「マイ・ベスト・フレンド」

「Miss You Already」2015 UK

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ミリーとジェスは小学校時代からの大親友。ミリーはキットとできちゃった結婚をした後幸せな生活を送っている。何でも先んずるミリーに遅れを取るジェスもジェイゴと出会い暮らし始める。しかし子宝に恵まれないジェスは不妊治療を決心するが中々上手くいかない。そんな折ミリーに乳ガンが見つかる…


ミリーに「リトル・ミス・サンシャイン/2006」「いつか眠りにつく前に/2007」「ヒッチコック/2012」「しあわせはどこにある/2014」トニ・コレット。

ジェスに「ラッキー・ユー/2007」「そんな彼なら捨てちゃえば?/2009」「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」「だれもがクジラを愛してる。/2012」のドリュー・バリモア。

キットに「ある公爵夫人の生涯/2008」「17歳の肖像/2009」「ドラキュラzero/2014」ドミニク・クーパー。

ジェイゴに「思秋期/2010(監督、脚本)」「チャイルド44 森に消えた子供たち/2014」「マクベス/2015」パディ・コンシダイン。

エースに「ラブ&マーシー 終わらないメロディー/2015」タイソン・リッター。

ミランダに「いつも2人で/1967」「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇1995」「ハニートラップ 大統領になり損ねた男/2014」のジャクリーン・ビセット。

ジル(ウイッグメイカー)に「ヒューゴの不思議な発明/2011」のフランシス・デ・ラ・トゥーア。

監督、製作総指揮は「マリア/2006」「トワイライト~初恋~/2008」「赤ずきん/2011」のキャサリン・ハードウィック。


シアターで何度も予告編を見てアラフォー女性の騒々しさがすごかったけど、ミリーはやはりクレージーな女性だった。

あの展開は予測していたがかなりリアルに描いてあって辛くなる。ラストはうるうるきそうだった。

原タイトルの“Miss You Already”。今別れたばかりなのに又すぐに会いたくなる同性の友人。この二人は自分の夫より友達の方が好きなのでは?と思うくらいの仲。


ロンドンから“Wuthering Heights/嵐が丘”の舞台にタクシーを飛ばすクレイジー、ミリー。付き合うハメになったジェスも妊婦となった身体にむち打って付いて行ったけど、あのシチュエーションにはベスト・フレンドでも怒りを覚えて当然!

エースとのクレイジー、ミリーの行動は不意謹慎ながら、なんとなく気持ちわかるなぁと思った。


ミリーの母親ミランダより親友ジェスの方が頼りになるとは何とも奇妙。

ドミニク・クーパー、パディ・コンシダインにジャクリーン・ビセットと俳優陣が魅力的で見応えがあった。


ちょっとネタバレ…

IMDbなどにはコメディ・ドラマと記してあるが、これはコメディに分類してしてもらいたくないなと思った。ラストはミリーが死を迎えるのだから…。

  

TOHOシネマズ・シャンテにて



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# by margot2005 | 2016-12-04 19:59 | UK | Trackback | Comments(0)

「灼熱」

「Zvizdan」…aka「The High Sun」2015 クロアチア/セルビア/スロベニア

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1991年:セルビア人のイェレナとクロアチア人のイヴァンは深く愛し合う恋人同士。クロアチア国内で民族の対立が激化する中二人はザグレブへの移住を決断するがイェレナ兄サーシャに猛反対され仲を引き裂かれてしまう。

2001年:紛争終結後ナタシャは母親と共に故郷へ戻るが、激戦により家は荒れ果てていた。母親は家の修繕のため修理人アンテを雇い入れる。紛争で兄を殺されたナタシャは、クロアチア人であるアンテを拒絶する。

2011年:紛争の面影も消えたザグレブで大学に通うルカは久しぶりに故郷へ帰って来る。そしてかつて母親の反対に合い結ばれなかったセルビア人の恋人マリアの住む家を訪ねる。


