「ほっ」と。キャンペーン

「ラ・ラ・ランド」

La La Land2016 USA

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夢を求めて人々が集まる街ロサンゼルス。女優志願のミアは映画スタジオのカフェで働きながらいくつものオーディションを受ける日々だが、いつもボツ。ある日、場末のバーから流れてくるピアノ演奏に魅せられ店のドアを開ける。ピアニストの名前はセヴ。彼はいつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思い存分演奏したいという夢を持っていた。夢を追う二人はやがて恋に落ちる


セバスチャン(セブ)に「ラースと、その彼女/2007」「ブルー・バレンタイン/2010」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」ライアン・ゴズリング。

ミアに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」「マジック・イン・ムーンライト/2014」「教授のおかしな妄想殺人/2015」エマ・ストーン。

キースにジョン・レジェンド。

ローラに「レイチェルの結婚/2008」「カンパニー・メン/2010」「プロミスト・ランド/2012」のローズマリー・デウィット。

ケイトリンに「エクス・マキナ/2013」「ハートビート/2016」ソノヤ・ミズノ。

ビルに「セッション/2014「Re:LIFE~リライフ~/2014」のJ・K・シモンズ。

監督、脚本は「セッション/2014」のデイミアン・チャゼル。


冬から始まって、春、夏、秋、そして又冬に戻るそれぞれの季節を章に分けて、ミアとセバスチャンが出会い恋に落ちる過程を描いている。ラスト、二人の夢の行方は?


ハイウェイのシーンに続き、ミアの住まいでルームメートたちがいきなり歌いだすので、これは単なるミュージカル?なんて思っていたらそうではない。歌とダンスはもちろんのこと、台詞もしっかりとある。

どちらかと言えばダンスのシーンが多いので私的には嬉しい。でもあのラストには少々驚き。


ドラマの背景となるロサンゼルスの街...建物やミアの部屋や彼女のドレスなど、全てがカラフルでスクリーンに惹き付けられる。部屋の壁にミアが大好きな映画「カサブランカ」のヒロイン、イングリット・バーグマンの巨大な顔があったりしてとても楽しめる。


随所にちりばめられたシーンは往年のミュージカル映画を思い出し、何度もあっと思った。天文台のシーンはとても幻想的。あのシーンもどこかで見たことある?


セバスチャンとミアのダンスが素敵。演じる二人がとても上手くて感心する。

ミアのルームメートで一人やけにダンスが上手い女優がいると思っていたらノヤ・ミズノだった。そして一番驚いたのはあのジョン・レジェンドの出演!


本作は今話題NO.1映画。シアターでの予告編もwowowでの映画案内でも繰り返し見ていて、公開初日に見に行った。

もちろん都内のたくさんのシアターで上映しているが、日比谷ではシャンテ、みゆき座、スカラ座(夜間のみ)の3つのシアターで公開している。このようなことは初めて。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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# by margot2005 | 2017-02-25 23:50 | USA | Trackback(1) | Comments(2)

「たかが世界の終わり」

Juste la fin du mooned…akaIt's Only the End of the World2016 カナダ/フランス

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ルイは人気の劇作家。不治の病に冒され死期が迫っている彼は12年ぶりに帰郷する


マルティーヌに「悪の華/2003」「わたしはロランス/2012」「シリアルキラーNo.12015」のナタリー・バイ。

アントワーヌに「五日物語 3つの王国と3人の女/2015」「ジェイソン・ボーン/2016」のヴァンサン・カッセル。

カトリーヌに「マリアンヌ/2016」のマリオン・コティヤール。

シュザンヌに「ロブスター/2015」のレア・セドゥ。

ルイに「パリ、ジュテーム/2006」「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語/2009」「サンローラン/2014」のギャスパー・ウリエル。

監督、脚本、製作、編集は「わたしはロランス/2012」「トム・アット・ザ・ファーム/2013」「Mommy/マミー/2014」のグザヴィエ・ドラン。


結局大事な話も出来ずに去るしかなかったルイ。あれは家族の最後の集まりだったのに

取り留めもないことをひたすら喋りまくる母、兄、妹。話さなければならないのに話せないルイ。でもあのシチュエイションで不治の病に冒され死期が迫っている…”なんて話せる状態じゃない。 


