イタリア映画祭2012...「気楽な人生」

「La vita facile」…aka「The Easy Life」2011 イタリア

マリオに「家の鍵/2004」「題名のない子守唄/2006」「対角に土星/2007」「セントアンナの奇跡/2008」「天使と悪魔/2009」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。
ルカに「最後のキス/2001」「ぜんぶ、フィデルのせい/2006」「対角に土星」「娘と狼/2007」「錆び/2011」のステファノ・アルコッシ。
ジネヴラにヴィットリア・プッチーニ。
監督はルーチョ・ペッレグリーニ。
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何度も書いているが、イタリアの男ってとんでもなくうるさい人間が多い。とにかく良く喋るのだ。特に南イタリアンがおしゃべりらしい。1月のイタリア旅行でローマからフィレンツェ行きのユーロスターに乗った。通路を隔てた隣に座った男二人がほぼ1時間半喋りっぱなしで(途中携帯の会話もあり)、もううるさくて、うるさくて仕方がなかったのを思い出す(何を話しているのか解らないせいもあるけど...)。イタリアは携帯電話がどこでもOKというのも理解出来ないことの一つ。
本作でもマリオがうるさかったな。実に…。

マリオは親友ルカが人道支援のため一人で働く小さな診療所を助けるという名目でローマからアフリカ、ケニアの僻地へやって来る。マリオはローマの個人病院のエリート外科医。そしてその病院の院長はルカの父親。実際の所マリオはルカの父親の命令で仕方なしにやって来たのだ。ローマでリッチな生活が身に染みた彼はケニアの僻地に馴染めない。そうこうするうち、妻のジネヴラが突然ケニアにやって来る。ジネヴラはマリオと結婚する前ルカとも愛し合っていたのだ。やがて三者三様の思惑が始まる…。

オープニング、高級車を走らせるマリオ。目の前に巨大なコロッセオが姿を現す。この景色を見ただけでマリオがローマの高級住宅地に住んでいることがわかる。家も素晴らしくゴージャス!で…そんな家に住んでる人間がケニアの僻地で、狭い部屋に、まるで簡易ベッドといった様子…耐えられるわけがない!しかし事情があってローマから逃げて来たマリオは頑張るしかないのだ。異なる生活習慣で地元の子供たちとふれあい始める、わがままマリオがだんだん素敵に見えてきて愛おしかった。

生活習慣が違うといえば...一番面白かったのは大汗かいてケニアの大地をジョギングするジネヴラの姿。案の定彼女は倒れてしまって寝込んでしまうのだ。ニューヨーカーがアメリカ西部の大地をジョギングするシーンも過去に観たけど、ジョギングって何処の国でも都会人のものだとしみじみ思う。

ピエルフランチェスコ・ファヴィーノとステファノ・アルコッシのコンビが良い。こんなに賑やかなファヴィーノを観たのは初めてかも知れない。アルバ・ロルヴァケルの映画のレビューにも書いた「30日の不倫/2010」。ファヴィーノが相手役だったが、妻と愛人の間で揺れる哀れな男役は今一つだった。ファヴィーノは華やかで賑やかな男の方が魅力的。
ステファノ・アルコッシはフランスと、イタリア映画祭でしかお目にかかれない俳優だけどお気に入り俳優の一人。

最近のイタリア映画って本当にコメディが少ない。これは今回観た映画の中で唯一のコメディで楽しむことが出来た。

有楽町 朝日ホールにて
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by margot2005 | 2012-05-12 00:19 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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