「エレジー/2008」「ヒューゴの不思議な発明/2011」のベン・キングズレー。
ヘブライ人、ヨシュアにアーロン・ポール。
監督、製作に「プロヴァンスの贈りもの/2006」「アメリカン・ギャングスター/2007」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「プロメテウス/2012」「悪の法則/2013」のリドリー・スコット。

かなり前(昨年?)からシアターで予告を観ていたので、公開されたら観に行こうと思っていた一作。
巨額のマネーを投じた大作なので出演者も実に豪華。多くの国籍人間集合といったところ。CGもスゴいけど、エキストラの数が半端じゃない。スペインのカナリア諸島で撮影された海を渡るシーン(本作では紅海が割れるのではなく引き潮)は圧巻!そして赤く染まるナイルや、膨大なる蛙の発生に、イナゴが飛ぶシーンなどコレでもか!と見せつける。
モーゼに“お告げ”を与えるのが少年という発想がユニーク。

ラムセスが君臨するエジプトの豪華絢爛な宮殿…調度品や纏う衣装など素晴らしく美しい。古典もの大好きなのでこの手の映画は外せない。宗教には詳しくないがモーゼはもちろん知っているし、ラムセス2世も有名なる人物だし、映画はかなり興味深い。
エンディングでリドリー・スコットが本作を弟に捧げるとのメッセージがでる。

クリスチャン・ベールってウェールズ出身のUK俳優ながら、出演作はほとんどアメリカが舞台。初めて見た彼の映画はもちろんスピルバーグの「太陽帝国/1987」。でも余りに昔なのであまり記憶がない。2年ほど前だったかwowowで放送していたケネス・ブラナーの「ヘンリー五世/1989」のクリスチャン・ベールを見た。この時もまだ少年だったが、スゴくハンサムで記憶に残る。そして「ベルベット・ゴールドマイン/1998」。この映画は大好きなユアン・マクレガーが主演なので永久保存版にしてある。引っ張り出して見てみようクリスチャン・ベールを意識して…。

セシル・B・デミルの「十戒/1956」のモーゼ役はチャールトン・ヘストン。本作のクリスチャン・ベールの方がモーゼ役似合っている。“ダークナイト”シリーズのベールはとてもクールで、彼もお気に入りUK俳優の一人。「アメリカン・ハッスル」のようなコメディより古典ものが似合う気がする。
しかしラムセス役は「十戒」のユル・ブリンナーが断然良い。「十戒」は民放TVの吹き替え版で見た。今一度見てみたい字幕スーパーで…。
1998年に作られたアニメーション版の「プリンス・オブ・エジプト」も見た記憶があるが、今一度「十戒」と共に見てみたい。

少し前に、wowowで放映していた「キングダム・オブ・ヘヴン/2005」のディレクター・カット・バージョンを見た。12世紀、エルサレムを舞台に十字軍(ローマ・カトリック教徒)とイスラム教徒の戦いを描いた宗教をテーマにした重厚なドラマ。シアターで観ているが、ドラマを深く語るディレクター・カット・バージョンは実に良かった。リドリー・スコットは素晴らしい映画を作る監督だ。そういえば「グラディエーター/2000」が見たくなってきた。

TOHOシネマズ日劇
by margot2005 | 2015-02-16 22:46 | Comments(0)