ルイは病気なのだから生気がなくても不思議はない。ドラマを見ている誰もが元気のないルイに気づくはずだが、母親マルティーヌは息子が元気で良かったと言い、彼の変化に気がつかない。12年ぶりに再会したとはいえ母親と息子なのだから、何か変化を感じるはず。


マルティーヌ、アントワーヌ、シュザンヌは弾丸のごとく喋るのに対して、カトリーヌとルイは穏やかに話している。二人は初対面ということもあり会話もぎこちない。でもルイの秘密を知ったのは初対面のカトリーヌだった。


グザヴィエ・ドランの映画ってなぜこんなに話題になるのだろう?映画サービスデーの夕方の回は満席だった。

グザヴィエ・ドラン映画の特徴登場人物の顔は殆どアップ、うるさいくらいのBack Music、そして舞台は世界の何処かで特定はしない。本作が今迄と違っているのはヴァンサン、マリオン、レア、ギャスパー+ナタリー・バイのフランスの著名俳優総出演のキャストがとてもゴージャスなこと。


フランソワ・オゾンが監督したメルヴィル・プポー主演の「ぼくを葬る/2005」を思い起こした。

両親に自らの死を告白できない主人公は祖母に打ち明ける。それは互いにそろそろ死ぬから…”と言うのが理由だった。「ぼくを葬る」は見応えのあるドラマだったが、本作はどうかな?グザヴィエ・ドランが絶賛されるのが良くわからない。

俳優陣が豪華過ぎて、逆にドラマがつまらなくなった?

「わたしはロランス」や「 Mommy/マミー」は良かったのに...。


ギャスパー・ウリエルは20代の頃より30代になった今の方が素敵。本作では実年齢より少し年上の役柄だが、不治の病に冒され死期が迫っている男を好演している。


新宿武蔵野館にて



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# by margot2005 | 2017-02-20 23:01 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「マリアンヌ」

Allied 2016 UK/USA

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1942年、モロッコのカサブランカ。マックスはイギリスの特殊作戦執行部に所属するカナダの諜報員で、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う極秘任務を受けていた。偽装妻役はフランスの女性レジスタンス、マリアンヌ。夫婦を装った二人にはドイツ大使暗殺という過酷な任務が用意されていた


マックスに「白い帽子の女/2015」ブラッド・ピット。

マリアンヌに「マクベス/2015」マリオン・コティヤール。

フランクに「ブーリン家の姉妹/2003」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト/2013」「コードネームU.N.C.L.E./2015」ジャレッド・ハリス。

ブリジットに「127時間/2010」リジー・キャプラン。

役人に「マジック・イン・ムーンライト/2014」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」サイモン・マクバーニー。

ホバーに「青い棘/2004」「ヒトラーの贋札/2007」「ブッデンブローク家の人々/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「リスボンに誘われて/2013」アウグスト・ディール。

ガイに「マッチポイント/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ウォッチメン/2009」「シングルマン/2009」「イノセント・ガーデン/2013」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」「セルフレス/覚醒した記憶/2015」マシュー・グード。

監督、製作は「フォレスト・ガンプ/一期一会/1994」「キャスト・アウェイ/2000」「フライト/2013」のロバート・ゼメキス。


愛しい娘を生んでくれた美しい妻は二重スパイなのか?と悩む夫。悩むブラッド・ピットが最高!

アンジーと共演の「白い帽子の女」は最悪だったけど本作は素晴らしい!アンジーとの相性は悪かったのかも?別れて正解??


wowowで放送のハリウッドの映画情報番組で盛んに宣伝していて、なんだかとても素敵な映画のイメージで興味があった。

ブラッド・ピットのロマンスものって「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い/1994」と「ジョー・ブラックによろしく/1998」しか思い浮かばない。久方ぶりに見た彼のロマンス映画はとても良かった。戦争を背景に描くロマンス映画って最近全く作られないので、変に?新鮮でありながらも懐かしくてドラマにどっぷりと浸かってしまった。


ブラッドが若い!おそらく30代の男性を演じているのだろうけど違和感なし。そしてマリオンが美しい!絵になる二人がドラマを盛り上げている。マリオンが纏う40年代のファッションもゴージャス!

「白い帽子の女」でブラッド・ピットがフランス語を話しているのは違和感ありだったけど...初めて聞いたからかも知れない...でも本作での彼のフランス語は素敵に聞こえる。


イケメンのマシュー・グードが誰かわからないほどの醜い顔(特殊メイクってスゴい!)でワンシーンに出演。そして元イケメンのアウグスト・ディールは最近見る影もない。「青い棘」の美青年は何処へ?