イェレナ/ナタシャ/マリヤにティハナ・ラゾヴィッチ。

イヴァン/アンテ/ルカにゴーラン・マルコヴィッチ。

イェレナ/ナタシャの母親にニベス・イバンコビッチ。

イェレナの兄サーシャにダド・チョーシッチ。

監督、脚本はダリボル・マタニッチ。


“クロアチア版ロミオとジュリエット”….これに惹かれて見に行くことにした。

一番最初の1991年の物語があっと言う間に終わってしまって、この後どうなるの?とかなり心配した。いつもどうり詳しい情報を得ないで見たので…。

しかし第二話が始まり、なるほど!こうなって行くのか!とドラマにぐいぐいと引き込めれて行った。


拒絶しながらもクロアチア人に惹かれて行くセルビア人女性。2011年の物語が一番緊張感があって見応えがあった。そしてセルビア人の母親の寛大さに胸打たれる。


セルビア人とクロアチア人の若者を主人公に3つの時代の物語が展開され、3つの物語の主人公を同じ俳優が演じている。このような手法は初めて見たかも知れなくてとても斬新。

3つの物語は全く別人を描いているものの、大ラスにつながる様が見事。

兄や母親によって引き裂かれたセルビア人女性とクロアチア人男性が最後に歩み寄るラストは感動を呼び素晴らしかった。


旧ユーゴ映画ではボスニア・ヘルツェゴビナ製作のサラエボを舞台にした「サラエボの花/2006」「サラエボ、希望の街角/2010」を見たことを思い出した。サラエボのロミオとジュリエットもたくさんいたと言う。

旧ユーゴの人って名前に皆“何とかっチて付くのが面白い。


シアター・イメージフォーラムにて


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# by margot2005 | 2016-12-02 00:22 | ヨーロッパ | Trackback | Comments(0)

「ブルゴーニュで会いましょう」

Premiers crus…akaFirst Growth2015 フランス

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フランソワ・マレシャルに「輝ける女たち/2006」「シークレット・ディフェンス(WEAPONS)/2007」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」「この愛のために撃て/2010」「そして友よ、静かに死ね/2011」のジェラール・ランヴァン。

シャルリ・マレシャルに「巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)/2003」「パリ、ただよう花/2011「イヴ・サンローラン/2014:監督、脚本」のジャリル・レスペール。

ブランシュ・モービュイソンに「プレイー獲物ー/2010」のアリス・タグリオーニ。

マリーに「石の微笑/2004「ゼロ時間の謎/2007」「愛の残像/2008」「イヴ・サンローラン」のローラ・スメット。

マリーの夫マルコにラニック・ゴートリー。

ブランシュの母親エディット・モービュイソンにフレデリク・ティルモン。

監督、脚本はジェローム・ル・メール。


パリでワイン評論家として活躍しているシャルリの実家はブルゴーニュにあるワイナリー。ある日、妹のマリーからワイナリーが倒産寸前との報告を受ける。かつてシャルリは農業(ワイン作り)がいやで父親フランソワと衝突し20歳の時に家を飛び出していた。取り急ぎ実家に帰るがやはり父親とは意見が合わない。しかし代々受け継がれてきたワイナリーを手放すわけにはいかないことを理解し、自らの手でワイナリー再建を決意する…


“ワイン作りは家族で行うもの”という代々の家訓に従ってきた父親は、それを破り家を出て行った息子を許すことができないでいる。シャルリはワイン評論家としては一流でも葡萄栽培やワイン作りを経験したことがない。

やがて妹夫婦や隣家のワイナリーの娘で幼なじみのブランシュに助けられ、試行錯誤しながら葡萄を育てて行く。そんな息子の姿に父親の気持ちも変わり始める。


“ワイナリーはお前に委ねる”と父親に宣言されたが、シャルリにはワイン作りに失敗すれば評論家として誰にも信用されなくなる不安があった。

昔からのやり方の自然農法で葡萄を栽培し、収穫した葡萄は足で踏みつぶす。保存には樽を使わず瓶(カメ)を使うと徹底したもの。”ローマ時代に戻るつもりか?”と父親に揶揄されながらもシャルリは自分の意志を貫き通したのだ。


見終わってマジでワインが飲みたくなる素敵なドラマだった。父子でブルゴーニュ産の超高級ワイン、ロマネ・コンティも飲んでいた。羨まし過ぎ!

