「ヘッドハンター」

「Hodejegerne」…aka「Headhunters」 2011 ノルウェー/ドイツ
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ロジャーにアクセル・ヘニー。
クラスに「ブラウン夫人のひめごと/2002」のニコライ・コスター・ワルドー。
ロジャーの妻ダイアナにシヌーヴ・マコディ・ルンド。
監督はモルテン・ティルドゥム。
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ノルウェー国内で最も成功したヘッドハンターであるロジャーにはもう一つの顔がある。最愛の妻ダイアナに最高の贅沢をさせるため高級絵画を盗んでいるのだ。ターゲットは彼がヘッドハントした契約相手が所有するものばかり…

“「ミレニアム」シリーズの製作陣が贈る傑作サスペンス・スリラー…”とあるようにスゴく面白い展開だった。コメディ要素も満載で観客を飽きさせないし、もうホントあっという間の100分だった。
それなのに期間限定レイトショーのみの公開で、とっくに上映は終了している(8/11〜8/24)。とても、とても観たくて、仕事が終わった後、銀座で夜9:00まで時間をつぶした。
予告を観て興味を惹かれたのは主人公と張り合う元エリート軍人クラス役でニコライ・コスター・ワルドーが出演していること。彼はデンマーク出身で「ブラックホーク・ダウン/2001」「エニグマ/2001」や「ウインブルドン/2004」に出演している素敵な俳優。「ブラウン夫人のひめごと」のレビューにもゴージャスな俳優と書いている。

背が低いことが最高のコンプレックスであるロジャーは最高の美女を妻にした男…妻のためなら何だってやる!盗みさえも…。

ロジャーはオフィスの壁に高級絵画を飾り、“あの絵画はいくらだと思う?”と面接に来た男に問いかける。絵画に興味を持つ相手なら“家にも絵画はある…”と言うわけ…そして”家に犬はいるか?などとさりげなく聞くのだ。上手い、ロジャーのアプローチは実に巧妙だ。で、難なく絵画を手に入れ、持参した贋作を額におさめる。

ある日、画廊の経営者でもあるダイアナから、過去にドイツで略奪された著名な絵画が、ある人の家にあるという情報を得る。その人とはやはりロジャーがヘッドハントしたクラスだった。ロジャーは予定通りクラスの家に盗みに入り絵画を強奪する。しかしこの相手はマズかった…まんまとせしめた戦利品を手にダイアナに電話をかける。呼び出し音が鳴る…そしてダイアナの電話はロジャーの身に限りなく近いところでバイブ状態で鳴り響いている。あろうことか、それはクラスのベッドルームの床の上だった。家に帰り”電話をかけたが出なかったね?”と妻に問いつめるロジャー。しかし”そういや携帯をなくしたわ。”とそっけなく答えるダイアナ。妻がクラスと不倫していることは もはや間違えようがなかった。

ダイアナを自分のものにしようと元エリート軍人のクラスはハイテクを駆使し、あの手、この手でロジャーを追いつめて行く。しかしながらロジャーはとても賢い。ぎりぎりの所まで追いつめられても、なんとかそこから逃れようと必死になる。それもコレもダイアナの愛を勝ち取るため。
ロジャーとクラスのチェイスがユーモアたっぷりで最高に面白かった。そして、ハッピー・エンディングに大満足。

ロケ地はノルウェー、オスロ郊外のNittedal。ノルウェーの森ってとても神秘的。
ニコライ・コスター・ワルドーは「ブラウン夫人のひめごと」以来かれこれ10年の歳月が流れているため、シブさが加わりますますゴージャス。

銀座テアトルシネマにて
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by margot2005 | 2012-09-12 21:05 | スペイン | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from いやいやえん at 2013-02-01 09:54
タイトル : ヘッドハンター
背が低い所を除けば、ロジャー・ブラウンは全てを手に入れた男だった。成功したヘッドハンターで、美人妻と高級住宅住まい。ただ彼には秘密があった。実はその暮らしを維持するために芸術品を盗んでいるのだった…。 ノルウェー産のハリウッドリメイクが決定している作品です。これもスリリングな展開と独特のユーモラスさでぐいぐいと作品に引きこまれていきますよ。 背が低いことがコンプレックスな主人公ロジャー。長身の美人妻と豊かな生活のため、窃盗家業に身を染める彼の前に現れたのは、背が高く、優秀でイケメンの男...... more
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