「恋のロンドン狂騒曲」

「You Will Meet a Tall Dark Stranger」2010 USA/スペイン

ロンドンを舞台にウディ・アレンが描く皮肉たっぷりの群像コメディ。
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サリーに「夫以外の選択肢/2004」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「愛する人/2009」「映画と恋とウディ・アレン/2011」「ドリーム・ハウス/2011」のナオミ・ワッツ。
ロイに「アメリカン・ギャングスター/2007」「告発のとき/2007」「ミルク/2008」「ブッシュ/2008」のジョシュ・ブローリン。
ヘレナに「ブリジッド・ジョーンズの日記/2001」のジェマ・ジョーンズ。
アルフィに「プルーフ・オブ・マイ・ライフ/2005」「最終目的地/2009」のアンソニー・ホプキンス。
グレッグに「ボーダータウン/報道されない殺人者/2006」「私が、生きる肌/2011」「エージェント・マロリー/2011」のアントニオ・バンデラス。
ディアに「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「ミラル/2010」のフリーダ・ピント。
シャーメインに「華麗なる恋の舞台で/2004」「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!/2007」のルーシー・パンチ。
占い師ク リスタルに「旅する女/シャーリー・バレンタイン/1989」のポーリーン・コリンズ。
ジョナサンに「ブラザー・グリム/2005」のロジャー・アシュトン・グリフィス。
監督、脚本は「映画と恋とウディ・アレン/2011」のウディ・アレン。
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とてもロマンティックだった「ミッドナイト・イン・パリ/2011」の前に製作されたこちらには少々期待していた。そしてそれはかつてのアレン映画らしく皮肉たっぷりの展開で…ドタバタしているところもアレン流か?例によって登場人物が喋りまくっている。
中心になる軸はサリーかと思える。
美術を学んだサリーはアート・ギャラリーを持つのが夢だが、現在は雇われの身に甘んじている。おまけに女好きでsexyなギャラリーのオーナー、グレッグに魅せられる日々。
サリーの夫ロイは医者の資格を持つにも関わらず作家に転向し、売れたのは処女小説のみで後はスランプ状態。ストレス解消のため自宅の窓越しに見えるエキゾティックで若い娘を盗み見るうち彼女に夢中になる。
サリーの母親ヘレナは40年連れ添った夫に捨てられ占いに癒しを求めるが、占い師クリスタルはインチキ商売の様子。
サリーの父親アルフィはアンチエイジングに目覚め、娘よりも若いコールガール、シャーメインにぞっこんで結婚してしまう。

ディアはフィアンセがいるのに、彼を捨ててロイを選んだり、サリーがグレッグに相手にされなかったりと意外な展開が笑える。そしてアルフィは妻へレナに復縁を望むが彼女は知り合ったジョナサンと意気投合してしまって相手にしてもらえない。

”Tall Dark Stranger”って“見知らぬ素敵な男”といったイメージ。西洋の良い男の条件としてまず背が高くて、ヘアーはダークが良いらしい。赤毛とかブロンドの男は男らしくないのかも知れない。良くない意味で“黒い騎士”とも言っていた。

アレン映画らしく至る所にシニカルな表現が炸裂する。
占いにハマりまくっているヘレナは“私の前世は英国王室よ!”なんて言い出しサリーはあきれ返るしかない。
家のローン支払いを援助してくれている義母ヘレナにも我慢できないロイは訪ねて来た彼女に“家から出て行ってくれ!”なんて追い出す始末。ロイもアルフィも妻と元妻を無視し放題なのだ。ロイは意外にも勝利を納めるがアルフィは罰があたった様子。
でもディアをゲットした幸せなロイには何れ明らかになるスゴい問題(事件)があった。それも妻をないがしろにした罰?
サリーはグレッグに愛されていると思い込んでいたようだが、後から現れた新進画家に奪われとてもお気の毒だった。
ヘレナが出会う男ジョナサンが”Tall Dark Stranger”とは真逆で最高。
ディアのファッションが全て赤というのも印象的だった。

TOHOシネマズ日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2012-12-16 21:48 | MINI THEATER | Trackback(9) | Comments(2)
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皆さん結構早くにご覧になっておられるんですね。
私は正月挟みまして大変ゆっくりしてしまいました。

そんな恋、うまく行く訳ないじゃん・・・ と思ってても、ご本人たちだけは絶対上手く行くって思いこんでいるのが大変面白かったです(笑)
Commented by margot2005 at 2013-01-13 23:26
rose_chocolatさん、こんばんは。
>私は正月挟みまして大変ゆっくりしてしまいました...
私は今年になってからまだシアターに行けてません。時間が取れなくて、観に行けなくてどうしようもないのです。

さて、ウディ・アレンはこういった皮肉を込めたコメディを描くのが上手いですね。
映画のように上手く行く恋愛なんて...上手く行かないのを映画にするのがアレン流でしょうか?
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