ドラマはフランス映画らしからぬスーパー級にハッピーなエンディング…それも良かったけど、何といってもブルゴーニュの葡萄畑やシャトーや結婚式が行われた教会が美しくてため息が出る。

ジェラール・ランヴァンがシブい。


Bunkamura ル・シネマにて



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# by margot2005 | 2016-12-01 00:10 | フランス | Trackback | Comments(0)

「胸騒ぎのシチリア」

A Bigger Splash2015 イタリア/フランス

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世界的なロックスター、マリアンヌは声帯の手術を受けた後、年下の恋人ポールを伴いシチリアのパンテッレリーア島へバカンスにやって来る。しかし穏やかな時間を楽しむ二人を訪ねて招かれざる客が突然現れる。マリアンヌの元カレで音楽プロデューサーのハリーが娘のペンと一緒に押し掛けて来たのだ。騒々しいハリーは静養中のマリアンヌのことなどお構いなしに勝手にバカンスを楽しんでいる。そうハリーはマリアンヌとの復縁を狙っていた。一方で娘のペンもポールに接近し始める


マリアンヌに「ミラノ、 愛に生きる/2009」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」「ヘイル、シーザー/2016」ティルダ・スウィントン。

ポールに「フランス組曲/2014」「リリーのすべて/2015」マティアス・スーナールツ。

ハリーに「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」「007 スペクター/2015」レイフ・ファインズ。

ペネロペ(ペン)に「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」「ブラック・スキャンダル/2015」ダコタ・ジョンソン。

警察署長にCorrado Guzzanti

ハリーの友人ミレーユに「ボン・ヴォヤージュ/2003」「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」「マリー・アントワネット/2006」「彼は秘密の女ともだち/2014」オーロール・クレマン。

監督、製作は「ミラノ、 愛に生きる/2009」ルカ・グァダニーノ。


「太陽が知っている/1969」のリメイクで出演者の名前は同じながらマリアンヌの恋人ポールを年下の男に変えている。「太陽が知っている」はアラン・ドロン演じるジャン・ポールが主人公だが、本作はティルダ・スウィントン演じるマリアンヌが主人公っぽい。


映画は「白い帽子の女/2015」と同じく、俳優と景色とヒロインのファッションはゴージャスだが中身のない駄作だった。元映画はロマンティックなサスペンスでとても見応えがあったのに

しかしながら今時ロマンティック・サスペンスなど受けないのでこういった過激な描き方にしたに違いない。マリアンヌもロック・シンガーのキャラクターだし。喉を痛め静養中の身ゆえ残念ながら歌うシーンはなし。ただし過去シーンのスタ録で少しだけ歌っている。

マリアンヌに深い愛を捧げるポール。演じるマティアスは相変わらず素敵。


元映画も本作もポールは逮捕されない。元映画のラストは忘れてしまったけど、本作のラストは不法移民のせいにしたりして今風の展開になっている。

ともかく出演者がヌードになり過ぎ!「グランド・ブタペスト・ホテル」や「ヘイル、シーザー」でかつてのイメージを覆したレイフが、恥も外聞もかなぐり捨てるフルヌードで大いにはしゃいでいて可笑しいやら呆れるやらで感心した。彼は俳優だから恥も外聞も承知の上で演じているのだろうだけどかなりの驚きだった。

警察署長が犯人を不法移民のせいにしてマリアンヌを安心させ、サインをねだるラストはイタリア人の感覚?


シネスイッチ銀座にて



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# by margot2005 | 2016-11-28 23:55 | イタリア | Trackback | Comments(0)

「ガール・オン・ザ・トレイン」

「The Girl on the Train」2016 USA

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愛する夫トムとの間に子供ができず飲酒に走り、アルコール依存症になったレイチェルは離婚し、友人キャシーの家に身を寄せているが、傷ついた心もアルコール依存症も治らない。通勤電車の窓からレイチェルが見つけた“理想のカップル”の姿が見える。その幸せそうな光景を眺めるのがレイチェルの日々の慰め。夫婦の家の近くにはかつてレイチェルがトムと暮らした家もあり、今ではトムと新しい妻アナと生まれたばかりの子供が住んでいる。そんなある日、“理想の妻”が夫ではない男とキスをしているところを目撃する...


