「100歳の少年と12通の手紙」

「Oscar et la dame rose」…aka「Oscar and the Lady in Pink」 2009 フランス/ベルギー/カナダ
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ピザ屋のオーナーローズに「メルシィ!人生/2000」のミシェル・ラロック。
オスカーにアミール。
デュッセルドルフ医師に「偉大な生涯の物語/1965」「潜水服は蝶の夢を見る/2007」のマックス・フォン・シドー。
ゴメット婦長に「シルヴィア/2003」のアミラ・カサール。
ローズの母に「悲しみよこんにちは/1957」「あるいは裏切りという名の犬/2004」のミレーヌ・ドモンジョ。
監督、原作、脚本に「イブラムおじさんとコーランの花たち/2003」「地上5センチの恋心/2006」のエリック・エマニュエル・シュミット。
「男と女のいる輔導/1962」「シェルブールの雨傘/1963」「ロシュフォールの恋人たち/1966」etc.のミシェル・ルグランが音楽を担当している。
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10歳のオスカーは白血病を患い小児病棟に入院中。周りは余命が少ないことを悟られないよう日々接している。しかし、オスカーは自分の命が短いことを聞いてしまい誰とも話さなくなってしまう。そんなある日病院にピザを配達に来たローズは階段でオスカーに出くわし、無遠慮な態度を取る。両親や病院のスタッフにはない自然な振る舞いのローズに好感を持つオスカー。それを知った院長は彼の話相手になるようローズに頼み込む...

邦題の“100歳の少年と12通の手紙”は、ロースの提案によりオスカーの1日を1年と仮定し、10歳の彼が100歳になるまで神様に手紙を送り続けたことから来ている。
監督が書いた本がベストセラーになり、フランスのみならず、世界40カ国の人々が涙したという。
子供の病気をテーマに観客を泣かせる映画はあまり観たくないが、余命わずかな男の子と、病院が嫌いなおばさんの交流をファンタジックに描き、とても心温まる一作であった。
子供の前でも“キタナイ言葉”炸裂のおばさんローズ。彼女って子供嫌いなのかな?なんて想像しながら観ていたら、何のことはないローズにも愛する子供(成人)がいて、クリスマスのシーンは胸に迫る。まぁでもオスカーとの結びつきにローズの子供たちは少々驚いていたが…。

院長と両親が話していた会話を聞いてしまったオスカー…それは自分の命が短いこと。そのことを知っているとは思ってもいない彼らは腫れ物に触るよう接し始める。しかし病院に配達にやって来たピザ屋のオーナー、ローズはオスカーにも毒舌を浴びせ、彼のお気に入りとなる。ただ一人普通に接するローズに目を付けた院長はオスカーを毎日見舞って欲しいと頼み込む。病院キライのローズは盛んに抵抗するが、あどけなく、純粋な彼に徐々に惹かれて行く。病院キライのローズの気持ちってわかるなぁ。自分の子供でもないのになぜ?と思ったことだろう。しかしオスカーと接するうち、人生に少々絶望していたローズもまた優しい心が芽生え、生活に活気を取り戻し始める。
オスカーにせがまれお話するローズ。それはかつて女レスラーだったローズのリングでの闘いの物語。奇想天外なレスラー続出で、観客席に院長とゴメット婦長がいたりするのだ。

初映画でオスカー役のアミールの笑顔がたまらなく可愛い!
ローズを演じるミシェル・ラロックの女レスラーはカッコ良かったし、ローズの母親役のミレーヌ・ドモンジョは最初誰だか分からなくて、エンドクレジットで名前が判明。「あるいは裏切りという名の犬」同様貫禄たっぷりの存在感はトレヴィアン!
院長役のマックス・フォン・シドーも適役だったな。
TOHOシネマズ・日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2010-12-04 20:36 | フランス | Trackback(5) | Comments(2)
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タイトル : 100歳の少年と12通の手紙
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タイトル : 100歳の少年と12通の手紙
白血病で入院中の10歳の少年オスカーは、自分に気を遣う病院のスタッフや両親に失望していた。 ある日、ピザ屋の女主人ローズに怒鳴られ、唯一正直に接してくれる彼女に心を開くようになる。 院長はピザの宅配を条件に、ローズにオスカーの話し相手になってくれるよう依頼する。 ローズはオスカーに、1日を10年と考えて生きることを提案するが…。 ヒューマン・ドラマ。... more
Tracked from soramove at 2010-12-15 07:21
タイトル : 映画「100歳の少年と12通の手紙」クリスマスのほろ苦い..
「100歳の少年と12通の手紙」★★★☆ ミシェル・ラロック、アミール、マックス・フォン・シドー、アミラ・カサール 出演 エリック=エマニュエル・シュミット 監督、105分 、2010年11月6日公開、 2008,フランス,クロックワークス、アルバトロス・フィルム (原題・作:OSCAR AND THE LADY IN PINK)                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「主人公の1...... more
Commented by オリーブリー at 2010-12-08 00:26 x
こんばんは。

新しい感覚の作品でしたね。
空に飛ばした色とりどりの風船が、切なくもあり美しくも有り、印象深く残りました。
Commented by margot2005 at 2010-12-09 00:37
オリーブリーさん、コメントありがとうございます!
いつもTBのみで失礼しております。
さてこの映画はファンタジックな展開で素敵でしたわ。
あの風船はグッド・アイデアでしたよね。雪の中での風船は切なくも美しかったです。
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