TOHOシネマズ日本橋にて



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# by margot2005 | 2017-02-17 23:09 | UK | Trackback(3) | Comments(6)

「パリ、恋人たちの影」

L'ombre des femmes2015 フランス/スイス

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マノンに「エディット・ピアフ~愛の讃歌~/2007」クロチルド・クロ。

ピエールに「イザベル・アジャーニの惑い(アドルフ)/2002」「恋は足手まとい/2005」スタニスラス・メラール。

エリザベットに レナ・ポーガム。

友人リサにヴィマーラ・ポンス。

マノンの母にアントワネット・モヤ。

マノンの恋人にムニール・マルグム。

監督、脚本は「愛の残像/2008」「灼熱の肌/2011」「ジェラシー/2013」のフィリップ・ガレル。

ナレーションは「ジェラシー/2013」「サンローラン/2014」のルイ・ガレル。


ピエールはドキュメンタリー映画を製作している。彼の作品を世間に認めさせたい一心で、自らの夢も捨てパートタイムで働きながら献身的に尽くす妻マノン。しかし映画製作は中々軌道に乗らず二人の気持ちは徐々にすれ違って行く。ある日、ピエールはフィルムを保存する倉庫でバイトをする研修生エリザベットと出会う。やがてピエールは若いエリザベットとの情事に溺れて行く


僕には妻がいると告白してエリザベットとの情事にのめり込むピエール。ピエールの妻が気になるエリザベットは彼らのアパルトマンを密かに偵察。そして美しいピエールの妻に嫉妬を覚えるエリザベット。そんな折、モンマルトルのカフェでピエールの妻が男と密会している現場を目撃する。

さあどうしよう?ピエールに伝えるべきか、やめるべきか?とエリザベットは悩み始める。結局エリザベットはピエールに真実を打ち明ける。この辺りから少々ドロドロしてくる。

しかしフィリップ・ガレルはそれをさらっと描いている。おなじみのモノクロで...


夫は浮気をしてもよいが妻はだめ!なんてピエールは何と自分本意の男なのだろうと呆れる。浮気をした妻を家から追い出したにも関わらず、ラストではどうして出て行った?””君なしではだめなんだ!なんて言う始末。ホント男って身勝手で浅はかな生き物だ。


ピエールはマノンを夫婦のベッドに誘いこんな風にその男と愛し合ったのか?と聞いている。ピエールに夢中のエリザベットに対してもあまりにも素っ気ない。ともかくピエールは自分勝手でイヤミな男なのだけどスタニスラス・メラールが演じるとなぜか憎めなくて


上映館のシアター・イメージフォーラムはスーパー級のミニシアターで、観客が3.4人なんて時もあるが、本作上映時は10人以上の人がいて、フィリップ・ガレル、ファンが集まったのかな?なんて思ったりした。私的にはスタニスラス・メラールが懐かしくて見たかった一作。

フランス映画祭2006で来日した際にお目にかかった彼も40代に突入しおじさん化している。


シアター・イメージフォーラムにて(2/17迄)



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# by margot2005 | 2017-02-16 23:01 | フランス | Trackback | Comments(0)

「未来を花束にして」

Suffragette2015 UK

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1912年、ロンドン。洗濯工場で働くモードは同じ職場の夫サニーと幼い息子の三人で暮らし日々の生活は貧しく、職場は男尊女卑がまかり通る劣悪な環境にある。ある日、街中でショーウインドウのガラスに石が投げ込まれる現場に遭遇する。それは女性参政権運動を展開するWSPU(女性社会政治同盟)の過激な抗議活動だった。そして職場で抗議活動をしていた女性バイオレットに自己紹介され、モードは活動に参加するようになる


モード・ワッツに「プライドと偏見/2005」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「SHAME -シェイム-/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」のキャリー・マリガン。

イーディス・エリンに「カンバセーションズ/2005」「英国王のスピーチ/2010」「レ・ミゼラブル/2012」「天才スピヴェット/2013」「シンデレラ/2015」のヘレナ・ボナム・カーター。

バイオレット・ミラーに「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」「リピーテッド/2014」のアンヌ・マリー・ダフ。

アリス・ホートンに「タロット・カード殺人事件/2006」「エンジェル/2007」「つぐない/2007」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2011」ロモーラ・ガライ。

