2014年 04月 27日
「フィッシュ・タンク」
ミアにケイティ・ジャーヴィス。
コナーに「HUNGER/ハンガー/2008」のマイケル・ファスベンダー。
ジョアンに「この自由な世界で/2007」のカーストン・ウェアリング。
ビリーにハリー・トレッダウェイ。
タイラーにレベッカ・グリフィス。
監督、脚本はアンドレア・アーノルド。
英国。労働者階級のアパートに住む15歳の少女ミアはダンスが大好きで、シングル・マザーのジョアンと妹タイラーの3人家族。
ある朝、ミアはキッチンで母親のボーイ・フレンドのコナーと出くわす。昼間から酒を飲み、若い男を家に連れ込み、今日もミアに罵り言葉を発する母親。しかしミア自身もトラブル・メーカーで周囲との諍いが絶えない。やがてコナーは自然に一家に入り込んできて住み着いてしまう。ある日、母親とコナーに誘われ妹を伴いドライヴに出かける。当初コナーに反撥を抱いていたが、優しく接する彼にミアは次第に心を開いて行く…
コナーって男がとんでもないヤツ…妻子がいるのに独身のフリして母親、娘両方をもて遊んでいたのだから。しかしながらやられたミアがコナーにやり返すところが痛快。そして紆余曲折をへてちょっと大人になり、ボーイフ・レンド、ビリーとやり直すため一歩踏み出すミアがナイス。
母親もコナーも実にふがいない人間で、彼らに見切りを付けたミアに胸をなでおろす。
娘とコナーとの関係(自分の男を取られた...)を知った母親ジョアンのうろたえぶり...“なんというとんでもない母親なのか!”とあきれ果てた。
コナーを演じるマイケル・ファスベンダーが上手い。優柔不断というのか、はっきりしない男役が秀逸なのだ。
rottentomatoesの評価も素晴らしい。
「HUNGER/ハンガー/2008」を観たので思い出したFassyの一作。
2012年8月にシアターで限定公開の際観に行けなくてwowowでの放映で観る事ができた。本作はFassyが「300/2007」「イングロリアス・バスターズ/2009」でハリウッド・デビューした後の作品。
wowowにて
とにかくファスベンダーのワルい男っぷりが上手かった。
ケイティ・ジャーヴィスの、どことなくさびしげで強がりなすれっからしのミア役もぴったりでした。
>とにかくファスベンダーのワルい男っぷりが上手かった...
ホント彼は上手いです。fassy映画は全て観たいですね。
ミア役のケイティ・ジャーヴィスは若いですが名演技でした。
彼女の映画が又見れたらと思います。