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「ザ・ワーズ 盗まれた人生」

「The Words」 2012 USA
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売れない作家のローリーはハネムーンで訪れたパリのアンティーク・ショップで使い込まれた古い鞄を見つける。そしてその中には未発表の小説が隠されていた...
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ローリー・ジャンセンに「そんな彼なら捨てちゃえば?/2009」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「世界にひとつのプレイブック/2012」のブラッドリー・クーパー。
ドーラ・ジャンセンに「ヘイヴン/堕ちた楽園/2004」「バンテージ・ポイント/2008」「アバター/2009」のゾーイ・サルダナ。
クレイ・ハモンドに「デイ・アフター・トゥモロー/2004」「バンテージ・ポイント」のデニス・クエイド。
old manに 「ヴェニスの商人/2004」 「華麗なる恋の舞台で/2004」「カサノバ/2005」「エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜/2005」のジェレミー・アイアンズ。
young manに「ナルニア物語/第2章:カスピアン王子の角笛/2008」のベン・バーンズ。
ダニエラに「スリーデイズ/2010」のオリヴィア・ワイルド。
セリアに「幸せはシャンソニア劇場から/2008」のノラ・アルネゼデール。
監督、脚本、出演(Jason Rosen)にブライアン・クラグマン&リー・スターンサール。

本作は期間限定レイトショーのみで、観ている人はあまりいないかと思える。とにかくストーリー展開がとてもミステリアスで大満足だった。

簡単にストーリーを書くと…作家志望のローリー・ジャンセンが偶然未発表の小説を発見する。他人が書いたと知りながら自身の作品として発表したところベストセラー小説となり、ローリーは富と名声を手に入れる。一方で作家クレイ・ハモンドが作品を発表する。その小説の主人公は売れない作家のローリー・ジャンセン…。

見終わって最初??だった。というのも少々ややこしい…ローリー・ジャンセン、ローリーが自作として発表した小説を書いたold man(young manは同一人物)、そしてクレイ・ハモンド…
ある時、セントラルパークでold manはローリーの後をつけ自己紹介する。彼は第二次世界大戦後のパリでyoung manだった頃小説を執筆していた。それには愛するセリアとの愛と別れがドラマティックに綴られていた。
40年代のパリに生きるyoung manと妻のセリア。現代のニューヨークに生きるローリーと妻のドーラ。作家のクレイ・ハモンドは二つの時代を交差させ、今この小説を世に送りだそうとしている。
40年代の二人がロマンティックながら結末は哀しいという非常に美しいドラマで語られる。そしてそれを小説にしたのだからベストセラーになるのは当然のこと。

主演がブラッドリー・クーパーということで観に行ったが、いやいやとても引き込まれる面白いドラマだった。で、ブラッドリー・クーパーはもちろんゴージャスだった。
二つのカップルからなるラヴ・ストーリー。ストーリー展開は作家が語る手法で進んで行く。こういった展開は中々珍しい。引き込まれたのはそれに尽きる。40年代の二人のシーンが哀しくも美しくて印象に残る。
クレイに近づく謎めいた女性ダニエルの存在は今イチだったな。
ジェレミー・アイアンズのおじいさんぶりに驚きだった。

全く印象が違っていたのでエンドクレジットで配役を知ったベン・バーンズはナルニア物語でのカスピアン王子。
素敵な映画を作ったブライアン・クラグマンはJason Rosen役で出演。しかし全く記憶がない。UK俳優のジョン・ハナーも出演していたみたいだけど、こちらも記憶無しで残念。
そしてブライアン・クラグマン&リー・スターンサールは初監督作品だそう。

ヒューマントラスト渋谷にて(既に上映終了)
Commented by pupu55560 at 2013-04-04 00:15
こんにちは。
これは構成も変わっていて面白かったですね。
それぞれの恋物語にも惹き込まれました。
ライブドアからTBさせてくださいね。
Commented by margot2005 at 2013-04-05 23:25
pupu55560さん、こんばんは。
コメントとTBありがとうございました。
これは本当に面白かったです。独創的な構成を堪能しました。
ライブドアにTBとコメント残しましたのでよろしく。
by margot2005 | 2013-04-02 00:58 | Comments(2)