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「ウォルト・ディズニーの約束」

「Saving Mr. Banks」USA/UK/オーストラリア
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P.L.トラヴァースに「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」「主人公は僕だった/2006」「パイレーツ・ロック/2008」「新しい人生のはじめかた/2008」「17歳の肖像/2009」のエマ・トンプソン。
ウォルト・ディズニーに「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「天使と悪魔/2009」「キャプテン・フィリップス/2013」のトム・ハンクス。
ラルフに「幻影師アイゼンハイム/2006」「私がクマにキレた理由(わけ)/2007」「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~/2009」「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「それでも夜は明ける/2013」のポール・ジアマッティ。
ドン・ダグラディに「キャビン/2011」のブラッドリー・ウィットフォード。
リチャード・シャーマンに「マリー・アントワネット/2006」「ダージリン急行/2007」のジェイソン・シュワルツマン。
ロバート・シャーマンに「イングロリアス・バスターズ/2009」のB.J.ノヴァク。
ドリーにメラニー・パクソン。
トミーに「ジェイン・オースティンの読書会/2007」「新しい人生のはじめかた」「マシンガン・プリーチャー/2011」のキャシー・ベイカー。
トラヴァース・ゴフに「トータル・リコール/2012」のコリン・ファレル。
マーガレット・ゴフに「アンナ・カレーニナ/2012」のルース・ウイルソン。
ギンティにアニー・ローズ・バックリー。
おばエリーに「ほんとうのジャックリーヌ・デュ・プレ/1998」のレイチェル・グリフィス。
監督は「しあわせの隠れ場所/2009」のジョン・リー・ハンコック。
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1961年、L.A.、ハリウッド。大物プロデューサーであるウォルト・ディズニーはP.L.トラヴァースの書いた児童小説”メリー・ポピンズ”の映画化に躍起になっていた。それは娘との約束でもあり、彼の悲願だった。
一方でロンドンに住むP.L.トラヴァースは気乗りしないながらL.A.行きの飛行機に乗る...

シアターで予行篇を何度も観、エマ・トンプソンとコリン・ファレルの出演に俄然観たくなりシアターへ…。映画メリー・ポピンズは観ているが、原作者パメラ・トラヴァース(P.L.トラヴァース)の本は多分読んだことはないと思う。パメラ・トラヴァースは英国では著名なる児童文学作家。

ハリウッドの大物映画プロデューサー、ウォルト・ディズニーとお固い英国女性のP.L.トラヴァースとの掛け合いが実に面白い。ファースト・ネームで呼ばれることをかたくなに拒否するミセス・トラヴァース…実際はシングルなのに…。

エマ・トンプソンとトム・ハンクスはもちろんのこと、脇を固める脚本家のドン、ミュージック担当のシャーマン兄弟、そしてディズニーの秘書のドリーとトミーの存在もナイスだが、何といってもショーファー(おかかえ運転手)のラルフが最高。
たまにこういった趣向の映画を観るのも素敵だ。ウォルト・ディズニーの過去や、パメラ・トラヴァースのそれも知る事となり少々感動する。

P.L.トラヴァースのオーストラリアの子供時代と、1960年代のハリウッドを交差させながら展開するドラマはナイスだった。
オーストラリア時代に登場するギンティと父親トラヴァースはとても仲の良い親子。父親は銀行に勤めるものの酒浸りの日々で、あげく命を落としてしまう。
原タイトル“Saving Mr. Banks”はここに由来する。メリー・ポピンズに登場する銀行家Mr. Banksとギンティの父親トラヴァース・ゴフが被る。“Savings (貯金)”と“Saving Mr. Banks”も掛け合わせている様子。

大好きなコリンは相変わらずゴージャス。エマ・トンプソンもお気に入り女優一人で、頑固な役柄は彼女にぴったり。

TOHOシネマズ・シャンテにて
by margot2005 | 2014-04-19 20:14 | Comments(0)