レイチェルに「スノーホワイト/氷の王国/2016」エミリー・ブラント。

アナに「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」レベッカ・ファーガソン。

メガンに「ラブソングができるまで/2007」「イコライザー/2014」のヘイリー・ベネット。

トムに「マイアミ・バイス/2006」「ブロークン・イングリッシュ/2007」ジャスティン・セロー。

スコットに「タイタンの戦い/2010」「ブリッツ/2011」 「推理作家ポー 最期の5日間/2012」「ドラキュラzero/2014」「ハイ・ライズ/2015」ルーク・エヴァンス。

ライリー刑事に「JUNO/ジュノ/2007」「Re:LIFE~リライフ~/2014」アリソン・ジャネイ。

精神科医に「ボーン・アルティメイタム/2007」「バンテージ・ポイント/2008」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「悪の法則/2013」エドガー・ラミレス。

キャシーに「噂のギャンブラー/2012」のローラ・プリポン。

マーサに「フレンズ、シリーズ/1994~2004」」「P.S.アイラヴユー/2007「水曜日のエミリア/2009」のリサ・クドロー。

監督は「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」のテイト・テイラー。


あっと驚く結末…と言うのも意外な人物が犯人だった。何人かが怪しい人物ながら誰?とはわからずやっぱりレイチェル??“人はひとを殺したことを忘れられるのか?”の言葉も脳裏をかすめたし…。

何はともあれヒロインのレイチェルが痛々し過ぎる。別れた夫は新しい妻と、レイチェルが精魂込めて室内装飾を手がけた家に住み子供まで生まれているのだ。これは正に悪夢を見ているようなもの。


“理想の妻”が気になり夫婦の家に向かうが途中で記憶が途切れてしまう。自分の部屋で目覚めたら怪我をして血まみれ状態。常に酔っているのでなぜ?怪我をしたのか思い出せない。その後レイチェルは理想の妻メガンが行方不明になったことを知る。そしてとうとうライリー刑事がレイチェルを訪ねて来る。

ドラマはベストセラー小説の映画化だそうで、小説だと細かい心理描写が楽しめそうだが、結末がわかってしまったサスペンスは読んでもつまらないかも知れない。


レベッカ・ファーガソンが子供を溺愛する母親役で最初誰だかわからなかった。エンドクレジットで「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を思いだした。

ヘイリー・ベネットはジェニファー・ローレンスにそっくり。

マダムの雰囲気を漂わすリサ・クドローが妙に素敵に映る。

エミリー・ブラントはお気に入り女優の一人。アルコール依存症役が様になっている。


少々ネタバレかも...

恨みを晴らす女性たちが強くてラストは爽快!


TOHOシネマズみゆき座にて



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# by margot2005 | 2016-11-27 20:07 | USA | Trackback(4) | Comments(0)

「92歳のパリジェンヌ」

「La dernière leçon」…aka「The Final Lesson」2015 フランス

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尊厳死を決断したジョスパン仏大統領の母とその娘との最期の日々を綴った実話「最期の教え」を基に描いたヒューマンドラマ。


ディアーヌに「ソフィー・マルソーの 刑事物語/1985」「仕立て屋の恋/1989/マドモワゼル/2001」「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇/1995」「灯台守の恋/2004」「親密すぎるうちあけ話/2004」サンドリーヌ・ボネール。

マドレーヌに「溺れゆく女/1998」マルト・ヴィラロンガ。

ピエールに「メトロで恋して/2004」のアントワーヌ・デュレリ。

ディアーヌの夫クロヴィスに「キングス&クイーン/2004」「真夜中のピアニスト/2005」「友よ、さらばと言おう/2014」のジル・コーエン。

ディアーヌの息子マックスにグレゴワール・モンタナ。

ヴィクトリアに「サンバ/2014」「1001グラムハカリしれない愛のこと/2014」ザビーネ・パコラ。

監督、脚本はパスカル・プザドゥー。


マドレーヌは娘ディアーヌの家で92歳の誕生日を迎え祝福されている。若い頃は社会運動に関わり、人知れず奔放な恋愛も重ねてきた元助産師。しかし一人暮らしで92歳となった今、出来ることが出来なくなった自分に我慢ならない。誕生日の最中マドレーヌは子供たちの世話にはなりたくないと言い、2ヶ月後に私は逝きます!と宣言する。


