「ベラミ 愛を弄ぶ男」

「Bel Ami」 2012 UK/イタリア
a0051234_18413865.jpg

1890年、パリ。食べるものにも事欠くほど貧しい青年ジョルジュ・デュロワはアルジェリアからの帰還兵。ある夜、キャバレーで旧友シャルルと再会する。シャルルは新聞記者で美しく聡明な妻マドレーヌとリッチな生活を送っていた。やがてシャルルが催した晩餐会で上流階級の貴婦人たちに紹介される。教養豊かなマドレーヌはジョルジュに新聞記事を書いてみないかと持ちかける。活字化されたジョルジュの戦争体験記事は好評を得るのだった。一方でシャルルの屋敷で紹介された人妻クロチルドと逢い引きを始める…
a0051234_18415216.jpg

ジョルジュに「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」「リメンバー・ミー/2010」「恋人たちのパレード/2011」のロバート・パティンソン。
マドレーヌに「金色の嘘/2000」「宮廷料理人ヴァテール/2000」のユマ・サーマン。
ヴィルジニに「ルパン/2004」「ブーリン家の姉妹/2008」「ずっとあなたを愛してる/2008」「お買いもの中毒な私!/2009」「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」「サラの鍵/2010」「砂漠でサーモン・フィッシング/2011」のクリスティン・スコット・トーマス。
クロチルドに「僕のニューヨーク・ライフ/2003」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」のクリスティナ・リッチ。
ムッシュー・ルセに「声をかくす人/2011」のコルム・ミーニイ。
スザンヌ・ルセに「ジェーン・エア/2011」のホリデイ・グレインジャー。
シャルルに「カレンダー・ガールズ/2003」のフィリップ・グレニスター。
監督はデクラン・ドネランとニック・オーメロッド。
原作はギイ・ド・モーパッサン。

ジョルジュはクロチルド、未亡人となったマドレーヌ、そして新聞社の社長ルセの妻ヴィルジニと次々に誘惑して行く。自らの美貌を武器に女を籠絡させ、上流社会へと成り上がって行く美しい男ジョルジュ。ラスト、彼が最後に選んだ相手はルセとヴィルジニの娘スザンヌだった。マドレーヌを捨てスザンヌと結婚したのは裏切られたルセに対する復讐。
ヴィルジニを執拗に誘惑し、飽きたからポイと捨ててしまうジョルジュはまるで動物のよう。このような廃退の時代だからか?とも思ったが、いやいや現代でもこのような男はきっと存在する。

ロバート・パティンソン はまぁまぁ適役か?「トワイライト」のレビューに大人なロバート・パティンソン が観たいと書いた。その後何作か観たけど、どうもこの方は「トワイライト」のイメージに引きずられているのか…どの役柄もエドワード・カレンとダブってしまう。

ユマ・サーマンをシアターで観たのは「ペイチェック 消された記憶/2003」以来。ユマ・サーマンはクラシック映画が似合う女優で、本作でもぴったり!ロバート・パティンソンはユマの存在感にはとても太刀打ち出来なそう。
クリスティン・スコット・トーマスはさすがの女優!あのような情けない役柄を演じるのだから…。
ホリデイ・グレインジャーは「アンナ・カレーニナ」にも出演しているUK女優。今wowowで放映中の「ボルジア家2 愛と欲望の教皇一族」でジェレミー・アイアンズ演じる怪しくてスキャンダラスな教皇ロドリーゴ・ボルジアの娘ルクレツィア・ボルジア役が可憐。
最後にクリスティナ・リッチに時代物は似合わない。

ギイ・ド・モーパッサンの小説“ベラミ”は大昔読んだ覚えがあるが全く記憶がなので今一度読んでみたい。
ロバート・パティンソンが主演するデヴィッド・クローネンバーグの「コズモポリス/2012」はただいま公開中。今月は観たい映画が目白押しでこちらはパスしそうな気配。

ヒューマントラストシネマ渋谷にて(既に上映終了)
[PR]
by margot2005 | 2013-04-22 00:07 | UK | Trackback(2) | Comments(0)
トラックバックURL : http://margot2005.exblog.jp/tb/17660029
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 象のロケット at 2013-04-23 17:15
タイトル : ベラミ 愛を弄ぶ男
1890年、フランス・パリ。 アフリカ・アルジェリアからの帰還兵ジョルジュ・デュロワは、満足な仕事に就けず惨めな暮らしを送っていた。 旧友シャルルから晩餐会に誘われ、そこで語った騎兵隊時代の思い出話が一同を魅了し、新聞に手記を書くチャンスを得る。 シャルルの妻マドレーヌに助けられて書いた記事は好評で、正式に記者として雇われたジョルジュは、上流社会の夫人たちを次々と誘惑し、出世していく…。 文芸ドラマ。... more
Tracked from いやいやえん at 2013-09-15 09:34
タイトル : ベラミ 愛を弄ぶ男
ロバート・パティンソンさん演じる主人公の相手役の中に、クリスティーナ・リッチさんがいたので見てみた。他にユマ・サーマン、クリスティン・スコット・トーマスさんが相手役。正直ロバパティはどうでもいいですw 偽りの愛で女を悦ばせ、他人を踏み台にして成りあがる危険な男…しかし果たして彼は本当に危険なのか? 有力者の妻たちを味方につけることでのし上がっていく様、男女とも貞淑観念はなく、性的な魅力が金と権力を呼び寄せる。 ユマ・サーマンさん演じるマドレーヌは、女性であるがゆえに実力を認められることは...... more
<< 「偽りなき者」 「汚(けが)れなき祈り」 >>