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「トラッシュ!-この街が輝く日まで-」

「Trash」2014 UK ブラジル
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ある日、14歳の少年ラファエルはゴミ山で財布を見つける。中にはもちろん現金が入っていたが、他にもID、少女の写真、カレンダー、アニマル・ロト・カード、そしてコインロッカーの鍵。ラファエルはなぜか現金以外の物に俄然興味を覚えてしまう。案の定警察がやって来てゴミ山を血眼で探す様子に財布の中身の重大さに気づくのだった。やがてガルドやラットと共に財布に残された謎を探そうと奔走する...

ラファエルにヒクソン・テヴェス。
ガルドにエドゥアルド・ルイス。
ラットにガブリエル・ワインスタイン。
ジュリアード神父に「ディパーテッド/2006」「ボーダータウン/報道されない殺人者/2006」「顔のないスパイ/2011」のマーティン・シーン。
オリヴィアに「ソーシャル・ネットワーク/2010」「ドラゴン・タトゥーの女/2011」「サイド・エフェクト/2013」のルーニー・マーラ。
ジョゼ・アンジェロに「エリジウム/2013」のワグネル・モウラ。
フェデリコにセルトン・メロ。
監督は「リトル・ダンサー/2000」「めぐりあう時間たち/2002」「愛を読むひと/2008」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い/2011」のスティーヴン・ダルドリー。
脚本は「ラブ・アクチュアリー/2003」「パイレーツ・ロック/2009」「戦火の馬/2011」「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」のリチャード・カーティス。

主人公のラファエルはリオデジャネイロ郊外のゴミ山で、ガルドと共に暮す14歳の少年。日本でこの年頃の少年はかなりヤバい年齢なのではないか?子供だけど、そろそろ大人の仲間入りする過渡期というのか難しい年頃であるような気がする…特に男の子は…。しかしながらラファエルたちは食べる物にも事欠く日々を送り、親兄弟など何処に?といった有様。ラットと呼ばれるガブリエルは地下水道で暮らしている。

少々ネタバレ...
財布には世間を震撼させる重大なる不正を暴く証拠が入っていた。持ち主はジョゼ・アンジェロ。オープニング近くでアンジェロは殺されるが、少女の写真、カレンダー、アニマル・ロト・カード、そして鍵に秘密を残していた。
ラファエルたちが警察からの追求を逃れ次々に難題を解明して行く様はとても面白い。聖書のページから数字を引き出し電話番号に当てるなんてアンジェロもやるなぁ!と感嘆する。
そしてとうとう探し当てた教会。そこにいたアンジェロの娘。憎っくきフェデリコをやっつける彼らが痛快で拍手を送りたくなる。

原作はアンディ・ムリガンの児童文学とのこと。大人たちに立ち向かう少年たちならではのリベンジは素晴らしい!の一言。ゴミ山に紙幣が舞うシーンはシアターの予告篇で何度も見たが、いやいやあのシーンは何度でも観たい。
そしてアンディ・ムリガンの本読んでみたくなる。

オーディションで選ばれたという少年3人が生き生きと演じていてスクリーンに釘付けになる。ジュリアード神父役のマーティン・シーンとボランティアの英語教師オリヴィア役のルーニー・マーラが脇を固め、ブラジル人俳優のワグネル・モウラとセルトン・メロの存在もナイス。

正義感に燃える少年たちの冒険ドラマのエンディングはとても清々しくて素晴らしい。そして少年たちを愛し守ろうとする神父とオリヴィアの深い情愛に胸打たれる。
今迄観たスティーヴン・ダルドリー映画は「めぐりあう時間たち」意外全て少年が主人公であることを思い出しとても興味深い。
イタリア映画祭2014で観た「いつか行くべき時が来る/2012」のブラジルの子供たちの姿がよみがえった。

TOHOシネマズみゆき座にて
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by margot2005 | 2015-01-22 21:04 | UK | Trackback(10) | Comments(4)
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Tracked from 佐藤秀の徒然幻視録 at 2015-01-23 23:30
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製作国 イギリス/ブラジル 上映時間 114分 原作 アンディ・ムリガン『トラッシュ』(KADOKAWAメディアファクトリー刊) 脚本 リチャード・カーティス 監督 スティーヴン・ダルドリー 出演 マーティン・シーン/ルーニー・マーラ/ヒクソン・テヴェス/エドゥアルド・ルイス/...... more
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かなり良かった。あの、私から涙拭くハンカチを手放させない「リトル・ダンサー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のスティーブン・ダルドリー監督の作品だと思うと、「かなり」という修飾語は割愛されるかもしれないけれど。ちなみに今回はハンカチの必要は、無い。「お綺麗な」子供たちでないのがいい。子供に「子供らしさ」や「子供故の愚かさ」を求めるのはうんざりだから。彼らは彼らに欠けている親の愛さえ求めていない。その代わり属するコミュニティへの愛には満ちているが。彼らはただ、日々をアクティブに駆け抜けて行く...... more
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タイトル : トラッシュ!この街が輝く日まで
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Commented by セレンディピティ at 2015-01-23 17:49 x
こんにちは。
スティーヴン・ダルトリー&リチャード・カーティスということで期待して見ましたが
スラムや腐敗した社会を描きながらも重すぎず、爽快なアドベンチャー映画でしたね。
3人の子どもたちが、いきいきとしていてとてもよかったです。
ブラジルの俳優さんたちもあまり見る機会がないので新鮮でした。
私は特にあの刑務所に入っていた俳優さんが、ただならぬ雰囲気があって
なんだか気になりました。^^
Commented by margot2005 at 2015-01-26 19:46
セレンディピティさん、こんばんは。

>スティーヴン・ダルトリー&リチャード・カーティス...
そうですね。この二人のタッグでよりアドベンチャー・モードが盛り上がったように思えます。

オーディションで選ばれた少年たちがスゴく良かったですね。ほんと生き生きとしていました。あれは彼らの地なのでしょうか?

そうそう刑務所の俳優さん。カルロスでしたっけ?あの方迫力ありました。
Commented by kogarinta at 2015-02-17 17:27
こんにちは。
単なるお涙頂戴や、子どもをひたすら弱い存在、ある種の愚かしい存在、…とは捉えずに、そしてひたすらイイ子、の偽善的でももちろんなく、生きていくひたむきさを真っ正面に捉えた所に好感が持てました。
スラム街にとって、「天使のような存在」と語らずとも、天使のような存在になりましたよね、あのワルガキ3人は。
Commented by margot2005 at 2015-02-20 00:38
ここなつさんこんばんはコメントありがとう。

ひたむきに生きる彼らの姿には目頭が熱くなりました。
ハングリーだからこそですが、とにかくめげない強さがありますね。

>天使のような存在になりましたよね、あのワルガキ3人は...
まるで天国のように見える楽園にいる彼らのラストが良かったです。
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