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「ザ・イースト 」

「The East」2013 USA/UK
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脚本、製作、出演(サラ/ジェーン)に「アナザー プラネット/2011」「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け/2012のブリット・マーリング。
ベンジーに「メランコリア/2011」のアレキサンダー・スカルスガルド。
イジーに「JUNO/ジュノ」2007」「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」「ローマでアモーレ/2012」のエレン・ペイジ。
ドクに「ロックンローラ/2008」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「悪の法則/2013」のトビー・ケベル。
ルカに「赤ずきん/2011」のシャイロー・フェルナンデス。
サムにオルディス・ホッジ。
サラの上司シャロンに「あぁ、結婚生活/2007」「ラースと、その彼女/2007」「幸せのレシピ/2007」「エレジー/2008」「それでも恋するバルセロナ/2008」「人生万歳!/2009」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2013」のパトリシア・クラークソン。
サラの恋人ティムに「ブッシュ/2008」のジェイソン・リッター。
製薬会社の副社長ペイジ・ウイリアムスに「チェ 28歳の革命/2008」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「サベイランス/2008」のジュリア・オーモンド。
監督、脚本は「Sound of My Voice/2011」のザル・バトマングリッジ。

ドラマのオープニング、海に流れ込んだ原油にもがき苦しむ水鳥の映像が流れる…石油会社社長の自宅にタールをばらまき塗り付け、“環境汚染した罪に制裁する!さらに他の他企業もターゲットにしている!”という声明文を出したのは“イースト”と名乗る秘密組織。
元FBIエージェントのジェーンは大企業をクライアントに持つセキュリ ティ会社に雇われる。ある日、環境テロリスト集団“イースト”への潜入捜査を命じられ、サラと名前を変え、恋人ティムにはドヴァイに行くと偽り正体不明の環境テロ集団に潜り込ことに成功する。

両親を亡くし、巨額の富を相続したベンジーは親類からの媚びに嫌気がさし広大なる森にある屋敷を焼きはらって“イースト”の住処としている。
イジーの父親は会社の儲けのためには汚染された水を垂れ流すことさえいとわない企業の経営者。
ドクは実の妹を薬の副作用で亡くしている。

大企業を襲うテロから企業を守る会社があるってとてもアメリカらしい。“イースト”のリーダーを演じるアレキサンダー・スカルスガルド。彼のひげ面(後に長いひげはなくなる)はまるでイエス・キリストのよう。

サラの恋人ティムが“君は何を考えているのかわからない。”と別れを告白する。サラは“ドヴァイへは行かなかったの。”と答える。しかし上司シャロンの命令で再び“イースト”へ潜り込んだサラ。恨みを晴らすためテロを起こしてはいけない。そしてそれを阻止するため潜り込んだサラだったが…ラストのサラの決断は...あのラストには考えさせられた。

なぜか?シアターで本作の予告は見ていない。何度も予告を見た日比谷のTOHOシネマズ・シャンテで「メージーの瞳」を観るつもりが上映時間に間にあわずこちらにした。
スウェーデン出身のアレキサンダー・スカルスガルドの映画が同時に公開されているなんてとても珍しいこと。初日の最終回、シアターの席もうまっていて、かなり興味深く引き込まれる展開のドラマで見応えあり。

「キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け」で主人公を演じるリチャード・ギアの娘役で初めてお目にかかったブリット・マーリングは脚本家であり、プロデューサー、監督もこなす才女らしい。おまけに美くしい。本作の役柄も元FBIエージェントという才女役が似合う。

ザル・バトマングリ作品は初めて観たが、とても斬新でスタイリッシュで素晴らしい。未公開ばかりだが過去の他の作品が見てみたい。

TOHOシネマズ・シャンテにて
by margot2005 | 2014-02-02 23:50 | Comments(0)