クロード・シャブロル...

「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇/1995」
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「甘い罠/2000」
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「悪の華/2003」
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フランスの著名なる映画監督、プロデューサー、脚本家であるクロード・シャブロルの作品を先月何作かwowowで放映していたのでまとめて見た。
過去に運良くシアターで観ることが出来たのは、ブログを始める前に観た「石の微笑/2004」と「肉屋/1969」「引き裂かれた女/2007」「刑事ベラミー/2009」「ゲンズブールと女たち/2010」の計5作。「ゲンズブールと女たち」は俳優として出演。

マリー・ラフォレの「赤と青のブルース/1960」の脚本や、ダイアン・レインとリチャード・ギアの「運命の女/2002」の原案もクロード・シャブロル。
ジェラール・ブランとジャン・クロード・ブリアリの「いとこ同志/1959」、オムニバス映画の「パリところどころ/1965」もBSで観たことがある。

クロード・シャブロルは2010年9月12日80歳で既に亡くなっている。彼の映画を何作か観て思ったのはどれもこれも殺人が行われると言うこと。それも少々シニカルな殺人なのだ。「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」は最高にシニカルで楽しませていただいた。これに館のマダム役で出演していた元ハリウッド女優のジャクリーン・ビセットの哀れな終末も多いに笑える。
当時20代だった「仕立て屋の恋/1989・マドモアゼル/2001」「灯台守の恋/2004」「親密すぎるうちあけ話/2004」のサンドリーヌ・ボネールが素知らぬ顔して銃をぶっ放す姿は痛快だ。
本作にも主演し、シャブロル映画の何作かのヒロインを演じる「ピアニスト/2001」「8人の女たち/2002」のイザベル・ユペールはシャブロルのお気に入り?シャブロル&ユペールの「主婦マリーがしたこと/1988」や「ボヴァリー夫人/1991」が観てみたい。
ユペールは「甘い罠」でも陰湿でワルな女を演じていてハマりにハマっている。同じく「甘い罠」に「そして、デブノーの森へ/2004」「シャネル&ストラヴィンスキー/2009」「ゲンズブールと女たち/2010」のアナ・ムグラリスが出演していて20代始めの彼女がスゴく初々しくで驚いた。

「悪の華」「石の微笑」「引き裂かれた女」に出演するブノワ・マジメルもシャブロルのお気に入り俳優に違いない。
「悪の華」のマジメルは「石の微笑」以前なのでとてもキュートだ。そういやかつて彼のファンだった。フランス映画祭2006では生マジメルを見たし...。でもここ数年マジメル映画は公開されていない気がする。
「裏切りの闇で眠れ/2006」でのマジメルはマジでヤクザっぽくて...元々甘いマスクの彼には今一つだった。
ブノワ・マジメル同様サンドリーヌ・ボネールも最近全くお目にかかれないフランス女優だ。
同じく「悪の華」で叔母役のシュザンヌ・フロンは「ガスパール/君と過ごした季節(とき)/1990」「モンテーニュ通りのカフェ/2006」でのおばあさん役が印象的だった女優。彼女も2005年に亡くなっている。

「甘い罠」の原タイトルは“Merci pour le chocolat/ココアをありがとう”で、ヒロインが飲み物と言えばココアを作っていて、それが重要な小道具となっている。
「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」でもココアを良く飲んでいた。甘いもの好きなヨーロッパ人にとってココアは欠かせない飲み物なのかも。

アルフレッド・ヒッチコックがシャブロルの作品に影響を与えたと記されているように彼はサスペンス(殺人)が非常にお好き。

フランス映画祭で思い出した。年々寂しくなるフランス映画祭...今年もパスした。そのうち開催されなくなるのかな?
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by margot2005 | 2012-07-08 23:42 | フランス | Trackback | Comments(0)
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