「馬々と人間たち」

「Hross í oss」…aka「Of Horses and Men」2013 アイスランド/ドイツ/ノルウェー
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アイスランドの小さな村にもようやく春が訪れようとしている。
独身男コルベインはシングルマザーのソルヴェーイグに惹かれていて、ある時、馬に乗り彼女の家を訪ねたところお茶に招かれる。やがてソルヴェーイグの家を辞去し牝の愛馬に乗り家路へと進む道、あろうことか柵を超えたソルヴェーイグ自慢の種馬が近づきコルベインの愛馬をキズものにしてしまう。ショックから立ち直れないコルベインもようやく落ち着きを取り戻し愛馬に銃を向ける。一方でソルヴェーイグは彼女の愛する種馬を去勢するしかなかった...。

コルペインにイングヴァール・E・シーグルソン。
ソルヴェーイグにシャーロッテ・ボーヴィング。
ヨハンナにシグリーズル・マリア・エイルスドティール。
ヴェルンハルズルにステイン・アルマン・マグヌソン。
エーギットールにヘルギ・ビョルンソン。
グリームルにキャルタン・ラグナルソン。
フアン・カミーリョにフアン・カミーリョ・ロマン・エストラーダ。
監督、脚本はベネディクト・エルリングソン。

村人たちはコルベインとソルヴェーイグの行く末に興味津々。観光客を迎える準備に忙しい村人も二人が気になって仕方がないのだ。そして双眼鏡片手に二人の姿をウオッチングする姿あり。

飲んだくれのヴェルンハルズルは海上に停泊するロシア船に愛馬と共に乗り込みウオッカを手に入れる。強い酒ウオッカは飲み過ぎに注意…といわれたにも関わらず陸に戻る間もウオッカを飲みまくるヴェルンハルズル。案の定飲み過ぎた彼は草原で眠ってしまい命を落とす。
エーギットールとグリームルは馬を柵に入れることでもめ争いの追跡劇を始める。
スウェーデン出身の馬のトレーナー志願のヨハンナは見事な手綱さばきをするスーパーウーマン。そんな彼女に惚れる旅人フアン・カミーリョ。

コルペインとソルヴェーイグが惹かれ合うように、互いの愛馬も惹かれ合っている様子が実に可笑しい。アイスランド舞台の馬と人間のオムニバス群像コメディは馬が主人公で人間は脇役といった感じ。壮大なる草原を走り回る馬が美しい。
春とはいえ冷たい海を泳ぐ馬…馬って水泳得意なんだと感心しきり。まぁ人間以外全ての動物は泳げるようだが…。

BSの旅番組で何度も見たアイスランド。かの地に行くことは多分叶わないだろうけどとても興味深い国ではある。で、この映画の予告をシアターで観ていたため少々気になっていた。ハリウッド大作やその他の映画のロケーションにも登場している魅惑的なアイスランドは実に美しい国(島)。

大笑いするほどでもないけど、なんか可笑しいアイスランド映画は期待以上に楽しめる。
映画のラストで…“映画撮影において馬を決して傷つけてはいません。”という案内がでる。映画の中で馬を射殺したり、去勢したり、果ては馬の内蔵を取り出すシーン迄でてくるのだから…。

シアター・イメージフォーラムにて
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by margot2005 | 2014-11-27 23:58 | ヨーロッパ | Trackback(2) | Comments(2)
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タイトル : 【トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2014】..
原題: Hross i oss / Of Horses and Men 監督: ベネディクト・エルリングソン 出演: イングヴァル・E・シグルズソン 、シャーロッテ・ボーヴィング 、ステイン・アルマン・マグノソン 、ヘルギ・ビョルンソン 観賞劇場: ユーロスペース 「トーキョー ノー...... more
Tracked from いやいやえん at 2015-06-14 10:06
タイトル : 馬々と人間たち
【概略】 独身男コルベインは子持ちの未亡人ソルヴェーイグに惹かれ、彼女も彼に惹かれている。しかし、村中がこの恋の発展を興味津々で見守るなか、なんと、馬同士の愛が先を越してしまう。果たして、彼らの複雑化してしまった四角関係のゆくえは…!? ドラマ アイスランドの大自然を舞台に、人間と馬たちが織り成す悲喜劇をユーモラスに描き出す。 人間の男女の恋よりもその飼っている馬たちの交尾が先だったという(笑)ひ、ひひぃぃぃん!いななきまーす! オムニバス形式のエピソードの一つ一つがどこかすっ呆...... more
Commented by rose_chocolat at 2015-01-08 23:35 x
TBありがとうございました。
大真面目なおバカ映画ってくくりなんですよね。自分の中では。それでいてシリアスだったりとか、いやはや楽しかった。ということでベスト10入りです。
いい映画でした。
Commented by margot2005 at 2015-01-09 00:46
rose_chocolatさん、こちらにもありがとう。
さて本作はシアターで予告を見なかったら映画館に行かなかったと思います。でもなんか雄大な景色のなかで繰り広げられるおばかというのか良く分かりませんが...それらの展開は中々素敵でしたね。
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