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「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-」

「London Boulevard」 2010 UK
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ミッチェルに「クレージー・ハート/2009」のコリン・ファレル。
シャーロットに「プライドと偏見/2005」「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマン・チェスト/2006」「シルク/2007」「つぐない/2007」「ある公爵夫人の生涯/2008」「わたしを離さないで/2010」のキーラ・ナイトレイ。
シャーロットのハウスマネージャー、ジョーダンに「ニュー・ワールド/2005」「縞模様のパジャマの少年/2008」のデヴィッド・シューリス。
ミッチェルの友人ビリーに「ニュー・ワールド」「ウオーター・ホース/2007」のベン・チャップリン。
ミッチェルの妹ブライオニーに「GOAL!/ゴール!/2005」のアンナ・フリエル。
ギャング、ギャントに「ディパーテッド/2006」「こわれゆく世界の中で/2006」「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」のレイ・ウインストン。
監督、脚本は「ディパーテッド/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」の脚本家ウイリアム・モナハン。
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3年の刑を終え出所して来たミッチェルは過去を封印すべくまともな仕事を探していた。そしてひょんなことからパパラッチに悩まされる人気女優シャーロットのボディ・ガードになる。まともな生活を送ろうとするミッチェル。しかし彼の出所を知ったギャングのボス、ギャントはミッチェルを気に入り、再び悪の世界に引き入れようとするのだった…

「ディパーテッド」でオスカー脚本賞を受賞したウイリアム・モナハンの監督デビュー作品とのこと。「ディパーテッド」「ワールド・オブ・ライズ」はハリウッド・マネーの大作だが、個人的には地味なこっちの方が好き。

シャーロットはミッチェルに惹かれ、二人は結ばれる…件はとても陳腐な展開で、コリン&キーラ、ファン以外は観ないだろうな。そして想像どおり最終回のシアターはガラガラ。でもなぜか?コリン&キーラの組み合わせはしっくり来ない。
しかしながらコリン、ファンであるわたし的には見逃せない一作だった。ストーリーはどうってことなかったが、バックに流れるmusicがオシャレなのだ。懐かしのYardbirdsが流れ、Rolling Stonesもありだった。UK映画はmusicがいつもオシャレで嬉しい。

刑務所帰りのミッチェルがとても優しい。たった一人の妹にも、シャーロットにも,…そしてホームレスにまで…。演じるコリンが心から優しそうな表情を見せる。一方で、リッチで人気女優のシャーロットはツンとすましたイヤミな女。演じるキーラがこれまたぴったり。あれは“地”か?
シャーロットのハウス・マネージャー、ジョーダン役のデヴィッド・シューリスも良いなぁ。彼は個性的で、味のある俳優で好き。

コリン・ファレル…wowowで放映されている時に見た「ヒットマンズ・レクイエム/2008」では情けない若手のヒットマンが可笑しかった。こちらはヒットマンから足を洗ったにも関わらずギャングのボスに見初められてしまって…“これぞ犯罪映画!”風の結末は哀れそのもの。

イタリアに行く飛行機の中でコリンが出演する「モンスター上司/2011」が上映されていた。この映画はきっとつまらないだろうなとシアターに行くのはやめた一作。シアターに行かないで正解。コリンの出番も少なかったし。

銀座シネパトスにて(既に上映終了)
by margot2005 | 2012-02-06 23:44 | Comments(0)