「ペーパーボーイ 真夏の引力」

「The Paperboy」 2012 USA
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1969年、フロリダ。人生の目標を失ったジャックは大学を中退し、地方新聞のオーナーである父親を手伝い新聞配達で退屈な日常をやり過ごしている。ある日、新聞記者の兄ウオードが黒人の弁護士ヤードリーを伴い帰省する。そして保安官殺しで死刑囚となったヒラリーと獄中婚約しているシャーロットという謎の女性が現れ、ヒラリーの冤罪を証明するためウオードに調査を依頼する。やがてシャーロットに出会ったジャックは彼女に恋をしてしまう…

ジャックに「きみがくれた未来/2010」「一枚のめぐり逢い/2012」のザック・エフロン。
シャーロットに「インベージョン/2007」「オーストラリア/2008」「NINE/2009」「イノセント・ガーデン/2013」のニコール・キッドマン。
ウォードに「バーニー/みんなが愛した殺人者/2011」のマシュー・マコノヒー。
ヒラリーに「理想の恋人.com/2005」「さよなら。いつかわかること/2007」「1408号室/2007」「映画と恋とウディ・アレン/2011」「推理作家ポー 最期の5日間/2012」のジョン・キューザック。
アニタに「トレーニングデイ/2001」「ドミノ/2005」のメイシー・グレイ。
ヤードリーに「リンカーン/2012」のデヴィッド・オイェロウォ。
wwに「フリーダム・ライダーズ/2007」「ボーン・アルティメイタム/2007」「最後の初恋/2008」「ブッシュ/2008」のスコット・グレン。
エレンに「プレシャス」のニーラ・ゴードン。
監督、脚本、製作は「プレシャス/2009」のリー・ダニエルズ。
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ザック・エフロンのことを“とにかく彼は眩し過ぎるくらい爽やかな青年”…と「一枚のめぐり逢い」のレビューに書いた。
先だってBS番組“Dlifeエレンの部屋”にザック・エフロンが出演したのをナイスタイミングで見た。この方スクリーンの外でもやはり爽やかでハンサムな好青年。そしてちょうど映画「The Paperboy」が話題になり、“この映画ではニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザックが今まで違った役柄を演じたんだ。”と話していた。

刑務所でのニコール・キッドマンとジョン・キューザックのあのエロティックなシーンはスゴかった。ああいった場面を観ると、俳優ってやるなぁ!とひたすら感心する。そして意外やキッドマン低俗な女が似合うのだ。凄みをきかしたジョン・キューザックもgood。マシュー・マコノヒーは今までと違った役柄とも思えなかったけど…少々お気の毒な役柄ではあったが、彼も又素晴らしい。とにかく三人とも役にハマっていたのは言うまでもない。いつも爽やかなザック・エフロンは愛に飢えた孤独な青年を好演している。

ジャックに母親はいない。黒人の使用人アニタが彼の母親代わり。兄ウオードの取材活動を手伝うことになったジャックはシャーロットと頻繁に会うことになる。愛に飢えたジャックは年上だが、美しいシャーロットに出会い夢中になって行く。シャーロットはジャックの初恋の女性だった。
獄中のヒラリーとの関係を知りながらも、シャーロットに夢中になり、“君を守りたい!”と言い放つ初なジャックが痛々しい。

大事にしていた母親の指輪がなくなる。ジャックは一瞬アニタを疑うがそんなはずはない。後にその指輪が父親のフィアンセ、エレンの指にあるのを見つけたジャックは引きはがすようにそれを抜き取る。父親の新しい妻エレンに抵抗するジャックがとても哀れ。彼はその指輪をシャーロットの指にはめたかったのだから...。

シアターで予告を何度か観て少々興味を惹かれた一作。「プレシャス」も強烈なイメージを残した映画だったが、こちらも同様。人種差別的要素も取り入れた重厚なドラマはとても見応えがある。
ニューオリンズで撮影された、爬虫類が棲息する沼地のシーンが怪しげなドラマをいっそう盛り上げている。
兄弟の父親ww役のスコット・グレンと、エレン役のニーラ・ゴードン、そしてジャックを母親のように愛するアニタを演じるメイシー・グレイもナイス・キャスティング。
邦題の“真夏の引力”は余計かと...。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2013-08-20 23:39 | MINI THEATER | Trackback(11) | Comments(0)
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