「ザ・マスター」

「The Master」 2012 USA
a0051234_23155548.jpg

元海兵隊員のフレディは第二次世界大戦が終わった後、就職はしたもののアルコール依存症を抱えるトラブル・メーカーで、職場を転々としている。ある時、いつものように酒に酔ったフレディは、港に停泊中の船にこっそり乗り込んでしまう。やがて見つかったフレディは“マスター”と呼ばれるランカスター・ドッドの元へ連れて行かれる。信仰宗教の教祖であるドッドは意外にもフレディを気に入り、妻子を紹介するのだった…

フレディ・クエルに「帰らない日々/2007」「アンダーカヴァー/2007」のホアキン・フェニックス。
ランカスター・ドッドに「カポーティ/2005」「M:i:III/2006」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「その土曜日、7時58分/2007」「ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「パイレーツ・ロック/2009」のフィリップ・シーモア・ホフマン。
ドッドの妻に「魔法にかけられて/2007」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」「ダウト ~あるカトリック学校で~」「サンシャイン・クリーニング/2008」「ジュリー&ジュリア/2009」のエイミー・アダムス。
エリザベス・ドッドにアンビル・チルダーズ。
ヴァル・ドッドにジェシー・プレモンス。
ヘレンに「夫以外の選択肢 /2004」のローラ・ダーン。
フレディの恋人ドリスにマディセン・ベイテイ。
監督、脚本、製作は「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド/2007」のポール・トーマス・アンダーソン。

本作は観るつもりなどなかったのだが、シャンテで上映していたのでつい観に行ってしまった。
過去に聞いた覚えのある50年代のMusicが耳に心地よい。CDではなくノイズを感じるレコードのような音がナイス。本作で良かったのはBack Musicだけかも知れない。

フレディの帰還を待っていた恋人ドリスが、彼を待ちきれずに他の男と結婚してしまう。男の名前はデイ。で、今やドリス・デイとなった昔の恋人ドリス。ドリス・デイは50年代の大スターであり、中々ニクい演出。

狂気というものすらを感じる信仰宗教は肌に合わない。ドッドとフレディが強い絆で結ばれたのは、互いに持っている狂気かとも思えた。

とにかく映画には全く興味がわかなかったが演じる俳優がスゴい。ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンには狂気が似合い過ぎるほど似合う。
ドッドの妻役のエイミー・アダムスは地味な女優。本作では目立たない妻を演じていて完璧。
ローラ・ダーンが懐かしい。

ポール・トーマス・アンダーソン映画は上に書いたダニエル・デイ・ルイスの「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド」以前にアダム・サンドラーの「パンチドランク・ラブ/2002」、マーク・ウォールバーグの「ブギーナイツ/1997」と観ている。トム・クルーズがダメなので「マグノリア/1999」は観ていない。で、この方は少々暗い、一風変わったドラマを作るのが得意な監督かと思える。

TOHOシネマズシャンテにて
[PR]
by margot2005 | 2013-04-30 23:23 | MINI THEATER | Trackback(6) | Comments(0)
トラックバックURL : http://margot2005.exblog.jp/tb/17711346
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 佐藤秀の徒然幻視録 at 2013-05-01 20:56
タイトル : ザ・マスター〜見果てぬドリス・デイ
中国行きのスロウ・ボート 公式サイト。原題:The Master。ポール・トーマス・アンダーソン監督、ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ロー ...... more
Tracked from 映画的・絵画的・音楽的 at 2013-05-01 22:18
タイトル : ザ・マスター
 『ザ・マスター』をTOHOシネマズシャンテで見ました。 (1)本作は、ヴェネチア国際映画祭で様々の賞をとった作品だということと、フィリップ・シーモア・ホフマンの姿が見られるということで映画館に足を運びました。  舞台は1950年代のアメリカ。  職もなく彷徨い歩...... more
Tracked from 映画雑記・COLOR o.. at 2013-05-01 23:58
タイトル : ポール・トーマス・アンダーソン監督『ザ・マスター(The..
注・内容、台詞に触れています。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督、昨年のベネチア国際映画祭で銀獅子(監督)賞、男優賞に輝いた5年ぶりの新作『ザ・マスター(The Ma... more
Tracked from 笑う社会人の生活 at 2013-05-02 07:48
タイトル : アメリカクラシック映画の域で
24日のことですが、映画「ザ・マスター」を鑑賞しました。 第2次世界大戦後のアメリカ、アルコール依存の元海軍兵士のフレディは 宗教団体の教祖ドッドに出会い関係を深めていくのだが・・・ 鬼才 ポール・トーマス・アンダーソン監督作品 作り 流れ的には前作のテイス...... more
Tracked from 象のロケット at 2013-05-03 09:50
タイトル : ザ・マスター
第二次世界大戦後のアメリカ。 元海軍の軍人フレディ・クエルは、帰還後もアルコール依存から抜け出せずトラブルを繰り返していた。 酔って出航前の船に密かに乗り込んだフレディは、船主で新興宗教団体“ザ・コーズ”の主宰者“マスター”ことランカスター・ドットに温かく迎えられる。 少しずつ感情を抑制できるようになったフレディはマスターとの絆を深めてゆくのだが…。 ヒューマンドラマ。... more
Tracked from kintyre&#039.. at 2013-08-04 22:08
タイトル : 映画『ザ・マスター』を観て
12-29.ザ・マスター■原題:The Master■上映時間:138分■製作年、国:2012年、アメリカ■観賞日:3月31日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)■料金:1,800円 □監督・脚本・製作:ポール・トーマス・アンダーソン◆フィリップ・シーモア・ホフマン(ランカスタ...... more
<< 「ヒッチコック」 「君と歩く世界」 >>