「みんなのアムステルダム国立美術館へ」

「 Het Nieuwe Rijksmuseum - De Film」…aak「The New Rijksmuseum」2014 オランダ
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監督は「ようこそ、アムステルダム美術館へ/2008」のウケ・ホーヘンダイク。

主要登場人物
新館長ヴィム・パイベス
学芸員タコ・ディベッツ
アジア館部長メンノ・フィツキ
建築家クルス&オルティス
内装家ウィルモット社、ウイルモット&マルレーン

「ようこそ、アムステルダム美術館へ」で描かれた“美術館vs市民/館長vs建築家/官僚vs美術館”の対立。
果たしてオープンの日は来るのか??という話だったが、やはりで、オープンは大幅に遅れ、2008年予定が2013年4月となった。
前作で描かれた、上に書いた対立は不謹慎ながら実に面白かった。
でも本作も中々面白い。

館長になりたかった学芸員タコ・ディベッツは残念なことに新館長には選ばれず学芸員のまま。しかしその中でもトップクラスで、アムステルダム国立美術館に展示する美術品を選べる立場にある。担当者をサザビーズに送り芸術品を競り落とすよう指示を出す。国の予算で運営される国立美術館ゆえ、多額の金銭を競りに使う事は叶わない。タコ・ディベッツお気に入りの芸術品は高額過ぎて競り落とせなかったのはとてもお気の毒だった。
前作に登場したもう一人の人物であるアジア館部長メンノ・フィツキの“金剛力士像”への愛着の深さには感動するばかり。
そして美術館の内装についての喧喧諤諤のシーンも忘れてはならない。しかし新館長が黒く(ダークグレー)塗った壁が気に入らなくてあわてて白く塗り替えたりするのだ。美術館に設置する陳列だなの視察にパリのルーヴルを訪れるシーンもあった。
そういえば、全面改装したパリのオルセーも壁はダークグレーに塗り替えられていた。ダークグレーは絵画の金縁の額にマッチするのだろうきっと。
大事な時に居眠りする内装家ウィルモット氏の存在も実に面白い。
そして前作同様修復シーンも見せてくれる。

前館長ロナルド・デ・レーヴもカッコ良かったけど、新館長ヴィム・パイベスもカッコ良いのだ。“忍耐の限界だ!”と発言し辞任したロナルド・デ・レーヴは今頃ウイーンにいるはず。前作で今後はウイーンに住むと宣言していたから。
ラスト、ベアトリクス女王とオープニングに臨むヴィム・パイベスの爽やかな笑顔が素晴らしかった。アムステルダム国立美術館にはますます行ってみたくなる。

渋谷ユーロスペースにて
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by margot2005 | 2015-01-19 00:36 | ヨーロッパ | Trackback(2) | Comments(2)
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Commented by Bianca at 2015-01-19 11:31 x
この美術館、改装したんですね。79年6月に行ったときは入場無料とかで小学生が走り回っていましたが、今見るとやはり自転車が走り回っていますね。芸術愛好国の自由で開放的な気分が出ていますね。
Commented by margot2005 at 2015-01-19 23:44
Biancaさん、こんばんは。
オランダに行かれたことあるのですね。
今だ行ったことのない国の一つですが、ゴッホ美術館とこの国立は一度みてみたいですね。
そうアムステルダムは自転車の街なんですね。
美術館のど真ん中が自転車の通路とはこの街だけでしょうか?
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