「家族の庭」

「Another Year」 2010 UK
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トムに「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!/2007」「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」のジム・ブロードベント。
トムの妻ジェリーに「ヴェラ・ドレイク/2004」のルース・シーン。
二人の息子ジョーにオリヴァー・モルトマン。
ジェリーの同僚メアリーに「人生は、時々晴れ/2002」のレスリー・マンヴィル。
トムの幼なじみケンに「ヴェラ・ドレイク」「つぐない/2007」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のピーター・ワイト。
ジョーの恋人ケイティにカリーナ・フェルナンデス。
トムの兄ロニーに「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のデイヴィッド・ブラッドリー。
「ヴェラ・ドレイク」のイメルダ・スタウトンがジェリーの患者役でワン・シーン出演している。
監督、脚本は「秘密と嘘/1996」「ヴェラ・ドレイク」のマイク・リー。
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「ヴェラ・ドレイク」もそうだったけど、悲しみに打ちひしがれた哀れなメアリーのアップで終わるエンディングは実に胸に迫る。見終わって久方ぶりにしばらく席を立てない作品だった。
地質学者のトムと精神科医のジェリーは人も羨むオシドリ夫婦。休日には自ら育てた野菜を収穫し、トムは妻ジェリーと共にキッチンに立ち料理を作る。そうこうするうちジェリーの同僚であるメアリーがやって来る。美味しい料理をふるまわれ、ワインをがぶ飲みしたメアリーは酔いつぶれ愚痴をこぼし始める。“わたしは男運がない”と...メアリーはなんとわがままな女性だろう!ジェリーはカウンセラーという職業を持つ人だからメアリーの話を親身になって聞いてやる。でもそんなジェリーもある時、“いい加減にして!”と言葉には出さないが、メアリーを突き放すのだ...。
はっきりしないが、幼い頃から知っているトムとジェリーの息子ジョーに久しぶりに会うメアリーは50代の役柄なのだろうか?親子ほども年齢が違うジョーが気になるメアリー。彼女はジョーと二人きりで食事をしたり飲みに行ったりすることを望んでいたに違いない。しかしある日突然ジョーに恋人がいることが発覚!ジョーの恋人ケイティを見るメアリーのまなざしは嫉妬そのものだ。メアリーの気持ちは同性として痛いほど分かるのでラストはホント辛かった。
トムの兄ロニーが妻を亡くし、しばし弟の家に滞在する。偶然ロニーに出くわしたメアリー…男がいないと生きられないメアリーの、ロニーを見つめる目が意味深だった。
仕事も家庭生活も充実しているジェリーに対するメアリーの嫉妬もスクリーンからひしひしと伝わってくる。独身でアル中の女の老後はあまりにも哀し過ぎる。
メアリーを演じるレスリー・マンヴィルが上手い。さりげない仕草や表情が、演技を超えて、奔放で身勝手で、哀れなメアリーに見えてしまった。
オシドリ夫婦の名前が“トムとジェリー”とはナイスではないか。
銀座テアトルシネマにて(既に上映終了)
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by margot2005 | 2011-11-16 00:21 | UK | Trackback | Comments(0)
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