イタリア映画祭2010...「それもこれもユダのせい」

「Tutta colpa di Giuda」2009 イタリア
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イレーナにカーシャ・ズムトニアク(カシア・スムートニアック)。
リベロに「トリノ、24時からの恋人たち/2004」「ただ、ひとりの父親/2009」のファビオ・トロイアーノ。
ドン・イリディオにジャンルカ・ゴッビ。
「恋愛マニュアル/イタリア的、恋愛マニュアル/2005」のルチャーナ・リッティツェットが修道女ボナリアに扮している。
監督、脚本、製作に「トリノ、24時からの恋人たち」のダヴィデ・フェラーリオ。

イレーナは司祭ドン・イリディオの依頼で、刑務所の中で、20人の受刑者たちによるダンスと音楽を取り入れた前衛劇の演出を手がけることになる。始め刑務所長のリベロとは対立していたが、次第に惹かれ合って行く。しかし司祭が提案した“キリストの受難劇”での“ユダ役”を誰もやりたがらない。そこで彼らが自由に踊り、歌う姿を見たイレーナは司祭の反対を押し切り新しいタイプのキリストの物語を作ろうと思いつく…

舞台は刑務所。実際にトリノの刑務所の“塀の中の人々”が演技している。
エンディングで特赦のため出所するシーンを撮った後、刑務所に戻る彼らの姿が可笑しかった。特赦はあくまでも映画の世界だから...
フランス映画祭でも刑務所が舞台の映画を観たが、ヨーロッパの刑務所ってとても開放的で驚く。

イレーナの演出ではなく、受刑者たちが自ら音楽を奏で、ダンスをしている。それが素晴らしくて前衛演出家も驚きを隠せない。
司祭には反発した形で新しいキリスト劇を上演する予定だったが、対立していたリベロと恋に落ちてしまうイレーナ。しかし彼らの恋を許さない受刑者たち…“舞台を選ぶか?恋を選ぶか?”で窮地に立たされるイレーナ。やがて、いきなり特赦となった受刑者たちと共にドレスアップして“最後の晩餐”に挑む…あの“最後の晩餐”のシーンはとても良かった。
刑務所でミュージカルという発想は中々興味深い。
ポーランド出身のカーシャ・ズムトニアクはつい最近観た「パリより愛をこめて/2010」でヒロインを演じていた。
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by margot2005 | 2010-05-24 22:59 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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