お気に入りのフランス人女優サンドリーヌ・ボネールが久しぶりで是非見たかった一作。母親思いの娘を演じる彼女は相変わらず素敵だ。

監督、脚本、撮影を担当した「彼女の名はサビーヌ/2007」は自閉症の妹を記録したドキュメンタリー。公開されたのは知っていたが残念なことに見ていない。本作を見て女優サンドリーヌは演技者ではあるが、きっと優しい心を持った人なんだと感じた。ドラマでのディアーヌ役が本人と被る。


母親の気持ちを理解し支え続けるディアーヌ。兄ピエールは狼狽え感情をむき出しにして、身勝手な判断だと母親を攻め立てる。

こういう時の男って役に立たないのか?動揺してしまって始末に負えない。しかしディアーヌは同じ女性ということもあって母親の気持ちが理解でき、悩みながらもなんとか受け入れることを決断したに違いない。

まぁとにかくこんなに優しい気持ちを持って母親に接することができる人って世の中に何人いるだろう?


娘のディアーヌの愛情は良くわかるのだが、孫のマックスの祖母に対する愛情の深さに感動する。そう言えば、「愛しき人生のつくりかた/2014」でも孫が祖母を深く愛している姿があったのを思い出す。

ヘルパーのような存在のヴィクトリアが、心からマドレーヌの世話をしている様子が素敵だった。

老人の尊厳死は「母の身終い/2012」でも描かれていた。

ジョスパン仏大統領の母は尊厳死を求め闘い続けたという。

将来自分の身に降り掛かることかも知れない事柄ゆえ、ドラマはとても興味深く考えさせられた。

相変わらず邦題が陳腐。


シネスイッチ銀座にて



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# by margot2005 | 2016-11-24 00:40 | フランス | Trackback | Comments(0)

「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット」

「Branagh Theatre Live: Romeo and Juliet」2016 UK

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ベネディクト・カンバーバッチの「ナショナル・シアター・ライヴ2016/ハムレット/2015」が素晴らしかったので本作も楽しみにしていた。そして「ハムレット」同様映画(舞台劇)は素晴らしかった!!

「ハムレット」と同じく台詞は古典で服装は現代風。ジュリエットはドレスにスニーカーを履いていたりして違和感ありながら意外にマッチしていて、ロミオはスーツにネクタイというファッションで、ブルゾン姿もあり。ロミオ以下の男性も皆スーツで、女性たちは1930年代頃?のドレスを纏っている。

ロミオがジュリエットと出会う有名な場面は、ジュリエットがマイクを前にカラオケのように歌っている。その姿は全く不釣り合いで可笑しかった。

英語の台詞の中に時折イタリア語を織り込んでいるのはブラナー風?


ロミオを演じるリチャード・マッデンは大好きな俳優。スコットランド出身の彼はロミオにぴったり!恋に落ちた男が似合うのだ。「暮れ逢い」でも恋に落ちた切ない男を演じて似合っていた。

30歳の男性に可愛いと言うのは失礼ながら、リチャード・マッデンは本当にキュート!リリー・ジェイムズも可愛いし、とてもキュートなカップルは“ロミオとジュリエット”役にぴったり!


映画は白黒。本編が始まる前に一般?の若者たちの“ロミオとジュリエット”論がある。“一目惚れを信じるか?”という件は“ロミオとジュリエット”的には一番重要な質問。ロミオはロザラインに夢中で夜も眠れないのに、ジュリエットに会った途端一目で恋に落ちるのだから…。

後にケネス・ブラナーが登場し、リチャード・マッデンが48時間前に骨折したとか、ロミオの友人マキューシオは若者ながら、あえてデレク・ジャコビを配したと説明する。

リリー、リチャード、デレクケネス・ブラナーの「シンデレラ」にも揃って出演していたのを思い出した。


映画になった「ロミオとジュリエット」はフランコ・ゼフィレッリの1968年版と、レナート・カステラーニの1954年度版を見たことがある。2014年製作のイタリア/ドイツ/スペイン合作の「ロミオとジュリエット」を見てみたい。

何はともあれブラナーの本作はナイスだった。


お気に入り俳優のニコライ・コスター=ワルドーが出演する「ゲーム・オブ・スローンズ」はTSUTAYAで借りてみようと思いつつもまだ見ていない。シリーズは2011年から始まり全部見るには相当なる時間とエネルギーが必要。でも第一、二、三章にリチャード・マッデンが出演しているので今度こそ見始めたい!

