2012年 05月 14日
イタリア映画祭2012...「バッグにはクリプトナイト」
ロザリアに「あるいは裏切りという名の犬/2004」「私たちの家で(愛と欲望 ミラノの霧の中で)/2006」 のヴァレリア・ゴリーノ。
アントニオに「愛と欲望 ミラノの霧の中で」のルカ・ジンガレッティ。
ティティーナに「副王家の血筋/副王家の一族/2007」「元カノ/カレ/2009」のクリスティアーナ・カポトンディ。
サルバトーレにリベロ・デ・リエンツォ。
ペッピーノにルイジ・カターニ。
ジェンナーロにヴィンチェンツォ・ネモラート。
精神科医マタッレーゼに「輝ける青春/2003」「湖のほとりで/2007」のファブリツィオ・ジフーニ。
監督はイヴァン・コトロネオ。
ジャンルはコメディだが、それほど面白くもないし、なんかとても中途半端な感じでドラマに引き込まれることもなく、殆ど笑うってこともなくエンディングを迎えた。
シアターに入って空席が目立つのでまさか?とは思っていたが…終わってやはりであった。
1973年のイタリア、ナポリ。自分自身をスーパーマンだと信じ込んでいた従兄弟が交通事故で亡くなって以来ペッピーノは落ち込んでいる。
病的に近視で分厚い眼鏡をかけたペッピーノはいじめられっこ。学校でサッカーが始まるとゴールキーパーならぬゴールポスト役にじっと立たされるのだ。ある日、彼の母親ロザリアは夫アントニオの浮気を目撃したショックで寝込んでしまう。しかし夫は妻が寝込む理由が理解出来ない。で、結局アントニオは浮気をやめ、仕返しってわけでもないだろうが妻のロザリアが精神科医マタッレーゼと出来ちゃったりして...。
1970年代はヒッピーとウーマン・リヴの時代。ペッピーノの若き叔父サルバトーレと叔母ティティーナがヒッピーに憧れ、彼らのファッションや音楽、ダンスは正にあの時代の象徴。ウーマン・リヴの集会にペッピーノを連れて行くティティーナはマズかったな。
とにかくこの映画で一番ナイスだったのはMusic!70年代懐かしの(60年代も?)Musicを堪能出来る。
ヴァレリア・ゴリーノが年々obasan化して行く。
有楽町 朝日ホールにて