「皇帝と公爵」

「Linhas de Wellington」…aka「Lines of Wellington」フランス/ポルトガル
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ポルトガル勢:
フランシスコ・シャヴィエル軍曹にヌヌ・ロペス。
ペドロ・ド・アレンカル中尉に「ミステリーズ 運命のリスボン/2010」「熱波/2012」のカルロト・コッタ。
貴族夫人フィリパ・サンチェスに「パリ空港の人々/1993」「私が、生きる肌/2011」のマリサ・パレデス。
ゼ・マリオ軍曹に「ミステリーズ 運命のリスボン」のアフォンス・ピメンテウ。
娼婦マルテリオにソライア・シャーヴェス。
宣教師ヴィセンテ・ド・アルメイダにフィリッピ・ヴァルガス。
孤児の少年に「ミステリーズ 運命のリスボン」のジュアン・アハイス。
英国勢:
ジョナサン少佐にマルセロ・ウルジェージェ。
未亡人モーリーンにジェマイマ・ウェスト。
英国貴族の娘クラリッサにヴィクトリア・ゲーハ。
ウェリントン将軍(のちに公爵)に「メッセージ そして、愛が残る/2008」のジョン・マルコヴィッチ。
画家レヴェックに「天使の肌/2002」のヴァンサン・ペレーズ。
フランス勢:
詩人ボルダロに「ミステリーズ 運命のリスボン」のアドリアーヌ・ルース。
マッセナ元帥に「わたしはロランス/2012」のメルヴィル・プポー。
マルボ男爵に「チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~/2011」のマチュー・アマルリック。
スイス商館の人々に「愛のあしあと/2011」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「ホーリー・モーターズ/2012」のミシェル・ピコリ、「愛、アムール/2012」のイザベル・ユペールと、マッセナ元帥の愛人役で「クリスマス・ストーリー/2008」のキアラ・マストロヤンニ、そしてヴィセンテの妻マリアに「ミステリーズ 運命のリスボン」のマリア・ジュアン・バストスや、セギュール伯爵役の「クララ・シューマンの愛/2008」のマリック・ジディ、マリアの愛人役でパウロ・ピリスなどが友情出演している。
そして本作には上にもあるように「ミステリーズ 運命のリスボン」の俳優が多数出演。
監督、編集は「クリムト/2006」「ミステリーズ 運命のリスボン」の編集者バレリア・サルミエント。
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原タイトルは“ウェリントンの横隊(軍隊で並んだ集団の形)”と言う意味。ウェリントン将軍は出てくるけど、邦題に付いた皇帝ナポレオンは登場しない。本作は市井の人々が主人公の戦争ドラマ。

ポスターに偽りありの本作...フランス映画祭のサイトに...出演はジョン・マルコヴィッチ、マチュー・アマルリック、カトリーヌ・ドヌーヴ、ミシェル・ピコリ、イザベル・ユペール、 キアラ・マストロヤンニ、メルヴィル・プポー…とある。でもカトリーヌ・ドヌーヴ、ミシェル・ピコリ、イザベル・ユペール、 キアラ・マストロヤンニは友情出演で、キアラはメルヴィル・プポーと一緒の数分しか映らない。
メルヴィルは数シーンに出演しているが台詞は殆どなかったような気がする。マチュー・アマルリックも然り。
ジョン・マルコヴィッチ演じるウェリントンのシーンは戦闘の指揮をとる将軍ながら、画家レヴェックに描かせる絵のエピソードが多い。実際絵にまつわるシーンが殆どだったかも?マルボ男爵役のマチュー・アマルリックは騎馬上姿勢で双眼鏡を眺めるシーンしか記憶にない。

1810年、皇帝ナポレオンにポルトガル征服を命じられたマッセナ元帥はブサコに赴き戦いを始める。マッセナ元帥の軍隊と闘うのはウェリントン将軍率いる英国、ポルトガル連合軍。

映画のチラシに“ナポレオン皇帝VSウェリントン公爵 その瞬間、人は愛のために闘った…”とある。
シャヴィエル軍曹が、戦争で英国軍の夫を亡くし、異国の地に一人取り残された未亡人モーリーンを何かと気遣う姿や、フランス軍に捕らえられそうになったアレンカル中尉を匿った貴族夫人フィリパ。そしてジョナサン少佐とクラリッサの逢い引きや、病院でのアレンカル中尉とクラリッサの出会い、はたまた逃げられた妻マリアを執拗に探す宣教師アルメイダ。他にも色々なエピソードがあるが、とどめは戦火の下、娼婦マルテリオとゼ・マリオ軍曹の結婚式のシーン。あれは無しで良かったのではないか?何はともあれそれらのエピソードを織り交ぜながら進むストーリーは少々だらだらと、とりとめもなく訴えるものがないのが残念。
出演陣に惹かれて観に行くと裏切られるストーリー。しかしちょっと気になるポルトガル人俳優カルロト・コッタが見れたのはナイスだった。

ナポレオン戦争は知っているが、19世紀の初めにポルトガルにまで侵攻したなぞ知らなかった。
映画のラストは英国、ポルトガル連合軍が勝利を収め、フランス軍がなす術もなく立ち去って行く。そしてそこに残されたのは荒れ果てた大地だけだった…というのが悲惨。戦争に巻き込まれた市井の人々の悲惨さも惨たらしい。

Bussaco(ブサコ)を調べてみたらポルトガル中西部に位置する美しい国立公園がある観光地。トリップ・アドバイザーやBookig.comを眺めていたらかの地に行きたくなる。
本作は今年初映画。初映画は今ひとつだったので次に期待したい。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2014-01-14 20:22 | フランス | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 象のロケット at 2014-01-16 13:12
タイトル : 皇帝と公爵
フランス皇帝ナポレオンがヨーロッパ大陸制覇を目指したナポレオン戦争(1803〜15年)中のイベリア半島では、スペイン・ポルトガル・イギリス連合軍と、フランス帝国軍が熾烈な戦いを繰り広げていた。 1810年、イギリス軍のウェリントン将軍(後の公爵)は、ポルトガル・リスボンの手前に建設したトレス砦に、マッセナ元帥率いるフランス軍を誘い込もうとするのだが…。 半島戦争ブサコの戦い・トレス線防衛戦を描く戦争ドラマ。... more
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