サニー・ワッツに「追憶と、踊りながら/2014」「ロブスター/2015」「リリーのすべて/2015」ベン・ウィショー。

アーサー・スティード警部に「イン・マイ・カントリー/2004」「プルートで朝食を/2005」「グリーン・ゾーン/2010」「アルバート氏の人生/2011」「推理作家ポー 最期の5日間/2012」「ある神父の希望と絶望の7日間/2014」のブレンダン・グリーソン。

エメリン・パンクハーストに「マダム・フローレンス! 夢見るふたり/2016」のメリル・ストリープ。

監督はセーラ・ガヴロン。


モードが活動にのめり込んでいったのは夫とのやり取りから...“この子が娘ならどんな人生?と聞くモードに君と同じ工場勤めと答えるサリー。モードはもし娘が生まれたら自分と同じ運命になることを案じ、許せなかったに違いない。


たび重なる妻の投獄に怒りを覚えたサリーはモードを家から追い出してしまう。追い出されたモードは息子にも会わせてもらえない。やがて一人で子育てすることが無理だと判断したサリーは、息子を養子に出してしまう。それを知ったモードはサリーを罵るが、自分ではどうすることもできない。この時代女性(妻)には親権がなかったのだ。モードが別れ間際に私を探しに来てね!と幼い息子に懇願する。あのシーンは哀し過ぎる。


主演のキャリー・マリガンを始めとして、いずれの女優もスッピンで頑張っている。

2シーンくらいしか出演しないものの、メリル・ストリープ案の定圧倒的な貫禄を見せつけていてさすが。


映画のエンディングに世界の女性が参政権を得た年が記される。ドラマの舞台となった英国は1928年。アメリカ合衆国はそれ以前の1920年。日本は1945年(第二次世界大戦終結の年)で、フランスとイタリアも日本と同じ年で遅いなぁと驚く。サウジアラビアはなんと2015年にやっと獲得が認められた。それはニュースで見た覚えがある。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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# by margot2005 | 2017-02-14 23:11 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「ドクター・ストレンジ」

Doctor Strange2016 USA

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ニューヨークの病院に勤務するスティーヴン・ストレンジは天才外科医。ある日、車の事故に遭い大怪我をする。何度も手術を繰り返すが壊れた両手は元に戻らない。そんなある時、神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンの存在を知りカトマンズへと向かう...


ドクター・ストレンジに「SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁/2015」のベネディクト・カンバーバッチ。

モルドに「シークレット・アイズ/2015」キウェテル・イジョフォー。

カエシリウスに「悪党に粛清を/2015」マッツ・ミケルセン。

エンシェント・ワンに「胸騒ぎのシチリア/2015」「ヘイル、シーザー/2016」ティルダ・スウィントン。

クリスティーン・パーマーに「スポットライト 世紀のスクープ/2015」「誰のせいでもない/2015」レイチェル・マクアダムス。

ウォンに「ハミングバード/2012「プロメテウス/2012」「オデッセイ/2015」のベネディクト・ウォン。

監督、脚本、原案は「地球が静止する日/2008」「NY心霊捜査官/2014」のスコット・デリクソン。


普段重い映画を見ることが多いのでたまに軽い映画が見たくなる。TOHOシネマズのポイントがたまっていたのと、大好きなベネディクト・カンバーバッチと、マッツとキウェテルまで出演しているので見に行った。


映画はカンバーバッチのドクターのシーン以降はCGを駆使した展開でまず、ドクターが猛スピードを出して脇見運転する?から始まって、突っ込みどろこ満載ながら、これはアメコミなんだからと自らに言い聞かせて見ていた感じ。2Dで鑑賞したけど、3Dで見たら多分目が回って耐えられなかったと思う。


ヒゲをはやしたカンバーバッチがゴージャス!マントが似合う人ってそうそういないが(アジア人には無理がある)颯爽としたカンバーバッチのマント姿は完璧。「スター・トレック・イントゥ・ダークネス/2013」のクールなカーンを思い出した。そして傲慢な男が実に似合っている。

ワル役が似合うマッツもペイント顔で頑張っているし、キウェテルもかっこいい。そしていつもながら奇妙なキャラが似合うティルダ・スウィントンはスキンヘッドに着物スタイルのアジアン・テイストで相変わらずの存在感。

修行の後ドクター・ストレンジは天才外科医として再び活躍?なんて想像していたが、それでは次作が描けないのでこのような結末にしたんだきっと。


少し前にWOWOWでベン・スティラーの「ズーランダー NO.22016」を見た。2017年ラジー賞に選ばれたそれは「不名誉」史上最多7冠か!?らしい。怪しいモデル役で出演しているカンバーバッチが笑える。


エンディングで「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースがいきなり登場。ロキはどうしてる?なんてカンバーバッチが質問している。そう、あの会話は上から目線のドクター・ストレンジそのまんまで可笑しかった。映画の中でも「アベンジャーズ」の名前がでてきたし、次回はみんなで競演??


