2010年 03月 17日
「しあわせの隠れ場所」
リー・アンに「クラッシュ/2004」「イルマーレ/2006」「あなたは私の婿になる/2009」のサンドラ・ブロック。
ショーンにカントリー・シンガーのティム・マッグロウ。
マイケルに「僕らのミライへ逆回転/2008」のクィントン・アーロン。
ミズ、スーに「P.S.アイラヴユー/2007」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで/2008」「バレンタインデー/2010」のキャシー・ベイツ。
娘コリンズにリリー・コリンズ。
息子S.J.に「ハンコック/2008」のジェイ・ヘッド。
監督、脚本に「真夜中のサバナ/1997」「オールド・ルーキー/2002」の脚本家 ジョン・リー・ハンコック。
ある夜、裕福な白人女性リー・アンは家族と共に車での帰り道、冷たい雨に濡れ薄着で歩く黒人少年に声をかけ車に乗せる。マイケルと名乗る少年は父親の顔も知らず、母親と引き離され、寝る場所もないホームレス同様の生活を送っていた。始めは哀れみからマイケルを家に招き入れたが、正直で優しい彼に惹かれ、やがてリー・アンはマイケルの後見人になろうと考え始める...
サンドラ・ブロックが2009年度のアカデミー主演女優賞を得た記念すべき作品。“人を笑わすのが好き”という彼女のシリアス・ドラマ。私的にサンドラはお気に入り女優の一人。リー・アン役はアカデミー賞ってほどでもなかったかな?とも思ったがサンドラの熱演は光る。
舞台は黒人区と白人区とが隔絶した南部メンフィスの街。展開が余りに美談過ぎてホントに実話なのか?と驚くシンデレラ(ボーイ)・ストーリー。
サンドラ・ブロックがブロンドに髪を染めているのは、エンディングに登場する本人リー・アンの映像を観て成る程と思った。
麻薬と酒に溺れる母親に育てられ、父親の顔は知らないマイケル。過酷な運命の下に生まれ、育ったマイケルはなんと優しい人間に成長したことかと感動する。母親の家の周辺にはドラッグに溺れる若者たちがたむろしている。そんな“悪”には惑わされず清く、正しく生きたからこそ今の彼(プロのアメリカン・フットボール選手)があるのだろう。
リー・アンも又、人種差別的発言をする友人たちに囲まれながらも、マイケルの将来を見据え正しい道へのレールを引いてあげた素晴らしい女性。
映画を観る限り、完全にリー・アンが主導権を握っている。マイケルの後見人になろうと決心し夫ショーンに相談するが、それはもう彼女が決定を下した後。妻が先に決め、それに快く賛同するとても穏やかで優しい夫ショーン。演じるカントリー・シンガー、ティム・マッグロウ。彼が俳優やっていたなんて知らなかった。もの静かな夫役が似合う。
少々出来過ぎのドラマだが、ポスターにも“驚くべき実話がベース”とあり、ラストにご本人たちの映像が映し出されて...あぁ実話なんだと納得した。
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて
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