「ヤング≒アダルト」

「Young Adult」 2011USA

メイビスに「告発のとき/2007」「あの日、欲望の大地で/2008」「ザ・ロード/2009」のシャーリーズ・セロン。
マットに「レミーのおいしいレストラン/2007」のパットン・オズワルド。
バディに「リトル・チルドレン/2006」「いつか眠りにつく前に/2007」「パッセンジャーズ/2008」「ウォッチメン/2009」のパトリック・ウイルソン。
ベスに「幸せのポートレート/2005」「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」のエリザベス・リーサー。
監督、製作は「サンキュー・スモーキング/2006」「JUNO/ジュノ/2007」「マイレージ、マイライフ/2009」のジェイソン・ライトマン。
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メイビスは少女向け小説“ヤングアダルト”のゴーストライター。本のネタを考える際、ショップで洋服を選んでいる時も、レストランで食事をしている時も周辺から聞こえて来る若い女の子の話に耳を傾けている。そして家に帰りPCにそれらを取り込むのだ。かなりのグッドアイデアかと感心する。少女向け小説を書くメイビスの頭はきっと少女趣味なのだろうと想像する。しかし現実はアラフォーの妖艶なる美女。このギャップがかなり笑える。そういった意味でシャーリーズ・セロンはナイス・キャスティングだ。好みの色がピンクで、愛犬はポメラニアンとくれば、少女趣味以外の何ものでもない。

離婚の後酒浸りになったメイビスは元夫に未練があったのだろうか?その辺も良く分からないけど…両親の家にはメイビスと元夫の結婚式の写真が今だ飾られている。メイビスの母は“彼は良い人だった…”なんて言ったりして今だ娘の夫が忘れられない様子。“あんな良い人となんで別れたの?”と言われているみたいで娘はツライに違いない。

昔懐かしさで故郷に戻ったメイビスは、周りに全く溶け込めてないで浮きまくっている。メイビスって空気が読めない女性なのだろうか?空気を読めない人ってハタ迷惑で困る。本人は全く分かっていないからなおさらだ。
妻子を全力でを愛する元恋人のバディを誘惑し、再び恋人にしたいなんて考えるメイビスの頭は“ヤングアダルト”そのもので実に滑稽だった。
メイビスと対照的な良き妻、良き母親のベスは万人から愛されるだろうが、個人的にはベスのような女性は好きじゃない。空気が読めない点は困るが、メイビスの方が可愛いげがある。

バディに全く相手にされない上、ベスに同情されてキレてしまったメイビスが、落ちこぼれのマットに慰みを求めるシーン...マットのアンダーシャツの匂いをかぐなんて、屈辱って言葉をこの女性は知らないのか?哀れ過ぎて、可笑しくて最高だった。

酒浸りで、メイクも落とさずに毎晩ベッドに突っ伏すことは美容に悪いことこの上ない。でもメイビスを演じるシャーリーズ・セロンはいつも驚くばかりに奇麗なのだ。ヴェルサイユ宮殿で撮影された“dior j’adore”のシャーリーズがフラッシュバックする。
「ディボロス/悪魔の扉/1997」で初めて観たシャーリーズ・セロンは魅力的な女優だと切に感じたが、私的にだんだんイヤな女優になっていく。で、この映画ではイヤな女がぴったりハマり素晴らしかった。
バディ役のパトリック・ウイルソンもどうも苦手な俳優。我ながらなぜこの映画を観てしまったのか?それは日比谷で上映していたから…シャンテにはなぜか足が向いてしまう。

アーロン・エッカートの「サンキュー・スモーキング」とジョージ・クルーニーの「マイレージ、マイライフ」はとても興味を惹かれた作品だったが、ジェイソン・ライトマンの作る映画は好きか、キライ(「JUNO/ジュノ」は中々良く出来た映画だったが好きではない...)か激しく別れてしまう。

TOHOシネマズシャンテにて(4/13まで上映)
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by margot2005 | 2012-04-01 23:01 | MINI THEATER | Trackback(11) | Comments(0)
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