2013年 03月 17日
「世界にひとつのプレイブック」
最愛の人を失った男と女が再び愛に目覚める、少々シニカルなラヴ・ストーリー。
パットに「そんな彼なら捨てちゃえば?/2009」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」のブラッドリー・クーパー。
ティ ファニーに「あの日、欲望の大地で/2008」「ウインターズ・ボーン/2010」のジェニファー・ローレンス。
パットの父親に「グッド・シェパード/2006」「昼下がり、ローマの恋/2011」「レッド・ライト/2012」のロバート・デ・ニーロ。
パットの母親ド ロレスに「アニマル・キングダム/2010」のジャッキー・ウィーヴァー。
ダニーに“ラッシュアワー・シリーズ”のクリス・タッカー。
ティファニーの姉ヴェロニカに「ボーン・アルティメイタム/2007」のジュリア・スタイルズ。
パットの妻ニッキにブレア・ビー。
監督、脚本は「スリー・キングス/1999」「ファイター/2010」デヴィッド・O・ラッセル。
妻の浮気現場を目撃し情緒不安定になったあげく精神科に入院したパット。そしてある日、母親ドロレスはバットを退院させるべく車を走らせる。実家に戻ったパットは教師の職を失い、裁判所から愛する妻に対して接近禁止令も出されていた…
といった非常にツライ立場にある男。
入院中太ったパットは痩せるためジョギングを始める。そして妻の友人ヴェロニカの妹ティファニーと偶然知り合う(これは偶然ではなくパットの母親の演出)。ティファニーは愛する警察官の夫を亡くしたばかりだった。
真夜中、読書家のパットがヘミングウェイの“武器よさらば”の結末にキレる。この男すぐにキレるのだ。まぁでも愛する妻が自分の家のバスルームで同僚の教師とsexしていたのを目撃したのだから…こんな現場を見せつけられたら誰だったキレる。しかし妻の浮気相手を攻撃し問われたのはパット…なんて実にお気の毒。おまけに今だ妻への愛は冷めず普通に暮らすことを望んでいる...なんとロマンティックというのか、優しいというのか、未練たらしくて懲りない、どうしようもなく情けない男。
一方でティファニーは夫を亡くした傷心から職場の男たちとsexしまくり会社をクビになっている。
とにかくエキセントリックな二人が出会い、ダンスを通じて結ばれるといった展開はオシャレだが、二人が結ばれる過程がやや短絡的過ぎるのが今一だったな。でも全体的には中々洒落たヒューマン・コメディだった。
初日に観たのに今頃…ブラッドリー・クーパーの映画って色々と観ている。でもレビューを書いたのは「そんな彼なら捨てちゃえば?」以来。その前に書いた「ニューヨーク、アイラブユー」も「バレンタインデー」もブラッドリーは主演じゃなく群像ドラマの一出演者。そして彼の主演作「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い/2009」「特攻野郎Aチーム THE MOVIE/2010」「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える/2011」「リミットレス/2011」とシアターで観て来た。その中で「リミットレス」は中々素敵な映画だったがなぜか?レビューを書いていない。で、今回は是が非でも書かなきゃと思いながら、観てから2週間もたってしまった。
パットの友人ダニー役のクリス・タッカーが懐かしい!
ロバート・デ・ニーロの貫禄は相変わらずだが、「アニマル・キングダム」で大胆不敵な母親を演じたジャッキー・ウィーヴァーが本作では穏やかな妻ながら存在感あり。
主演のブラッドリー・クーパーは残念だったが、ヒロイン、ジェニファー・ローレンスはオスカー主演女優賞を受賞した。
TOHOシネマズ日比谷シャンテにて
ちょっぴり風変わりなラブストーリーでしたね。
見た時にはなかなかこのノリについていけなかったのですが
後から愛すべき人たちだったなーと思いました。
ブラッドリー・クーパーの作品、ずいぶんたくさんご覧になっているんですね。
私はひょっとして初めてかも…
来日した時にメディアを通して見た彼
なかなかすてきでした☆
レスが遅くなってごめんなさい。
見終わって感じたのはとても風変わりなラヴストーリー&とても風変わりな登場人物ってイメージでした。
そう確かに変人ながら愛すべき人物ばかりでした。
ブラッドリー・クーパーの映画以外に観てますね。やはり彼には何か惹き付けるものがあるのでしょうか?
最近お気に入り俳優の一人に入れました。
来日時の写真見ました。ホントハンサム・ガイですね。