TOHOシネマズ日劇にて



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# by margot2005 | 2017-02-11 22:44 | USA | Trackback(2) | Comments(0)

「エリザのために」

Bacalaureat…akaGraduation 2016 ルーマニア/フランス/ベルギー

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ルーマニア郊外の町。医師のロメオの娘エリザは学業優秀で英国のケンブリッジ大学留学を目指している。そんなある朝、エリザが暴漢に襲われる。腕を負傷しただけで大事には至らなかったが激しいショックは隠せない。そして明日はエリザにとって大事な卒業試験の日。父親のロメオはエリザが暴漢に襲われたのは、学校の門の前まで送って行かなかった自分のせいだと思い込んでいる。エリザが試験を上手く切り抜けられるか心配になったロメオはコネを利用して裏工作しようと奔走する…


ロメオにアドリアン・ティティエニ。

エリザに「白いリボン/2009」のマリア・ドラグシ。

マグダにリア・バニャー。

マリウスにラレシュ・アンドリチ。

サンドラにマリナ・マノヴィッチ。

警察署長に「4ヶ月、3週と2日/2007」のヴラド・イヴァノフ。

監督、脚本、製作は「4ヶ月、3週と2日/2007」「汚(けが)れなき祈り/2012」のクリスティアン・ムンジウ。


医師のロメオは忙しい中、健康の優れない妻マグダの代わりに娘の世話をして学校へ送り、老いて病気がちな母親を訪ねる気遣いも忘れない。おまけにロメオには愛人サンドラがいる。この男性なんとまめなのかと感心してしまった。

サンドラは二人の将来を曖昧にしているロメオを責めるが、ロメオは娘のことで頭がいっぱい。

ロメオは娘にも妻にも、そして愛人にもはっきりとした態度を取らない。そして3人の女性からその態度を責めたてられている。この男性は優柔不断人間であるような気もする。


とにかく真面目な男ロメオは切羽詰まっていた。愛する娘エリザのために何とかしたい一心で行動を起こす。こういう時ってバレないのか?なんて考えている余裕などきっとないのだろう。ドラマを見ていてあれじゃきっとバレるに違いないと何度も思ったけど、当人は必死だから周りが見えていない。しかしついに検察官がやって来る。

警察署長、副市長、委員長を巻き込んだのだから...。


重苦しい展開のドラマだが、何となく未来が開けそうなラストに救いがあったかな?エリザはボーイフレンド、マリウスとルーマニアに残ったのだろうか?


(けが)れなき祈り」「4ヶ月、3週と2日」と見てきて、リアリズムを追求するこの監督の作品は疲れるなぁといつも思って…今回はやめにしようかと思いながらも、又見に行ってしまった。やはり疲れる。今回はロメオにイライラして余計疲れたかも知れない。しかしながら映画は絶賛されている。


シネマカリテにて



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# by margot2005 | 2017-02-09 00:01 | ヨーロッパ | Trackback | Comments(0)

「エゴン・シーレ 死と乙女」

Egon Schiele: Tod und MädchenEgon Schiele: Death and the Maiden2016 オーストリア/ルクセンブルグ

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20世紀前半のウイーンを舞台に描く天才画家エゴン・シーレの伝記ドラマ。


1910年:ウィーン美術アカデミーを退学したシーレは妹ゲルティをモデルにした裸体画を描き活躍し始める。ある時、友人からヌード・ダンサーのモアを紹介されたシーレは、彼女の褐色の肌に魅せられモデルに登用して裸体画を描き始める。一方でモデルの座を奪われたゲルティはモアに嫉妬を募らせる。

1911年:グスタフ・クリムトのアトリエを訪れたシーレは赤毛のモデル、ヴァリを紹介され同棲を始める。ヴァリはシーレの運命のミューズとなり二人はウイーン近郊の村にアトリエを構える。

