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「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」

「Inside Llewyn Davis」2013 USA/UK/フランス
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ルーウィン・デイヴィスに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」のオスカー・アイザック。
ジーン・バーキーに「プライドと偏見/2005」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「SHAME -シェイム-/2011」のキャリー・マリガン。
ロー ランド・ターナーに「お買いもの中毒な私!/2009」「アーティスト/2011」「アルゴ/2012」のジョン・グッドマン。
ジョニー・ファイヴに「オン・ザ・ロード/2012」のギャレット・ヘドランド。
バ ド・グロスマンに「アマデウス/1984」「誘惑のアフロディーテ/1995」のF・マーレイ・エイブラハム。
ジム・バーキーに「ソーシャル・ネットワーク/2010」「人生の特等席/2012」のジャスティン・ティンバーレイク。
トロイ・ネルソンに「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?/2004」のスターク・サンズ。
ミッチにイーサン・フィリップス。
製作/脚本/監督/編集は「パリ、ジュテーム/2006」「バーン・アフター・リーディング/2008」のジョエル&イーサン・コーエン。

1961年、NY、グリニッジビレッジ。しがないフォーク・シンガーのルーウィン・デイヴィスには金も家もなく知人の家を泊まり歩く日々。ある日、泊めてもらった知人ミッチの家から猫が逃げだし、NYの街を探すハメに…一方で友人のガールフレンド、ジーンから妊娠を告げられる…

コーヒー・ハウスで歌うルーウィンには家も家族もない。彼に音楽がなければホームレスってとこか?
ジーンから妊娠を告げられる。もちろんルーウィンに子供を養う収入などなく、おまけに彼女にはジムがいる。ジーンに罵倒されアパートへも入れてもらえない。過去にもガールフレンドを妊娠させたルーウィンは実にだらしのない男だが、音楽に関しては頑固なまでにポリシーを曲げないのだ。

「マリア」で初めてお目にかかったオスカー・アイザック。「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋」でロシアから亡命してきたエフゲニ役がとても素敵で、オスカー・アイザックという俳優を意識した。本作は主演俳優でオスカー・アイザックあってのドラマかと思える。

とにかく生で歌うオスカー・アイザックが上手い!「SHAME -シェイム-」でも歌っていたキャリー・マリガンも上手い。シンガーのジャスティン・ティンバーレイクがキャリーやスターク・サンズと歌うPPMの反戦歌“Five Hundred Miles”は実に懐かしい。
“宇宙になんか行きたくない!”と訴える“Please Mr. Kennedy”や、イングランド国王ヘンリー八世の三番目の妻ジェーンがお産に挑むが中々生まれず、その後産褥死で亡くなる様を歌う“The Death Of Queen Jane”が可笑しくて最高!

『60年代にボブ・ディランらとともにニューヨーク・グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活躍したデイヴ・ ヴァン・ロンクをモデルに…』とあるがボブ・ディランは知っていてもデイヴ・ ヴァン・ロンクのことは全く知らない。『感動の音楽ドラマ…』とあるようにとても感動した。ジョエル&イーサン・コーエンがこのような映画を作るなんてちょっと驚き。
ジョエル&イーサン・コーエン映画は「ファーゴ/1996」が初めて。それはスゴく面白くてコーエン兄弟のファンになった。オスカーをゲットした「ノーカントリー/2007」も味な作品だったし、ブラック・コメディの「「バーン・アフター・リーディング」は正にコーエン兄弟の世界で、出演陣もとても豪華で映画を楽しんだのは言うまでもない。

TOHOシネマズ・シャンテにて
by margot2005 | 2014-06-26 23:15 | Comments(0)