「パパの木」

「The Tree」 2010 フランス/オーストラリア/ドイツ/イタリア
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ドーンに「最終目的地/2009」のシャルロット・ゲンズブール。
ピーターに「キラー・エリート/2011」のエイデン・ヤング。
ジョージに「マーガレットと素敵な何か/2009」「ドリーム・ハウス/2011」のマートン・ソーカス。
長女シモーンに「ハンター/2011」のモーガナ・デイヴィーズ。
長男ティムに「ボビーとディンガン/2005」のクリスチャン・バイヤーズ。
次男ルーにトム・ラッセル。
三男チャーリーにガブリエル・ゴッティング。
監督、脚本は「やさしい嘘/2003」のジュリー・ベルトゥチェリ。
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シャルロット・ゲンズブールは美人じゃないけど何か惹き付けるものを持った素敵な女優。本作はオーストラリアが舞台なので台詞は英語。ドラマの中でシャルロットは全くフランス語を話さないが、父親がフランス人で、フランスからやって来たという設定になっている。
長女シモーン役のモーガナ・デイヴィーズは「ハンター」でもそうだったが、繊細な表情や感情を表現することが出来るスゴい女の子だ。本作は「ハンター」以前の作品。
タスマニア島が舞台の「ハンター」はロケーションが美しかった。本作はオーストラリアのクイーンズランド州の大草原が舞台。オーストラリアには行ったことがないが…広い!の一言!

ある日突然夫が心臓発作で亡くなる。4人の子供を残して夫が死んでしまった妻って…体験したことがないのでなんとも分らないが…“貴方(夫)なしにこれからどう生きればいいの?”と思うに違いない。このドラマのヒロイン、ドーンもその通りで、夫亡き後ウツ状態で引きこもってしまう。
おまけに生活のため今迄働いたこともないドーンは仕事を探すはめになる。夫は保険に入ってなかったのか?なんてことが脳裏をかすめるが、ドラマの舞台はオーストラリア。

働き始めたドーンは雇い主のジョージに誘われバーでお酒を飲む。家に帰ると“今迄何処にいたの?”と問いつめるシモーンの冷たい態度にやましさを覚えるが、ジョージとの逢い引きをやめることはできなかった。
最愛の父親を亡くしたシモーンが母親に訴える。目で、態度で…“ジョージとは会わなで…”と…。
シモーン役のモーガナ・デイヴィーズは撮影時7歳半だったらしいが、上にも書いたようにインパクトある演技にただ脱帽する。

タイトル“パパの木”とはドーン一家が住む家の側にある大きなイチジクの木のこと。車を運転中心臓発作を起こしたピーターはイチジクの木にぶつかり事切れる。車にはシモーンが同乗していた。イチジクの木の下で亡くなった父親は、その木にいると信じて疑わなかったシモーン。やがて木に登り喋り始めた彼女は夜になっても下りてこない。娘を心配するドーンは、反対に娘に導かれ木に登り始める。
シモーンは父親がいると信じるイチジクの木を住処にする。それは母親が、知らない男ジョージと親しくしていることへの抵抗でもあった。やがて父親の死から1年が経過し、大きな嵐がやって来て家屋敷が倒れてしまう。
ラスト、ドーンは車でジョージとすれ違うが、彼に頼らず子供たちと共に生きていこうと決心した様子がとても爽やかで、素敵なエンディングだった。

シネスイッチ銀座にて(7/19まで)
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by margot2005 | 2013-07-07 00:51 | フランス | Trackback(2) | Comments(0)
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