そしてリチャード・マッデンがコジモ・デ・メディチを演じる2016年製作のTVシリーズ「Medici: Masters of Florence」が見たい!のだけど日本で発売されるのかどうか定かではない。

リリーの「高慢と偏見とゾンビ」はシアターで見て、意外な設定に面白かったがレビューを書くのを忘れていた。NHKで放送していたTVシリーズ「戦争と平和/2016」は途中で挫折。今一度字幕スーパーで見てみたいものだ。


ロミオに「暮れ逢い/2013」「シンデレラ/2015」のリチャード・マッデン。

ジュリエットに「ブロークン/2012」「ダウントン・アビー シリーズ/2012~2013」「シンデレラ」「二ツ星の料理人/2015」「高慢と偏見とゾンビ/2016」のリリー・ジェイムズ。

マキューシオに「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」「英国王のスピーチ/2010」「もうひとりのシェイクスピア/2011」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札/2014」「シンデレラ」のデレク・ジャコビ。

ティボルトにアンス・カビア。

ベンヴォーリオにジャック・コルグレイヴ・ハースト。

ジュリエットの乳母に「恋のロンドン狂騒曲/2010」「ミラクル・ニール!/2015」のミーラ・サイアル。

ロード・キャピュレットにマイケル・ラウズ。

レディ・キャピュレットにマリサ・ベレンスン。

ロード・モンタギューにクリス・ポーター。

レディ・モンタギューにゾーイ・レイニー。

修道僧ロレンスにサム・ヴァレンティン。

パリスにトム・ハンソン。

ヴェローナの太守にテイラー・ジェイムズ。

舞台演出はロブ・アシュフォードと「スルース/2007」「ワルキューレ/2008:出演」「パイレーツ・ロック/2009:出演」「シンデレラ」のケネス・ブラナー。

原作はウィリアム・シェイクスピア。


TOHOシネマズ日本橋にて(期間、時間限定公開中)



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# by margot2005 | 2016-11-21 00:09 | UK | Trackback | Comments(0)

「フランコフォニア ルーヴルの記憶」

「Francofonia」2015 フランス/ドイツ/オランダ

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“ルーヴル、ルーヴルこの美術館はフランス全土より価値があるのでは?

ルーヴルのないフランスは必要か?

1940年の夏パリに敵の軍隊が入ってきた

ルーヴルはどこだ?”


ロシア語で語られるナレーションでドラマは始まる。語る人は映画監督本人。監督と美術品を運ぶ船長がインターネットで会話している。なぜか?ロシア語と英語で…。そしてヒトラーがパリに現れエッフェルの前に立つ実写映像が映る。


第二次世界大戦中、1939年のパリ。

ルーヴル美術館の館長ジャック・ジョジャールはナチス・ドイツから館内の美術品を保護するためパリ郊外へ密か運びだすよう指示する。翌年、ナチス・ドイツから派遣された美術史の学位を持つ将校のヴォルフ・メッテルニヒ伯爵がルーヴル美術館にやって来て、館長に面会を求める。敵対する相手のため互いに心を開いて語り合うことはできない。しかし美術品を守りたいという同じ使命で一体感を持つようになる。


人気のないルーヴル美術館に現れたフランス共和国を象徴する女性像マリアンヌ。彼女はフランス共和国の標語“Liberté, Égalité, Fraternité/自由、平等、友愛”を歌うように繰り返す。やがてナポレオン1世が現れ絵画や彫刻の前で“これも自分が集めてきたものだ!”と過去の栄光に浸りながら、自画像やダビッドの“皇帝ナポレオンの戴冠式”の前で“これが私だ!”と宣う。ルーヴルはかつてナ“ポレオン美術館”と呼ばれたことを思い出した。


ルーヴル美術館を語りながら第二次世界大戦の記録映画が頻繁に登場する。まるでドキュメンタリーのようだがそうではない。ルーヴル美術館の歴史を語るドラマは中々興味深かった。

ナチス・ドイツは「ミケランジェロ・プロジェクト/2014」描かれたようにヒトラーの命で美術品を強奪する前に、美術品を守るため将校を送っていたという史実を知って驚いた。


ジャック・ジョジャールに「あの夏の子供たち/2009」「ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー/2011」「ある朝突然、スーパースター/2012」「めぐりあう日/2015」ルイ・ド・ドゥ・ランクザン。