1912年:シーレは14歳の少女誘拐の罪で逮捕されるが証拠不十分で釈放される。しかし絵画はわいせつなものと判断され大量の絵が押収される。

1914年:ウイーンに戻ったシーレは通りを挟んだ向いの家に住むアデーレ、エディット姉妹と知り合いになる。

1915年:シーレはヴァリを愛していたが、結婚相手には世間体の良い中産階級の娘エディットを選ぶ。

1918年:スペイン風邪に冒された妻エディットが亡くなった3日後、28歳の若さでシーレもこの世を去る。


エゴン・シーレにノア・ザーヴェトラ。

ゲルティ・シーレにマレジ・リークナー。

ヴァリ・ノイツェルにヴァレリー・パフナー。

モア・マンドゥにラリッサ・アイミー・ブライトバッフ。

エディット・ハルムスにマリー・ユンク。

アデーレ・ハルムスにエリザベト・ウムラウフト。

アントン・ペシュカにトーマス・シューベルト。

ドム・オーゼンにダニエル・シュトレーサー。

グスタフ・クリムトにコルネリオス・オボニャ。

監督、脚本はディーター・ベルナー。


エディットと結婚してもヴァリとは別れたくない。大人になれない、なりたくないエゴン・シーレはエゴイズムの固まりで、なんとスキャンダラスな人生を送った画家だったのだろう!と驚いた。


エゴン・シーレの絵画はBSの絵画番組で見たことがある。もちろん代表作死と乙女も。シーレの絵画はオーストリアのレオポルド国立美術館にたくさん収蔵されていて、番組はこの美術館を中心に紹介されていた。

クリムトの絵画は美しいがエゴン・シーレの絵画って美しいのだろうか?いやとても美しいとは思えない。見る者にスーパー級に強烈な印象を与えるのは確かだが...

シーレのアトリエには自身を描くために巨大な鏡が据えられている。ミューズだったヴァリとのツーショットの絵もこうして描いた様子。


極めて個性的なエゴン・シーレの伝記映画にも関わらずシアターが混んでいて少々びっくり。きっとスキャンダラスな描き方に興味を覚えた人が集まったに違いない。

エゴン・シーレを演じたノア・ザーヴェトラはモデル出身のイケメン。ドイツ系の俳優ってイケメンが少ない気がするが、彼は本当にハンサムだ。

ジェーン・バーキンがヴァリ・ノイツェルを演じた「Egon Schiele - Exzesse1981」という映画があるそうでちょっと見てみたいと思った。


ヒューマントラストシネマ有楽町にて



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# by margot2005 | 2017-02-06 00:23 | ヨーロッパ | Trackback(1) | Comments(4)

「天使にショパンの歌声を」

La passion d'Augustine2015 カナダ

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カナダ、ケベックにある修道院が経営する小さな寄宿学校の校長オーギュスティーヌは音楽教育に熱心で、前回のピアノコンクールでは念願の銀メダルを獲得していた。しかしそんな名門私立学校も、今や公立学校の増加で経営が苦しくなってきている。修道院の総長は出費のかさむ音楽教育をやめて、良妻賢母になるための教育の実施を校長に促す。しかし校長はこれを断固拒否し、シスターたちに諦めないで闘いましょう!と宣言する。そんな折、校長の姪であるアリスが転校してくる


マザー・オーギュスティーヌ(校長)に「アサインメント/1997」のセリーヌ・ボニエ。

アリス・シャンパーニュにリザンドル・メナール。

シスター・リーズにディアヌ・ラヴァレ。

シスター・クロードにヴァレリー・ブレ。

シスター・オネジムにピエレット・ロビタイユ。

スザンヌ・ゴーティエにエリザベート・トランブレ=ガニョン。

監督、脚本は「翼をください/2001」「天国の青い蝶/2004」のレア・プール。


シアターで予告編も見ていなくて鑑賞対象に入っていなかったが、有楽町で上映していたので見に行った。ところがこれが意外にも素敵なドラマでちょっと感動してしまった。そう、静かな感動を呼ぶ素敵なドラマである。


アリス役のリザンドル・メナールのピアノ演奏が圧倒的!と思っていたら、高い評価を得るピアニストだそうで納得!

