「マリー・アントワネットに別れをつげて」

「Les adieux à la reine」…aka 「Farewell, My Queen」 2012 フランス/スペイン

革命前のヴェルサイユを舞台に王妃と、彼女の朗読係を勤めたシドニー・ラボルドの愛憎ドラマ。
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シドニー・ラボルドに「美しい人/2008」「ロビン・フッド/2010」「ミッドナイト・イン・パリ/2011」のレア・セドゥ。
マリー・アントワネットに「戦場のアリア/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ハンティング・パーティ/2007」「マンデラの名もなき看守/2007」「すべて彼女のために/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「アンノウン/2011」のダイアン・クルーガー。
ガブリエル・ド・ポリニャック夫人に「8人の女たち/2002」「ボン・ヴォヤージュ/2003」のヴィルジニー・ルドワイヤン。
ルイ16世に「夜風の匂い/1999」「神々と男たち/2010(監督)」のグザヴィエ・ボーヴォワ。
カンパン夫人に「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」「キングス&クイーン/2004」のノエミ・ルボフスキー。
ベルサイユの公文書保管人モローに「甘い罠/2000」「アメリ/2001」のミシェル・ロバン。
監督、脚本は「トスカ/2001」「アドルフ(イザベル・アジャーニの惑い)/2002」のブノワ・ジャコー。
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ブノワ・ジャコーの映画は「アドルフ(イザベル・アジャーニの惑い)」以来。貴族の世界を描いたそれは19世紀が舞台の華麗なるLove Storyだった。本作はフランス革命に揺れる1789年のヴェルサイユが舞台。ヒロインはマリー・アントワネットではなく、彼女の朗読係のシドニー・ラボルド。演じるレア・セドゥーはフランス映画祭2009で上映された「美しい人」で初めてお目にかかった。教師から愛される高校生を演じたレアはとても妖艶で魅力的だったのを思い出す。
マリー・アントワネットは1793年、37歳で処刑される。これはその4年前の物語。アントワネット役はドイツ人女優のダイアン・クルーガー。
そして「8人の女たち」でカトリーヌ・ドヌーヴの長女を演じたヴィルジニー・ルドワイヤンが10年の歳月を経て妖艶なる美女となっている。

“フランス革命”と“マリー・アントワネット”関連本は何冊か読んでいる。“マリー・アントワネット”は遠藤周作が書いたものがとても興味深かった。藤本ひとみ版の“マリー・アントワネット”も中々のもの。しかしながらマリー・アントワネットの朗読係は初めて知った。

残念ながらストーリーが散漫で盛り上がりにかけ、とても端折ってある感じで映画的にはそれほど面白くなかった。王妃とシドニー、そして、一人勝ちで寵愛を受けたポリニャック夫人と王妃の関係をもう少し深く描いていただきたかった。王妃に心酔し、身も心も捧げるというシドニーの気持ちがドラマから伝わってこなかった。ポリニャック夫人も同様。
ある時、シドニーの気持ちを知っているにも関わらず“一人の女性を好きになったことがある?”なんて聞く王妃の残酷さが恐ろしい。で、革命前に王妃を捨て夫婦でオーストリアに亡命してしまったポリニャック夫人はもっと残酷な人だ。

まぁとにかくフランスが好きで、ヴェルサイユが好き…そうじゃなきゃ主演のレア・セドゥーのファン…それ以外は観てもつまらないだろう。シアター内、数席離れた両隣どちらも男性だった。レアのファン?
ヴェルサイユで撮影されたシーンは美しい。鏡の間、グラン・カナルやプチ・トリアノンでも撮影されていて懐かしかった。ヴェルサイユには二度行ったが、今一度行ってみたい、
鏡の間や絢爛豪華な衣装は見応えあり。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2013-01-02 23:10 | フランス | Trackback(7) | Comments(4)
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Tracked from いやいやえん at 2013-07-30 22:13
タイトル : マリー・アントワネットに別れをつげて
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Commented by pretty-bacchus at 2013-01-06 02:23
あけましておめでとうございます。
本年も話題一杯のブログを楽しませていただきます。
よろしくお願いいたします。
Commented by margot2005 at 2013-01-06 18:58
pretty-bacchusさん、あけましておめでとうございます。
毎年ご挨拶いただいて恐縮しております。

今年もたくさんのヨーロッパ映画に出会えればと思っています。
こちらこそよろしくお願いいたします。
Commented by foggykaoru at 2013-01-13 00:25
この映画の原作は「王妃に別れを告げて」という小説です。
2、3か月ぐらい前から、私のところにアップしてある感想文のアクセスが突然増えてきたので、何が起こったのかと驚いて調べて、映画化されたことを知りました。
そのときは日本で公開されたら絶対に観ようと思っていたのですが、どうも映画は小説とは相当違うようで。
原作は歴史の専門家の手になるもので、とても地味だけれど、読み応えがあります。ただ、テンションはめちゃくちゃ下がるのですが。(なにしろ落ちぶれる話ですから)
こちらのレビューを拝見して、やっぱり観なくてもいいかも・・・と思った次第です(苦笑)
Commented by margot2005 at 2013-01-13 23:34
foggykaoruさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

やはりそうでしたか!小説とは相当違うのですね?
映画にはマジで引込まれなかったですね。
「王妃に別れを告げて」是非読んでみたいと思います。
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