ヴォルフ・メッテルニヒ伯爵にベンヤミン・ウッツェラート。

ナポレオンに「トランスポーター/2002」のヴィンセント・ネメス。

マリアンヌにジョアンナ・コータルス・アルテ。

監督、脚本は「チェチェンへ アレクサンドラの旅/2007」「ボヴァリー夫人/2009」「ファウスト/2011」アレクサンドル・ソクーロフ。


ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

ルーヴル美術館

ユーロスペースにて





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# by margot2005 | 2016-11-20 19:58 | フランス | Trackback | Comments(0)

「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」

「Bridget Jones's Baby」2016 アイルランド/UK/フランス/USA

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TVの敏腕プロデューサーであるブリジットは43歳になった。キャリアは順調だが今だシングル。ある日、事故で亡くなった元カレ、ダニエルの葬儀に参列し、妻を伴ったもう一人の元カレのマークと鉢合わせしてしまう。

ある時、アラサーの同僚でキャスターのミランダに誘われ野外ロック・フェスに行くハメになる。そこでイケメン実業家ジャックと出会い、酔った勢いで一夜を共にしてしまう。数日後、ブリジットは洗礼式でマークと再会する。やがてマークから“妻カミラとは別れた!”との告白を聞いて気分が高揚しベッドインしてしまう。数ヶ月後、妊娠していることが明らかになるが、生まれてくる子供の父親はジャックなのか?マークなのか?わからない。ブリジットは二人に真実を告げることに…


ブリジットに「ミス・ポター/2006」「かけひきは、恋のはじまり/2008」「砂上の法廷/2016」レニー・ゼルウィガー。

マークに「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/2016」コリン・ファース。

ジャックに「フリーダム・ライターズ/2007」「魔法にかけられて/2007」「近距離恋愛/2008」「バレンタインデー/2010」パトリック・デンプシー。

ドクター・ローリングスに「ラヴ・パンチ/2013」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「二ツ星の料理人/2015」エマ・トンプソン。

ブリジットの父に「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」「ウイークエンドはパリで/2013」「パディントン/2014」「ブルックリン/2015」「ターザン:REBORN/2016」ジム・ブロードベント。

ブリジットの母に「恋のロンドン狂騒曲/2010」「ヒステリア/2011」のジェマ・ジョーンズ。

ミランダに「ヘンダーソン夫人の贈り物/2005」サラ・ソルマニ。

監督は「ブリジット・ジョーンズの日記/2001」「ブローン・アパート/2008」のシャロン・マグアイア。


ドラマの中に「ブリジット・ジョーンズの日記」の映像も織り込まれ、クリスマスにトナカイのセーターを着たマーク、いやコリンの若いこと!“ブリジット・ジョーンズ”のマーク・ダーシー、コリンは実にゴージャス!

もちろんレニーも若くてチャーミング。彼女は笑顔が良い。笑顔がなかった「砂上の法廷」のレニーの別人?状態を思い出す。

本作映倫指定はG。4文字言葉炸裂なのでR指定でも良いんじゃないか思った。英国の女性って子供の前でsexの話するわけ?ちょっと不謹慎。おまけに男に飢えてる女性ばかり...それはドラマの中だけと思いたい。


「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」から12年。「ブリジット・ジョーンズの日記」からは、なんと15年の歳月が流れている。どちらの映画もシアターで見た。本作はちょっと迷ったけどコリン見たさにシアターへ…。


43歳の歳で元カレと新しいカレに出会い、子供まで授かるなんてブリジットはなんと幸せな女性なのだろうと思わずにいられない。現実ではこのような最後のモテ期が来るとは思えないが、小説/映画だからどうにでもなる。ブリジットの生き方って30代から40代の女性の憧れのような人生かも知れない。

若い上司に首を言い渡されてもめげないブリジット。“一番高いベビーカー!を買ってやる!!”と意気込むブリジットがナイス!あのようにブリジットのめげない姿に女性たちは共感を呼ぶのだろう。でもレニーのブリジットは最後にして欲しい。


TOHOシネマズ日劇にて


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# by margot2005 | 2016-11-19 19:11 | UK | Trackback(2) | Comments(2)

