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「イノセント・ガーデン」

「Stoker」 2013 UK/USA
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インディア・ストーカーに「ディファイアンス/2008」「アメリア 永遠の翼/2009」「キッズ・オールライト/2010」「ジェーン・エア/2011」「アルバート氏の人生/2011」のミア・ワシコウスカ。
イヴリン・ストーカーに「インベージョン/2007」「オーストラリア/2008」「NINE/2009」のニコール・キッドマン。
チャーリー・ストーカーに「マッチポイント/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ウォッチメン/2009」「シングルマン/2009」のマシュー・グード。
リチャード・ストーカーに「理想の恋人.com/2005」「幸せのポートレート/2005」「ゾディアック/2005」のダーモット・マローニー。
ジ ン・ストーカーに「アニマル・キングダム/2010」「世界にひとつのプレイブック/2012」のジャッキー・ウィーヴァー。
マクガーリック夫人に「リトル・チルドレン/2006」「ラッキー・ユー/2007」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」のフィリス・サマーヴィル。
監督は「オールド・ボーイ/2003」のパク・チャヌク。
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シアターで何度も、何度も予告編を観た一作。
ニコール・キッドマンがダメなので観ないつもりだったが、お気に入り俳優のマシュー・グードの出演には抗えなかった。マシューのこのような役柄は初めてだが、謎の笑いを浮かべる怪しい姿が似合っている。
ヒロイン、インディア役のミア・ワシコウスカには「アリス・イン・ワンダーランド/2010」のイメージがつきまとい可憐という言葉がハマる。本作も可憐なのだが、少々狂気をおびたダークなインディアが恐ろしい。ラストのインディアはダーク一色で絶好調だ。
一方で謎の笑いを浮かべながら次々と殺人を犯すチャーリー…彼の行動はブラックなのだけど、なぜか憎めなくて実に可笑しかった。
そしてイヴリンの存在も忘れてはならない。自分より娘を愛する夫に不満を募らせていた彼女は夫が亡くなっても喪に服すどころかチャーリーといちゃついている。
とにかく3人が3人とも変?なのだ。

中盤以降でチャーリーの過去が明かされる。かつて、幼い弟を砂に埋めた後大の字になって砂をこするチャーリーの仕草と、インディアがベッドで同じ仕草をするシーン…結局インディアとチャーリーは同じ感性を持つ人間ってことで、残虐なことを平気でやってのける性格も一緒だったわけ。

母親のイヴリンが娘のインディアに向かって“Who Are You?”なんて台詞も飛び出し、この母娘はリチャードがいなくては何も分り合えない関係。母親と心が通じ合わないなんて哀し過ぎる。

基本的にこういうドラマはあまり好みではない。
テネシー州で撮影されたドラマの背景や屋敷が美しく...全体的に耽美の世界...チャーリー役のマシューも美しくゴージャスで…その辺は楽しめたかな?
ポスターにもあるように“Do not disturb the family/この家族を邪魔しないで”というTaglineが最高!

TOHOシネマズ・シャンテにて(7/4まで上映)
by margot2005 | 2013-06-30 00:04 | Comments(0)