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「リスボンに誘われて」

「Night Train to Lisbon」2013 ドイツ/スイス/ポルトガル
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ライムント・グレゴリウスはスイスの高校で古典文献学を教える教師で、妻と離婚以来孤独な日々を送っている。そんなある日、学校へ向かう途中、橋から飛び降りようとしている女性を助ける。そして小雨降る中行くあてもない彼女を学校へ連れて行く。しかし彼女は突然教室から飛び出し、その後ライムントは残された本に挟まれていたリスボン行きの切符を発見し駅へと向かう...

ライムント・グレゴリウスに 「ヴェニスの商人/2004」 「華麗なる恋の舞台で/2004」「カサノバ/2005」「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~/2005」「ザ・ワーズ 盗まれた人生/2012」のジェレミー・アイアンズ。
エステファニアに「PARIS(パリ)/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「オーケストラ/2009」「黄色い星の子供たち/2010」「人生はビギナーズ/2010」「複製された男/2013」のメラニー・ロラン。
アマデウ・デ・プラドに「アメリカン・ハッスル/2013」のジャック・ヒューストン。
マリアナに「善き人のためのソナタ/2006」「クララ・シューマンの愛/2008(クララ・シューマン 愛の協奏曲)」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」のマルティナ・ゲデック。
年老いたジョアンに「モネ・ゲーム/2012」のトム・コートネイ。
ジョルジェに「青い棘/2004」「ヒトラーの贋札/2007」「ブッデンブローク家の人々/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「詩人、愛の告白/2012」のアウグスト・ディール。
アドリアーナに「家の鍵/2004」「エンジェル/2007」「彼が二度愛したS/2008」「ある公爵夫人の生涯/2008」「わたしを離さないで/2010」「メランコリア/2011」「17歳/2013」のシャーロット・ランプリング。
年老いたジョルジェに「愛を読むひと/2008」「バーダー・マインホフ 理想の果てに」「アンノウン/2011」「悪の法則/2013」のブルーノ・ガンツ。
年老いたエステファニアに「カサノバ」「愛を読むひと/2008」「リメンバー・ミー/2010」「ヒプノティスト-催眠-/2012」のレナ・オリン。
バルトロメウ神父に「吸血鬼ドラキュラ/1958」「ダーク・シャドウ/2012」のクリストファー・リー。
若いジョアンにマルコ・ダルメイダ。
若いアドリアーナにベアトリス・バタルダ。
監督は 「レ・ミゼラブル/1998」「マンデラの名もなき看守/2007」のビレ・アウグスト。
原作はパスカル・メルシエの「リスボンへの夜行列車」。

映画を観終わってまず本作の原作小説を読みたいと思った。小説は世界的ベストセラーということを知ってますます読みたくなる。
授業を放り出し列車に乗るなんて常識じゃ考えられない。そしてエンディングも小説にありそうな展開で素敵だった。
授業を放り出すのもスゴいが、いきなりリスボン行きの列車に乗ってしまうなんて…やがて本の作者を探してリスボンの街をさまようことになる。
上にも書いたように本に導かれてやってきたリスボンで素敵な出会あいが待っているところなどライムントのラヴ・ストーリーでもあるのかな?ドラマの軸はポルトガル独裁政権下の物語で、エステファニアとアマデウの短くも激しい恋が描かれている。

舞台はスイスとポルトガル。主演はUK俳優のジェレミー・アイアンズ。ポルトガルでの出演陣はドイツ、UK、フランスととてもInternational。独裁政権下のポルトガルと現在のポルトガルを交差させながらドラマは進んで行く。ポルトガルの独裁政権なんて全く知らないながらドラマには惹き付けられる。
ジェレミー・アイアンズ映画を初めて観たのはメリル・ストリープ主演の「フランス軍中尉の女/1981」。その後「戦慄の絆/1988」「運命の逆転/1990」や「ダメージ/1992」などなどいずれもドラマティックな作品の彼は素晴らしい俳優だと思った。TVシリーズ「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」のロドリーゴ・ボルジア役もハマっている。

「青い棘」で美青年だったアウグスト・ディールは作品ごとにおじさん化してしまってもはや過去の面影はないのが実に残念。シャーロット・ランプリングは相変わらずの貫禄で、クリストファー・リーの健在ぶりに驚き。

退屈な日々から逃れるように列車に乗り、自分を取り戻す旅に出たライムント。路面電車が走るリスボンの街が美しくて...ライムントがリスボンに惹かれたのもスゴく分る。彼は眼科医のマリアナにも出会えたし...。

Bunkamura ル・シネマにて
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by margot2005 | 2014-10-27 00:03 | ドイツ | Trackback(5) | Comments(0)
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