「一枚のめぐり逢い」

「The Lucky One」 2010 USA

ローガンに「きみがくれた未来/2010」のザック・エフロン。
ベスにテイラー・シリング
ベスの祖母エリーに「シルヴィア/2003」のブライス・ダナー。
ベスの息子ベンにライリー・トーマス・スチュアート。
ベスの元夫キースに「キラー・インサイド・ミー/2010」のジェイ・R・ファーガソン。
原作“一枚のめぐり逢い”は「最後の初恋/2008」「親愛なるきみへ/2010」のニコラス・スパークス。
監督は「シャイン/1995」「幸せのレシピ/2007」のスコット・ヒックス。
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3度目のイラク派遣から帰国したローガンは一時姉の家に身を寄せていたが、戦争の後遺症から立ち直れなく穏やかに暮らすことが難しかった。ある日彼は戦場で拾った写真の女性を捜そうと決心し旅に出る…

ザック・エフロンの前主演作「きみがくれた未来/2010」は日比谷のみゆき座で観た。それも2011年の初映画だった。しかしレビューは書いていない。とにかく彼は眩し過ぎるくらい爽やかな青年なのだ。本作も観に行くか迷ったがシアターで観た予告が素敵だったので観に行ってしまった。

物語はいたってシンプルで結末も予想出来る。ラスト近くのローガンとベンのシーンは大昔の西部劇の名作「シェーン/1953」を思い出さずにはいられない。アラン・ラッドとザック・エフロンが被ることは決してなかったが…。
原作はあのニコラス・スパークス。彼が原作の映画は全て観ていると「親愛なるきみへ」のレビューにも書いた。ニコラス・スパークスはなんとロマンティックな物語を紡ぎ出すことができる人なんだろう。マジで感嘆してしまう。
IMDbに殆どの彼の小説はノース、又はサウスカロライナが舞台設定とあるが、ご本人はノースカロライナに家族と住んでいるそう。そして彼のストーリーは悲劇に集中する傾向があるとも書かれている。確かにストーリーは悲劇っぽいがどれもこれもとてつもなくロマンティックな展開ばかり。

本作の舞台はノースでもサウスカロライナでもなくルイジアナ州ニューオリンズ。ベスを演じるテイラー・シリングが魅力的だ。彼女には初めてお目にかかった。どう見てもザックの姉にしか見えないけど...。

戦地で拾った写真に映っていた美しい女性。写真の背景に映っている灯台をGoogleで探し、それはルイジアナにあると確信したローガンは愛犬を伴い彼女の元へと向かう。ローガンが愛犬を連れていたのは正解だった。彼女ベスは祖母のエリーと共に犬の訓練施設を経営していたのだから。
でもある日突然、それも遠方から若い男が求人欄を見てやって来たといったら、他に何かあるんじゃないのか?って疑わないだろうか?まぁ確かにベスはローガンを雇うつもりはなかったようだが、エリーが彼を雇ってしまったのだ。エリーの目にローガンは善人と映ったに違いない。やがてベスの息子ベンがローガンに懐き始める。父親不在のベンにとってローガンの存在はナイス・タイミングだったようだ。
そしてとうとうベスの元夫キースが現れる。彼は警官で、父親は地元民に慕われる有力議員でおまけにリッチときている。警官のキースは別れたベスが忘れられず、嫉妬心より職権乱用しまくりでローガンを追い出そうとするが中々上手く行かない。
ルイジアナにいくらハリケーンが多いとはいえ、そのせいでキースが命を落としてしまうとはかなり短絡的なストーリーで都合が良過ぎる感じもした。
でもストーリーなど深く追求しないでおくと、水と緑が素晴らしく美しいルイジアナの景色を堪能することができる。

前作「親愛なるきみへ」のジョンは米軍の特殊部隊の兵士で、本作でのローガンはイラクからの帰還兵という似たり寄ったりの役柄設定。そしてシンプルかつロマンティックな展開は過去のスパークスの世界となんら変わらない。しかし観るものをロマンティックな気分にさせるのが上手過ぎのニコラス・スパークスってスゴい人だ。

丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2012-07-02 00:16 | USA | Trackback | Comments(0)
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