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「テッド」

「Ted」2012 USA
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1985年、クリスマス・イブ。友だちのいない孤独な少年ジョンがある願い事をする。するとぬいぐるみのテディベアが動きだし突然喋り始める。やがて二人はしっかと友情を育んで行く。そして27年の歳月が流れジョンもテディベアのテッドもオヤジに…

監督/脚本/原案/声の出演(テッド)/製作にセス・マクファーレン。
ジョン・ベネットに「ディパーテッド/2006」「ザ・シューター/極大射程/2007」「アンダーカヴァー/2007」のマーク・ウォールバーグ。
ジョンの恋人ロリー・コリンズに「ブラック・スワン/2010」「ステイ・フレンズ/2011」のミラ・クニス。
ジョンの上司レックスに「インフォーマント!/2009」のジョエル・マクヘイル。
ドニーに「リトル・イタリーの恋/2003」「パブリック・エネミーズ/2009」「アバター/2009」のジョヴァンニ・リビシ。
シンガーで「マイ・ブルーベリー・ナイツ/2007」のヒロイン、ノラ・ジョーンズが本人役で出演。
クレジットありでトム・スケリット、そしてノンクレジットでライアン・レイノルズやテッド・ダンソンも出演している。
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下ネタ満載コメディに大いに笑った。アダム・サンドラーやベン・スティラーとかヴィンス・ヴォーンのコメディ映画をwowowで観ることはあるがこれほど笑ったことはない。本作が笑えるのはひとえにテディ・ベアのテッド。
ぬいぐるみが動きだし喋り出して…おまけに持ち主の少年と共に成長しおっさんになる(姿形は同じだが…)。赤いエプロンで腰フリダンスするテッドも、スーツを着たテッドもナイス!ビールを飲んでマリファナを吸うテッドの姿が本当にそれらしく映るからスゴい。
最初セス・マクファーレンが喋るテッドの声と、ぬいぐるみのテッドの顔に違和感あったが、だんだんテッドの顔がオヤジ化してきたように見えたのは、ひとえにテッドのパーフォーマンスによるかと思える。

今までシアターで観たマーク・ウォールバーグ映画はヤクザに狙撃手に警察官。今回のコメディ映画は良かった。彼ってコメディいけてる。マーク・ウォールバーグを初めてシアターで観たのは「パーフェクト・ストーム/2000」。そしてその後wowowで見た「ブギーナイツ/1997」と、カルヴァン・クラインのアンダー・ウエアーのモデルで彼の存在は完全に頭に入った。その後「シャレード/2002」や「ミニミニ大作戦/2003」を見たがそれほど惹かれる俳優でもなく…今回マーク・ウォールバーグはコメディが素敵!と切に思った。
ジョヴァンニ・リビシはテッドを誘拐するキモい男ドニー役。今回の配役も非常に危なくて、アブノーマルな男で、あんな役柄しか回って来ないのか...気の毒でならない。

まぁ何はともあれ本作はもうかなり久しぶりに観たとても、とても面白いアメリカン・コメディだった。セス・マクファーレンって人を全く知らないながら彼の才能に脱帽する。今年のオスカー授賞式の司会に選ばれたセス・マクファーレン。wowwoでの放映が楽しみとなった。

日比谷スカラ座にて
by margot2005 | 2013-02-07 23:52 | Comments(0)