カナダ、ケベックの深い雪に埋もれた村に建つ修道院。1960年代が舞台らしいが、とても古く感じる。

映画の知識が全くなかったので、最初ドラマで描かれる時代がいつかわからなかった。修道服を見ている限りいつの時代かはわからない。しかし少女たちの服装を見てこれはさほど古い時代ではない、と理解した。修道服の代わりにユニフォームとなったシスターたちのあの服..あれはきっと60年代に流行ったスタイルだと思う。


神は救ってくださる!と宣言する修道院の総長に神は耳が遠いのです!と切り返すマザー・オーギュスティーヌ。二人のバトルが可笑しい。

過去に苦い経験を持つマザー・オーギュスティーヌ。姪のアリスは天才的なピアノ演奏の技術を持つ少女ながら問題児で、母親の病気のせいで修道院に預けられる。互いに反撥を感じる叔母と姪が歩み寄り深い親愛を取り戻すラストは短絡的ながら小さな感動を呼ぶ。

何はともあれ雪に埋もれた修道院と、バックに流れるMusicがドラマを盛り上げている。


角川シネマ有楽町にて



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# by margot2005 | 2017-02-05 22:20 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(2)

「ショコラ~君がいて、僕がいる~」

Chocolat2016 フランス

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19世紀末のフランス北部の村。小さなサーカス一座の落ちぶれ芸人フティットは、そこで人食い族を演じる黒人青年カナンガと出会い、コンビを組もうと誘いかける。願ってもいない誘いに大喜びし快諾したカナンガはショコラと名を改め、前代未聞である白人と黒人コンビのフティット&ショコラが誕生する。2人の芸は観客に大受けし、噂を聞いたパリの名門ヌーヴォー・シルクの団長ジョゼフが二人をスカウトしにやって来る。そしてパリでもフティット&ショコラは大人気を得ることになる...


ショコラに「ミックマック/2011」「最強のふたり/2011」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「サンバ/2014」「二ツ星の料理人/2015」「インフェルノ/2016」のオマール・シー。

フティットに「ラブバトル/2013」ジェームズ・ティエレ

マリーに「食料品屋の息子/2007」「ミステリーズ 運命のリスボン/2010」「黒いスーツを着た男/2012」のクロチルド・エム。

ジョゼフに「ダゲレオタイプの女/2016」のオリヴィエ・グルメ。

サーカス一座のマダム、イボンヌに「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」「キングス&クイーン/2004」「マリー・アントワネットに別れをつげて/2012」「カミーユ、恋はふたたび/2012」「パリ3区の遺産相続人/2014」のノエミ・ルヴォヴスキ。

サーカス一座の娘カミーユに「夏時間の庭/2008」「あの夏の子供たち/2009」 のアリス・ドゥ・ランクザン。

監督、脚本は「バード・ピープル/2014」 の俳優ロシュディ・ゼム。


コメディアンを描くドラマながら、時代が古過ぎて彼らのパフォーマンスは決して笑えない。おまけに究極の差別にさらされ葛藤するショコラの姿は哀れですらある。


19世紀末~20世紀初頭に芸人として活躍したショコラ本名ラファエル・パディーヤは植民地出身の黒人青年。白人の召使いだったラファエルの父親は主人に動物並に扱われる日々を送っていた。そうはなるまいと心に誓ったラファエル。しかし彼のサーカスでの最初の仕事は人間動物園と称する人食い族の見せ物だった。


フティットと出会いコンビを組んでパフォーマンスするものの、ショコラは白人のフティットに痛めつけられる役どころ。フティットがショコラを蹴飛ばすと観客は大いに盛り上がる。観客は二人の芸が面白くて大笑いするのか?それとも黒人が蹴り飛ばされることに爆笑するのか?

やがて差別の嵐に苦悩するショコラはギャンブルにのめり込んで行く。


実話なので見ていてやるせなくなるが、後ろ指さされながらも生涯ラファエルを愛した白人女性マリーの姿に感動する。そしてあの時代に人種を乗り越えたフティットとショコラの友情にも感銘を受ける。

オマール・シーとジェームズ・ティエレのコンビが素晴らしい。

チャーリー・チャプリンの孫であるジェームズ・ティエレは「ラブバトル」の演技もスゴかったけど、オープニングでのフティットのパフォーマンスがチャプリンそっくりで驚く!


シネスイッチ銀座にて



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# by margot2005 | 2017-02-02 00:03 | フランス | Trackback | Comments(0)