「プチ・ニコラ」

「Le petit Nicolas」…aka「Little Nicholas」 2009 フランス
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ニコラにマキシム・ゴダール。
ママに「モンテーニュ通りのカフェ/2006」「輝ける女たち/2006」のヴァレリー・ルメルシェ。
パパに「コーラス/2004」「幸せはシャンソニア劇場から/2008」のカド・メラッド。
ニコラの担任教師にサンドリーヌ・キベルラン。
教師ル・ブイヨンにフランソワ・グザヴィエ・ドゥメゾン。
校長に「親密すぎるうちあけ話/2004」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」のミシェル・デュショーソワ。
監督、脚本、台詞は「モリエール 恋こそ喜劇/2007」のローラン・ティラール。
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優しい両親と幸せに過ごすある日ニコラに突然不幸が訪れる。それは弟が生まれると察したこと。弟が生まれれば、自分は必要とされず森に捨てられてしまうと同級生に脅されたのだ。ニコラは仲間たちと知恵を出し合い、森に捨てられないよう両親の機嫌を取るべく悪戦苦闘する...

恵比寿ガーデンシネマに行く度、上のフランス版映画の大ポスターがとても気になっていて、予告も繰り返し観ていた一作。
某映画サイトには“ハートウォーミング・ドタバタ・キッズ・コメディ”と命名してあり、それはぴったしの表現で上手い。
お子様映画は観ないけどフランス映画ということで…。
原作はフランスの国民的人気絵本で舞台は60年代。60年代のパリの街角の風景、ファッションが懐かしい。それなりに裕福なキッズが通う小学校の教室もレトロな雰囲気で良い感じだ。
キッズの些細な日常を描くシンプルなストーリーながら大人の鑑賞に堪えるのは、主人公ニコラを演じるマキシム・ゴダールが抱きしめたくなるほどキュートで、彼らが半ズボン姿でいたずらに興じる姿がスゴく可愛い。一人だけデブの子が半ズボンをはいていないのもご愛嬌。
ニコラがママに贈るバラを買いに行く花屋に「アデル/ファラオと復活の秘薬/2010」のルイーズ・ブルゴワンが扮し、「コーラス」で舎監件音楽教師クレマン・マチューを演じたジェラール・ジニョが音楽教師役でワンシーンに出演しているのはおまけかな?
弟が生まれたら、自分にはもう愛情を与えてもらえなくなるという発想…なんだか分かる気がする。我が息子が幼かった頃、弟はいらないと何度も言われた。一時期犬を飼っていたが、“僕と犬とどっちが大事?”なんて質問されたこともあったな。子供って両親の愛情を独り占めしたいものらしい。幼い時のことだけだけれど…。
フランスで大ヒットしたのもうなずけるとても♡ウオーミングな物語で楽しかった。
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by margot2005 | 2010-10-24 21:11 | フランス | Trackback(12) | Comments(4)
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Commented by あき at 2010-10-26 22:11 x
はじめまして。
勝手にお邪魔させていただいています。
とても読み応えのあるブログですね。

映画は未見なのですが、プチ・ニコラの原作本のファンなので、
ぜひ見たいと思っています。
原作も、大人でも楽しめるユーモラスなお話です。

フランスの子供たちは本当にかわいらしいですね。


Commented by foggykaoru at 2010-10-26 22:31
楽しかった~
そうそう、子どもたちの歌をきいて「あれっ、これはコーラスのあの曲かも」と思ったら、振り向いた先生が彼だったので、にやりとしてしまいました。
原作を知っているほうが楽しめるけれど、知らなくても十分に楽しめる映画ですよね。
どうして都内で1館しか公開しないのでしょう。
あと、原作ファンの友人は、小1のお子さんに見せたくてしょうがないのに、吹き替えがないことを嘆いています。
アメリカ製の子ども向け映画は必ず吹き替え版があるのに。
フランス映画にはそんなお金をかけても元がとれないということなのかもしれませんが、うまく宣伝を打てばなんとかなりそうなものなのに。
Commented by margot2005 at 2010-10-31 23:25
あきさん、コメントありがとうございます。
見に来ていただいて感謝であります。

さて“プチ・ニコラ”の原作のファンでいらっしゃるのですか?
原作は知らないので、時間があれば読んでみたいと思っています。
子供たち可愛いかったですね実に。
Commented by margot2005 at 2010-10-31 23:35
foggykaoruさん、TBとコメントありがとうございました。
本当に久々で楽しい映画を観ました。
「コーラス」の彼を一瞬登場させたりして粋な計らいしてました。
原作ご存知の方はより以上に楽しかったのではないでしょうか?
ほとんどのヨーロッパ映画、都内では1館のみの上映ですよね。観客が少ないからでしょう。
そういやフランス映画を始めとして、アメリカ映画以外の吹き替えってないような気がします。子供は観ないと決めつけているのでしょうねきっと。それにお金もかけたくないのでしょう。
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