「誰のせいでもない」

「Every Thing Will Be Fine」2015 ドイツ/カナダ/フランス/スウェーデン/ノルウェー

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トマスはカナダ、モントリオール郊外に住む作家。ある冬の夕暮れ、雪道を走っている時丘から突然ソリが滑り降りてくる。慌ててブレーキを踏み車から飛び出す。そこにはうずくまった幼い男の子がいたが幸い怪我はない様子。やがてトマスは男の子を家まで送り届けるが、彼の母親ケイトは、息子クリストファーに“ニコラスは?”と訪ねた後、半狂乱で家を飛び出して行く…


トマスに「オズ はじまりの戦い/2013」「パーフェクト・プラン/2014」のジェームズ・フランコ。

ケイトに「ラブ・トライアングル 秘密/2014」シャルロット・ゲンズブール。

アンに「ミュンヘン/2005」「潜水服は蝶の夢を見る/2007」「隠された日記 母たち、娘たち/2009」「ある神父の希望と絶望の7日間/2014」のマリ=ジョゼ・クローズ。

サラに「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」「スポットライト 世紀のスクープ/2015」レイチェル・マクアダムス。

クリストファーに「インモータルズ -神々の戦い-/2011」のロバート・ネイラー。

トマスの父親に「2012/2009」「小さな命が呼ぶとき/2010」 「パーフェクト・メモリー/2015」のパトリック・ボーショー。

エディターに「フェイク・クライム/2010」「ヘンゼル&グレーテル/2013」のピーター・ストーメア。

監督は「パリ、テキサス/1984」「ベルリン・天使の詩/1987」「アメリカ,家族のいる風景/2005」「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち/2011」のヴィム・ヴェンダース。


一人の男と3人の女の12年間の物語。

トマスは自己中心で恋人サラとの間に子供はいない。サラは子供を切に望んでいるがトマスは欲しいとは思っていない。彼は小説家として大成することが一番なのだ。サラは常にトマスを気遣うがトマスはそうではなく、別れたいとも思っている。そんな折事故が起こる。

事故はトマスのせいではないものの心に大きな傷ができ、ぎくしゃくしていたサラとの仲は壊れてしまう。やがてトマスは書くことによって自らの責任と向き合おうと考え始める。


出来上がった小説を携えエディターを訪ねるトマス。帰りのエレベーターの中でフランス語の翻訳をしている編集者アンと出会う。

そして事故が忘れられないトマスは、雪も溶けたある日、事故現場に現れクリストファーの母親と再会する。“何しに来たの?”と聞くケイトに”今一度現場を見ておきたかった。”と答えるトマス。そして“何か助けになることがあればいつでも連絡してくれ!”と電話番号を渡して去って行く。


トマスを家に呼び暖炉の火で本を燃やすケイト。ケイトはトマスに“フォークナーは好き?”と聞く。“好きでも嫌いでもない。”と答えるトマス。ケイトは本に夢中になり子供たちが外で遊んでいるのに注意を払わなかった自分を責めている。彼女が暖炉で燃やした本はきっと夢中になって読んでいたフォークナーの本に違いない。


そういえばケイトもアンもシングル・マザー。トマスはおそらくどちらかの女性と結ばれるだろうな?と思っていたが、それはアンだった。

ひょっとしてケイト?なんて思ったけどケイトじゃ出来過ぎだし…。


成長したクリストファーとトマスが対決するシーンが少々不気味。クリストファーがリュックから本を取り出す前のトマスの表情は固まっていた。私自身もひょっとして銃が出てくる...なんて妄想にとらわれた。

留守中邸宅に忍びこみ破廉恥な行いをしたクリストファーを許すトマス。そしてそれに繋がる大ラス...

トマスの笑顔がタイトルの“全てうまくいくさ/何も問題はない”を表現していてとても素敵なエンディングだった。


とにかくこのようなセンシティヴな役柄のジェームズ・フランコは初めて見た。

シャルロット・ゲンズブール、マリ=ジョゼ・クローズ、レイチェル・マクアダムスと3人の女優がそれぞれに光っている。ジェームズ・フランコはもちろん素晴らしい。

2Dで鑑賞。3Dにする必要があったとは思えないけど…。


ヒューマントラストシネマ渋谷にて



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# by margot2005 | 2016-11-15 23:56 | ドイツ | Trackback | Comments(0)